愛知県で発生した工業用水のトラブルの影響でトヨタ自動車は部品の供給が滞るとして19日、グループ会社の1つの工場の稼働を停止します。一方、東海農政局はポンプで川から水をくみ上げて用水路に流す応急措置をとるとともに、復旧に向けた対策の検討を急ぐ方針です。 愛知県豊田市にある工業用水や農業用水の取水口では17日未明に大規模な漏水が起こり、水をくみ上げることができなくなりました。 この影響でトