米国の自動車市場で、排気量の大きな車がすっかり息を吹き返している。米デトロイトで13日に開幕した北米国際自動車ショーでも、おひざ元の米国メーカーが大型車や高級車を次々に発表した。エコや燃費重視で躍進してきた日本車は、戦略の見直しを迫られている。 大音量で音楽が流れると、特設ステージのカベを打ち破り、大型のピックアップトラック5台が現れた。米大手フォード・モーターの新型車「F―150」だ。 フォードが、発表会場に選んだのは北米プロアイスホッケー、NHLの本拠地アリーナ。ステージでは、強さと重厚感を演出しようと、エンジンをふかす。かつて日本のマツダ社長を務めたマーク・フィールズ最高執行責任者(COO)が、「米国で一番売れる車だ」と力を込めた。
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