ある日突然、国が侵略されて武器を持って戦場へ行けと言われたら、あなたならどうしますか? ウクライナ人の男性には、幼い2人の娘がいて、いつまでも妻と成長を見守っていくつもりでした。しかし、ロシアの軍事侵攻により、妻と娘は国外へ避難。 国を守るために兵士として戦うべきなのか。残された男性が選んだ道は、大学への進学という“徴兵逃れ”でした。 (ウクライナ取材班 松尾恵輔) 「目的の50%は教育のため、残りは…」 話を聞かせてくれたのは、ウクライナ南部出身の30代の男性です。匿名を条件に取材に応じました。 (※インタビューは2023年12月に行いました) 取材に応じた男性 男性は去年、大学に入学することを決めました。 すでに大学を卒業していたため、大学生になるのは2度目です。目的の「半分」は教育を受けるためと言うものの、残りの「半分」は、当初は語ろうとしませんでした。 それは、表だって口にしづらい
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