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050 書評・批評と91 漢字に関するsatoschiのブックマーク (10)

  • 「人名用漢字の戦後史」円満字二郎著 - 爽風上々のブログ

    戦後の国語改革の中で、漢字の使用制限と言う面では漢字撤廃を目指す人たちが主導して実施したために当用漢字制定は拙速で不合理なものであったということを説いたを読んだことがありました。 sohujojo.hatenablog.com 漢字の問題としては、当用漢字以外にも「人名漢字」というものがあり、そこにも強い制限があるということが数々の問題を引き起こしているということはこれまでにも様々なニュースなどで知ってはいましたが、この点について詳細な戦後史を書かれたのが、書著者の円満字さんです。 なお、円満字さんは出版社で漢和辞典の編集をされているということですが、お名前が正に最適という印象を受けます。 1947年、新憲法下でさまざまな問題を変えていこうという中で、戸籍法も改正ということになりました。 それまでは、戸籍に用いる漢字に制限はなくどのような字でも受け付けていたのですが、それを「常用平易な

  • 『漢和辞典に訊け!』: やまもも書斎記

    2009/01/31 當山日出夫 『漢和辞典に訊け!』(ちくま新書).円満字二郎.筑摩書房.2008 昨年末に出たであるが、ようやく、積んであるのなかから出してきて読んだ。その代わりに新しく積み上がったに、『日語活字ものがたり』(小宮山博史、誠文堂新光社)があるが、このについては、後ほど。 先のメッセージに書いたとおり、ようやく、新常用漢字表(仮称)の試案が、決定のはこびとなった。小形克宏さんのブログによる。 まずは、時宜を得た出版である。新常用漢字との関係でいえば、「正しい文字」とは何か? という実践的な(字書の編集者の立場から)問いかけである。 もし、正しい字=正字体=旧字体=康煕字典体、であると考えるとするならば、こんな図式はなりたたない。細かな点では、明朝体のデザインの問題にもおよぶ。(実は、この点は、先日の、情報処理学会CH81で、横山さんたちとの発表で問題になった点で

  • おおらか 古代の文字 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    古代の木簡を読める人は、ほとんどいないだろう。文字がかすれ、見えにくいというだけではない。書き方が独創的すぎるのだ。最近出版された奈良文化財研究所編「日古代木簡字典」(八木書店)を見ると、そのことがよく分かる。 字典には、奈良時代の木簡に記された約1000種5000字がそのまま掲載されている。例えば「マ」や「ア」のような字がある。カタカナではない。どちらも「部」という漢字だ。左側は略して右側の「おおざと」だけを崩して書いたわけだ。 「一」のような「八」もあれば、「心」のように見える「正」もある。もちろん、きちんと書かれた字もあるため、なおさら混乱してしまう。 しかし、編集した同研究所の馬場基研究員は「文脈や筆の運びを追っていけば読める」という。地道な研究を積み重ねることで、省略やごまかしなども分かるようになるそうだ。 古代の文字は、同じ漢字でさえ書き方や形が千差万別。だが、それだけ「おお

  • book-read: 円満字二郎(2007)『昭和を騒がせた漢字たち 当用漢字の事件簿』吉川弘文館(2007.10.1初版発行)

    book-read BOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ 読んだ(主に新書や文庫などの一般書、例外あり)の個人的な感想を書いています 「当用漢字表」(1946年11月16日内閣告示・訓令)の制定後の「当用漢字」にまつわるいろいろな事件を取り上げながら、「民主化」された社会の変化と連動させて「漢字」に対する社会意識の変化、および漢字に関する政策の変化とを追ったもの。  興味をもって一気に読んでしまった。  事件の顛末を分かりやすく書いているので、軽い読み物としても、楽しく学びながら、しかし考えさせるべきところは考えさせながら読むことができる。    人々が「漢字」に対する抱く意識の根底にあるものとして「唯一無二性」という性質を一貫して提示している。    (漢字の)「ある形とともにそのことばを経験したことによって、形とことばとが切り離し不可能

  • 大島正二著『漢字伝来』 | 言語学基礎演習的裏番組

    後期一発目の更新は,の紹介です.今回紹介するのは,岩波新書の新刊,大島正二著『漢字伝来』,ここ最近出された岩波新書の中では,まさに出色のです. 書は,日語が如何にして漢字を受け入れたかという,文字からみた文化交流史を概説したものです.私たちは,普段,漢字を当然のように使っていますが,少し考えてみると,漢字を使っていること自体,実は,とても不思議なことです.というのも,漢字は元来,中国語という日語とは違った構造をもつ言語を表わすために創られたものであり,日語を書き表わすには適さない文字だからです.すなわち,言語類型論的にいえば,中国語は,原則的に1つの語が1つの形態素からなり,いわば,語が構造をもたない「孤立語」であるのに対し,日語は,語幹にさまざまな要素が随意的に付いて語が形成される「膠着語」であり,両者の間には構造的に大きな隔たりがあります.そうした構造的に大きく異なる言語

