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ブックマーク / fukushimak.iza.ne.jp (9)

  • 偽の偽札と真の偽札と偽の真札と真の真札。:イザ!

    ■あけましておめでとうございます。大晦日から正月までは、賀状書きと実家の大掃除にあけくれ、3が日はほぼ10年ぶりに一族郎党が両親の実家にあつまりローカルなお正月を迎えていました。ところでその間、世界では中国とASEANのFTAがスタートしましたね。32億人市場が登場し、人民元決済が急激に広がっていく雰囲気に。China13億のお客さまが所望すれば、そりゃ人民元決済も広がるでしょうよ。というわけで、これからは人民元をもっているヤツが勝ち組? ■なら、虎の子退職金をいっそ、人民元に換金して中国工商銀行に全額定期預金しちゃいませんか、というアドバイスを先日うけました。人民元はユーロのような、アジア統一通貨になるんでしょうか。円やドルの資産は今のうちに人民元に換えておいた方がお得なんですかね。たしかに、私が北京勤務になったとき、全財産を人民元に換金して定期預金にでもすれば、いまごろかなり、増えてい

  • <下野>なう、といったら新聞社は与党かとつっこまれた。:北京東京趣聞博客(ぺきん・とうきょうこねたぶろぐ)

    ■ツイッターで一度いってみたかった。下野なう。 11月30日をもって福島は産経新聞を退社した。記者賞記者章その他を返却。で、そのあと下野なう、とツイッターでつぶやいたところ、新聞社をやめると、なぜ下野なのか。産経新聞は与党なのか、という突っ込みがやはりツイッターで入ったので、一応説明しようと思う。 ■下野とは、官職を辞職して民間にくだること。一般には与党から野党になることをさす。要するに権力の座からおりることだ。では新聞記者は権力の高みにいるのか。というと、実はそれに近いと思う。新聞・テレビ、つまりマスコミは第四の権力といわれる。建前かもしれないけれど、世論民意を代表するものがマスコミだと思われ、民主主義というのは、世論こそ王様の政治システムだからだ。世論を味方につけることができたものが、政権の座につくことができる。ということで、大マスコミのもつ力は政権と対等、ときには大きいこともあるとい

  • 北京五輪 100年の夢の跡に何がのこったか?:イザ!

    当は25日にアップする予定だった、五輪総括エントリー。楽しかったね。予想に違わずつっこみどころ一杯の北京五輪でした。個人的に一番うけたのは、体操選手の年齢詐称疑惑について、中国人から極めてまじめに、「中国の地方によっては、実年齢に2~3歳を加える数え方をとるところがある」と説明を受けたことです。たとえば1月某日に生まれ、1ヶ月後に旧正月をむかえるとその時点で、2歳だそうです。当に農村にはそういう習慣があるそうです。もともと、誕生日も不明で、戸籍のない子供もけっこういる世界ですからね。 ■北京五輪  つわものどもの夢のあと、には屍るいるい。 国際社会の批判の洗礼を受けて この屍を乗り越えてゆくのだ! ■17日間の真夏の夜の夢が終わった。難癖をさんざんつけた北京五輪だが、正直、競技のさなかは、美しく鍛え抜かれたアスリートたちの熱戦に魅了され興奮した。陸上界を席巻したジャマイカ旋

  • テロ警戒、戒厳令五輪!②:イザ!

    ■すでに前回のエントリーのコメントで触れたが、福島は9月に東京に帰任することになった。香港1年2カ月。北京6年4カ月。あしかけ7年6カ月ぶりの日。次は一応政治部所属ということらしいが、やったことのない仕事なので、具体的に何をすればいいのか皆目検討がつかない。首相番とかやるのかな?当なら、これまでの北京特派員時代の総括原稿とか企画をやりたいところなのだが、残念ながら、五輪取材で手がまわらない。とりあえず、ブログでは五輪前北京の様子などを紹介してゆくことにする。 ■で、やはり最大の関心事はテロである。 ■新華社報道などによれば、新疆ウイグル自治区のカシュガルで4日早朝、28歳と33歳のウイグル族の男2人がダンプにのって、ランニング中の国境警備隊(武装警察)の約70人の列につっこんだ。ダンプは10人を次々と轢きたおしたあと、男がダンプをおりて、刀で武装警察を斬りつけ最後に手製手榴弾を投げ

  • 偏向報道と報道統制、どっちが罪深い?:イザ!

