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ブックマーク / robot.watch.impress.co.jp (4)

  • 「地球を使いこなすセンス」が求められる工学〜「ガンダム」の富野由悠季監督らが東京大学で講演

    6月14日、東京大学駒場キャンパスにて、「機動戦士ガンダム」などで知られるアニメーション監督・原作者の富野由悠季氏と東京大学工学部教授のディスカッション企画「テクノドリームI:工学~それは夢を実現する体系」が行なわれた。前半は富野監督と東京大学情報理工学系研究科長で工学部・機械情報工学科の下山勲教授、東京大学工学部・航空宇宙工学科の中須賀真一教授とのディスカッション、後半は東京大学卒業生で実業界で活躍している2人を交えたパネルが行なわれた。 「テクノドリーム」とは、主に東京大学の若い学生たちに工学が持つ夢やロマンを伝えてエンカレッジしようという趣旨で企画されたシリーズ。当日は土曜日、しかも学外からも参加できたため会場は満員。大勢がディスカッションに耳を傾けた。なお内容は「東大TV」で配信され、今後も年に1回のペースで行なわれる予定だという。 司会をつとめた東京大学工学部・広報室の内田麻理香

  • ソニーCSLの考える「21世紀の社会と科学・技術」~サイボーグ化する地球、オープンファーマなど

    ソニー株式会社代表執行役社長兼エレクトロニクスCEOの中鉢良治氏は、「科学と技術と、教育」と題し、自身の大学時代からの40年の半生をユーモアを交えて紹介しつつ、これからの問題に対する取り組み方を提言した。 中鉢氏は、研究所のミッションは2つあると考えて、研究所の再編を行なった。1つ目が既存事業への貢献、2つ目が現業の事業領域に入らないシーズを生み出すことへの期待である。そこに至るプロセスを研究から開発へという軸と、コンポーネントからシステムへという流れの軸を考えて4象限に分け、それぞれに役割を与えた。先端マテリアル研究所はコンポーネント研究、コアデバイスは次世代デバイス、ディスプレイは有機EL関連、システム技術研究所はセキュリティほか、技術開発はソフトウェアや信号処理、UIである。そしてソニーCSLは直接ソニーの事業ではない部分で貢献してくれることを期待しているという。 中鉢氏は、5月24

  • 臨機応変なロボットのヒントは脳にある?-理研BSI-トヨタ連携センターの取り組み-

    これからのロボット――いわゆる次世代サービスロボットには、人間を助ける役回りが期待されている。しかしながら独立行政法人理化学研究所 理研BSI-トヨタ連携センター自律行動制御連携ユニット ユニットリーダーの下田真吾氏は「家庭内や災害現場などで活躍することが求められているロボットは、これまでの産業用ロボットや現在のヒューマノイド研究の延長線上には存在していない」と語る。「ヒントは脳にある」というのが下田氏らの研究のスタンスだ。研究中の身長およそ1mほどの歩行ロボットのデモを見ながら話を聞いた。 これまでのロボットは基的には決められた環境内で決められた動作を繰り返し行なうことを前提として研究開発されてきた。新しい環境や未知の環境で動くためには、ロボットの学習が求められる。学習の一つのやり方が評価関数などを用いたいわゆる「教師あり学習」だ。設計者がロボットにさせたい動きを決め、それに対して評価

  • 大阪市立科学館、「学天則」を動態復元~80年前の「人造人間」が復活

    4月24日、大阪市立科学館は復元作業を行なってきた「学天則(がくてんそく)」を報道陣に公開した。「學天則」は1928年、今から80年前に製作された自動人形(以下オリジナルは旧字体で表記する)。「東洋初のロボット」とも言われている。製作当時は「人造人間」と呼ばれていた。 黄金色の「学天則」は高さ3.2m。オリジナル同様、左手には霊感灯(インスピレーションライト)を持ち、右手には鏑矢のペンを持っている。顔はゴムでできており、圧縮空気を使って目、まぶた、ほほ、口、首、両腕、胸が動く。「學天則」の前に設置された「記録台」のレリーフも現存するオリジナルの写真を参考に再現されている。顔の表情の動きやクビの動きは驚くほどなめらかだ。 復元モデルの制御にはコンピュータとエアコンプレッサーが用いられているが、オリジナルが使っていたドラム式制御がわかる機構模型も合わせて製作された。復元費用は2,000万円。

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