大阪市の橋下徹市長は2日、経済産業省や国土交通省などの中央省庁の官僚から府市統合本部で勤務したいとの希望が多く寄せられているとして、府市への出向を認めるよう求める「親書」を両省などに送ったと明らかにした。 市役所で報道陣の質問に答えた。橋下市長は「エリート競争を勝ち抜いてきたメンバーが、『府市でいっちょやってやるか』と思ってくれたのはありがたい。省庁には出向を認めてほしいと手紙を出した」と述べた。 府市の二重行政解消や、関西電力への株主提案などを検討している府市統合本部では、元経産省官僚の古賀茂明氏や原英史氏らが特別顧問として参加しており、官僚の関心を引いているとみられる。