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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/JD-1976 (4)

  • やさしい左翼のための経済学―『不況は人災です!』 - 事務屋稼業

    熱い。なんとも熱い。 『不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門』と題した書で、松尾匡氏はていねいな語り口ながらも、熱い思いのたけをぶちまけている。といっても、怒り狂って罵詈雑言を書き散らし、著者・読者ともにただ溜飲を下げたいだけのようなではない。 著者の立場は首尾一貫している。それはこうだ(竹森節の毒が抜けきらないのだけれど、どうかご容赦されたい)。 まず、「失われた十年」「実感なき景気回復期」をふくむここ二十年の経済停滞を、政府与党および日銀の失政と、その失政に対して最適化行動をとった財界の責任だとする(ここで「財界」を指弾することに抵抗を感じる読者はいるだろうけれども、今はおいといて)。この経済失政のせいで、失業はふえ、賃金も上がらず、「格差社会」ならぬ「貧困化社会」が到来することになってしまったのだ。不況を「人災」と呼ぶ所以である。 しかるに、来ならばこうした失政をだ

    やさしい左翼のための経済学―『不況は人災です!』 - 事務屋稼業
  • インパクト大の名講義―『伝説の教授に学べ!』 - 事務屋稼業

    片岡剛士氏の『日の「失われた20年」 デフレを超える経済政策に向けて』に、以下のような記述がある。やや長くなるけれど、引用させていただこう。 岡田・浜田(2009)で明快に整理されているとおり、ヴィクセル、ケインズ、トービン、クラウワー、レーヨンフーヴッドといった経済学者によって構築、継承されてきた経済変動のエッセンスは、ストック価格とフロー価格の齟齬という貨幣的現象が大きな経済変動を生み出すというものである。そして、貨幣的現象が経済変動を生みだすメカニズムは以下の形で進む。つまり、ケインズによれば、経済変動は、長期期待の状態変化が資産価格(もしくは利子率)といったストック変数に影響を及ぼし、資産価格の変化がフロー変数である投資や消費に影響を与え、新たな生産や雇用が決まる、という形で進むのである。 申すまでもなく、引用文中の「岡田」とは先ごろ急逝された岡田靖氏であり、「浜田」とは書にて

    インパクト大の名講義―『伝説の教授に学べ!』 - 事務屋稼業
  • だんだん寂しくなっていく風景について - 事務屋稼業

    先日、といってもひと月くらい前のこと、近所のスーパーが店を閉めた。子どものころからよく行っていたスーパーだった。いちおうチェーン店だけど、展開は県内限定で、たぶん店舗は4、5軒くらいだと思う。じつをいうと、ぼくの母がむかしつとめていた場所だったりする。母はよく仕事の帰りに、店先の屋台で焼き鳥を買ってきてくれた。ぼくはその150円の焼き鳥が大好きだった。 閉店当日の朝、店長がパートのおばちゃん一同をあつめて、「突然ですが、今日でこのお店を閉めることになりました。いままでお疲れさまでした」と告げたという(母に聞いた話だ。母は知り合いのパートさんから聞かされた)。まったく寝耳に水で、おばちゃんたちは茫然としたそうな。その後のフォローなんかもちろんない。泣き寝入り、というと悲しい物言いになるけれど、当のおばちゃんたちは憤慨しつつも、「まあ、このご時世だからね」と諦観した様子だという。 スーパーが

  • 最近の感想 - 事務屋稼業

    ruletheworld
    ruletheworld 2008/02/27
    『だいたい主要情報とその解釈と発表の場をほぼすべて敵に握られたままで、しかもずっと敵のターンからはじまる戦闘』勿論、今までブッシュ政権下でさんざ温暖化研究が干渉・妨害・歪曲されていた事ですよねww
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