宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、18日の宮崎市を最後に新たな発生のない日が続いている。ウイルスの潜伏期間は7〜10日間とされるため、農林水産省は「良い状況になりつつあるが、気は抜けない」としている。また、県などは西都(さいと)市で28日、家畜の安全性調査を開始。安全が確認されれば、家畜の移動、搬出制限区域が7月6日午前0時に解除される。 制限区域は国の防疫指針に基づき、最終発生例の殺処分が終了してから21日後に県が解除する。 西都市では6月13日を最後に新たな感染疑い例がなく、発生地から半径10キロ圏内で牛や豚の抗体検査や目視での健康状態の確認を行う。県は同様に国富町と宮崎市でも30日から安全性調査を開始。問題がなければ家畜の移動、搬出制限区域はそれぞれ7月8日と同11日の午前0時に解除される。 農水省は、28日朝段階で残りの殺処分対象はワクチン接種を受けた家畜約1万4千頭で、30日まで