4年余りにわたって労働党を率いるスターマー党首。 新型コロナ対策の規制下、首相官邸でのパーティーに参加していたジョンソン元首相や、経済の混乱を招いたトラス前首相の政策など、保守党政権の不祥事や失政を厳しく追及してきました。 その手腕を磨いたのは、法廷でした。 主に人権問題を扱う弁護士として国や大企業を相手取った訴訟で活躍したあと、2008年、検察局長に就任。 政治への信頼を揺るがした議会の不正経理問題で与野党の議員を起訴するなど、刑事司法への貢献が評価され、当時のチャールズ皇太子から爵位を授けられました。