    ■前回エントリーで、中国の超有名サイトの「アンチCNN」の方からいただいたコメントは興味深かった。というのも、中国で突如燃え上がった「アンチCNN」世論、そしてこれに対して南方都市報論説委員の長平氏が4月3日に発表した「報道統制」に関する呼びかけの論評、それを受けての「長平は売国奴!」といった反論など、最近の一連の偏向報道と報道統制を巡るネット上の議論は、私のような〝偏向報道記者〝にはいろいろ深く考えさせられることがあったのだ。 ■ちなみにこの長平氏は12日、VOA(ボイス・オブ・アメリカ、米国営短波放送)から「報道の自由防衛賞」を贈られた。改めて南方日報集団はすごい、と思うよ。こういう記者がいるんだから、中国の報道と言論の未来は、やはりいい方向に進んでいると思う。 ■というわけで、今回のエントリーは、チベット問題とは少し距離を置いて、報道の質を考えてみよう。アンチCNNサイトと、長

  • 時系列:チベットとその周辺でいままで何が起きたか(3月23日~30日):イザ!

    ■チベット族女流作家、オーセルさんのブログを翻訳、紹介したいと思います。彼女はチベット族としての立場で、中国政府の立場とは異なる観点から情報発信を続けている方ですが、時系列で各地で発生した(かもしれない状況)がよくまとめられていると思います。ちなみに、他のメディアでは彼女の名前はツェリンウォセと表記されているようですが、耳で聞くとウォーセルと聞こえます。彼女のを翻訳している友人によれば、日語版は「ツェリン=オーセル」の名前で出版するようなので、ここではオーセルさんと呼ばせて頂きます。 ■3月23日 ■中国モバイルチベット分社がラサ市民にむけて、携帯電話のショートメッセージを発信。「公安当局はここに告げる:3・14事件の犯罪容疑者は、即刻自首すれば、寛大な処置をとる。広大な市民は積極的にてがかりを提供せよ。通報電話は0891・6324422あるいは110番へ。」 ■   甘粛省甘南

  • 北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ) - 蟄居解禁。:イザ!

    ■みなさま、お久しぶりです。しばらく、ブログ更新をお休みさせていただきました。前エントリーのコメントが250をこえていて、びっくりです。しかし、残念ながら中国からはアクセス禁止で、全部読めませんでした。たぶん一部コメントが、ワード検閲にひっかかるのでしょう。 ■さて、当ブログの稚拙な表現がもとで、とある複数の方面の激しいお怒りを買うこととなり、産経新聞社さまおよび中国総局のみなさまに、はなはだご迷惑をおかけいたしました。平に平にお詫びもうしあげます。 ■私も、この種の筆禍は2度目(しかも半年もたたぬうち)なので、さすがに、もはやこれまで、と閉門蟄居にて、お上からのお沙汰をまっておりました。ブログお取りつぶしはもとより、北京所払い、遠島、あるいは切腹申しつけられるか、とそれなりの覚悟はして、辞世の句なども練っていました。 ■が、先日、東京社よりお沙汰が下りまして、なんとブログは継続

  • 時系列:チベットとその周辺で今まで何が起きたか。:イザ!

    ■チベット人女流作家、オーセルさんと先ほど、チャットした。彼女はこの事件で、うちひしがれている。たんなる、おしゃべりなので、このチャットの内容は非公開。今はそっとしてあげたい。ただ、彼女は自分のブログhttp://woeser.middle-way.net/については、ぜひ多くの人にみてほしい、というので紹介しよう。これは、中国からはアクセス禁止。 ■とくに「大事記」と題された今回の事件を時系列にまとめたものは、ぜひ読んでほしい。いかに今回の一連の事件が深刻、危機的なものかが分かるはずだ。この情報はオーセルさんだけでなく、チベット問題の平和解決を願う多くの人がありとあらゆるコネクション、チャネルを使って集めた情報が入っている。要は口コミである。しかし、当ブログは口コミ・ゴシップブログを標榜しているので、堂々とのせてしまう。今後の資料にもなるかもしれないので、全訳、紹介の許可をいただき、当

  • 北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ) - 胡錦濤主席にノーベル平和賞を!(マジ):北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)

    産経新聞中国総局記者。平成13年に香港支局(すでに閉局)勤務、14年から北京駐在。北京の銀座と呼ばれる王府井近くに一人暮らし。趣味は美読書旅行、観劇。目下、中国の人口、女性、貧困、環境、ネット、言論問題などが取材上の関心事。好きな言葉。「逃げない、はればれと立ち向かう」(岡太郎)

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