スカイマークの副操縦士が操縦室で記念撮影するなど不祥事が相次いでいることについて、前原誠司国土交通相は12日午前の会見で、写真を公開した上で「ゆゆしき問題だ」と激怒した。その上で、同社の法令順守状況や安全管理体制を継続的に検証する方針を示した。 公開されたのは、操縦士や客室乗務員が窓に背を向けた状態で、ピースサインをしている写真2枚。今月4日に撮影されたものという。前原国交相は「お客さんが乗っている機内でこういった状況が起きるということは、言語道断で許されざる行為だ」と、痛烈に批判した。 同社では今月5日にも、西久保慎一社長と井手隆司会長が、体調不良の客室乗務員の交代を求める機長の安全判断に介入。機長を交代させ、客室乗務員はそのまま運航に従事させていた。前原国交相は「機長の判断が優先されるべきところを、経営者の判断として社長が介入し、機長の安全判断をくつがえすということは、あってはいけない