【シンガポール=岡崎哲】米地質調査所(USGS)の観測によると、22日午後0時51分(日本時間同日午前8時51分)ごろ、ニュージーランドでマグニチュード(M)6・3の強い地震があった。 震源は南島の最大都市クライストチャーチ付近で、震源の深さは5キロ。 地元紙プレス(電子版)はクライストチャーチ市中心部の建物の崩壊が相次ぎ、至る所で市民ががれきの中に閉じこめられ、多数の死者が出ていると伝えた。 目撃者は「がれきの中から多くの遺体が収容された」と同紙に語った。「がれきの中から助けを呼ぶ声がしている」との情報もあるという。 同市の象徴的な存在で、日本からの観光客も多く訪れる中心部の大聖堂も、尖塔が崩れ落ちるなど深刻な被害が出ている。走行中のバスが崩れたレンガで埋まり、乗客の救出作業も行われている。中心部付近はガス漏れが起きている模様。市内では80%が停電。電話も一部不通となっている。 南島のハ