地震発生を先回りで伝える緊急地震速報であるが、 ITproの記事によれば、今回の新潟県中越沖地震にて 実際にユーザー企業が配信を受けていたとのことだ。 新潟市の北にある聖籠町の半導体製造工場のコバレントマテリアル新潟において、 大きく揺れる17秒前に警報を受信したらしい。当地は震源から約80km離れ、震度4を観測しているとのこと。 震度6弱地域の近くの上越ケーブルテレビジョンでは、配信側から警報のデータが送られてこなかったとのことで、 これについては原因は不明らしい。 今までは送りっぱなしで実際に受け取ったというニュースがなかったように思うが、 コバレントマテリアルでの17秒ということであれば、うまくやれば製造ライン停止と避難ができるかもしれない。 10月には緊急地震速報が一般にも受け取れるようになるが、 これは結構大きな効果を出せるのではないだろうか。