印刷 関連トピックス原子力発電所総選挙東京電力4日、ソウル市内であった「緑の党」の結党大会。原発のある選挙区だけでなく、比例代表でも候補者を擁立する=中野晃撮影 韓国で4日、「脱原発」を掲げる「緑の党」が誕生した。東京電力福島第一原発の事故後、李明博(イ・ミョンバク)政権の原発拡張路線に疑問をもつ市民が増え、結党につながった。4月の総選挙を前に非保守(進歩)系の野党4党は原発見直しで足並みをそろえており、原発の是非が対立軸に浮上している。 結党大会はソウル市内で開かれ、2030年までの「脱原発」を目指すことを決めた。党員は約6600人。韓国で最も古い古里(コリ)原発のある釜山市と、新規建設候補地の慶尚北道・盈徳(ヨンドク)で総選挙に擁立する候補者も決めた。ドイツの「緑の党」のような政権参画も目指す。 最大野党で金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両元大統領の流れをくむ民主