北海道旭川市豊岡で2日夜、警察官がナタで襲われ発砲した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された住所、職業不詳桑島雅典容疑者(44)が、道警旭川機動警察隊の真田貴生巡査長(30)の頭部を執拗(しつよう)にナタで狙い、顔2か所を負傷させていたことが4日、道警幹部への取材でわかった。 真田巡査長を襲った理由や状況について、道警は、桑島容疑者のけがの回復を待って詳しく調べる。 道警幹部によると、真田巡査長は顔2か所のほか、足のすねを負傷しており、いずれもナタによる裂傷だった。「一歩間違えば命の危険もあった」という。 桑島容疑者は、釧路ナンバーを付けた高級外国車で現場に来ており、この車内からは、真田巡査長を襲ったナタと別に、ナタとサバイバルナイフ(いずれも刃渡り20センチ以上)各1本が見つかった。 現場で桑島容疑者は、窃盗事件の内偵捜査中だった真田巡査長に自分から近づき、「お前は警察官だろう」「殺してやる」