    大島正二著『漢字伝来』 | 言語学基礎演習的裏番組
  • 旧字体の本 - 男だってバラが好き

    バラの香りで記憶力アップ (ニュースやら、情報探しに、今熱闘(ネット)。) キャノンMP600を使ってみたら… (人生日記) キャノンMP600を買いました (人生日記) デジタルカメラプリント情報館 (デジタルカメラプリント情報館) Velbon ULTRA MAXi F 三脚 (1-kakaku.com) 事を気にせずダイエット (まずは小さな努力の積み重ねでガンバ!) 事を気にせずダイエット (まずは小さな努力の積み重ねでガンバ!) 北海道ハムファイターズ 2006年優勝&日一記念 DVD&関連グッズ 激安通販 (DVD&芸能人・タレントグッズ 激安通販・価格比較ナビ) デジカメが一番安い店を探す方法 (教えて!Google@使用法) 4連勝で北海道ハムファイターズが日一に (田中幸雄) 家の建て替えをするまで旧字体のが家にあったが、仮住まいに移るとき、荷物を極力少

    旧字体の本 - 男だってバラが好き
  • 『電脳文化と漢字のゆくえ』拾い読み

    池田証寿 入手まで 平凡社編,『電脳文化と漢字のゆくえ 岐路に立つ日語』,平凡社,1998年1月28日,四六版303ページ,ISBN4-582-40322-0,1900円(税別) ニフティサーブのfshtext mes(11) の00013の豊島正之さんの 発言中にこのの出版のことが言及されていた。で、早速、 札幌旭屋書店に行って入手。ついでに(といっちゃ失礼だが) 富田倫生さんの『の未来』(アスキー出版局)も購入。 屋でパラパラと見て、「と」の雰囲気を感じた。 奥付には「編者――平凡社」とあるだけで、だれが主体となって 編集したなのかぼかしてあるとの印象をもった。 正誤表 最初の「と」かもしれないという印象は、添付されていた 「お詫びと訂正」と題された正誤表を一見して、より強まった。 参考のために以下に引用しておきましょう。 お詫びと訂正 書の左記の点について、お詫びして

  • 『漢字をいじる国』

    まだ若くて細くて、自信が無くて、オバサン達が恐かった頃、通学の電車の中で出会う働くお姉さん達を尊敬のまなざしで見ていたわたし。 今ではわたしが、恐い物無しの働く日のお姉さんだよ!そこの気弱なあなた。大丈夫。時があなたを強くするってば! 「漢字百話」白川静 著 中公新書 国字政策についての内閣告示が出されてから、すでに三十年になる。 今では多数の刊行物がその告示に従っており、国字問題はいちおう安定した 成果をみせているようである。 いずれは固有名詞なども、すべて規格化されてゆくことであろう。 配達区の便宜によって古来の地名が無雑作に改変されてゆくように、情報の 機械化のために、文字も、したがってことばも改められる。 選択の自由があって、そのなかですべての領域の活動がなされるのではない。 選択の余地のない、最低限度のものが強制されているのである。 おそらくことばの生活、文字の使用が行なわれて

  • 「漢字と中国人」から - 男だってバラが好き

    今、日の漢字の入力を一旦終えて、中国で使われている簡体字と台湾で使われている繁体字の対応表を作っている。 主だった簡体字はWindowsのXpの中国語IMEを使って入力可能だが、「漢化漢字一夕談」の付録にある「簡体字繁体字対照表」にある漢字すべてが中国語IMEで入力できわけではない。ではどうしているかというと、先日chiyuさんから教えてもらった、Unicodeサイトにある漢字検索ツール http://www.unicode.org/charts/unihansearch.html で、ピンイン(最後に声調を数字で指定)を入れて検索している。中国語IMEにないユニコードの漢字が結構あるので、まず字形からユニコード値を調べ、自作のユニコード-文字変換器で文字を出し、コピー&ペーストでエクセルに保存している。 この検索、もし声調を表す数字を最後に加えないと、ピンインのアルファベットをピンイン

    「漢字と中国人」から - 男だってバラが好き
  • 日本の漢字の今の感じ : 404 Blog Not Found

    2006年03月18日16:00 カテゴリ書評/画評/品評Logos 日の漢字の今の感じ 漢字ハッカー発見! 日の漢字 笹原 宏之 そうとしか予備用がない、もとい呼びようがない。 書は、タイトルの「日の漢字」を超え、日、そして東アジアのいわゆる「漢字文化圏」における文字表現を網羅的に扱ったである。「日の漢字」を扱うには、それだけ広い周辺をも扱わざるを得なかったのだ。 その網羅度の高さには、関心を超えてもはや出るのは溜息ばかり。「圓」が「円」になった経緯、画数最大の漢字。山のような異字体に個人字体。そして漢字の延長としてのエモティコンやタイポグラフィ。「一」から「龘䨺」まで(ちゃんと表示されてる?)、「KYON2」から「お茶どーぞ旦~(^_^;)」に至るまで、「ネ申」技と呼ぶにふさわしい。 ちなみにUnicodeにある文字で最大の画数を持つのは、Unihan Database

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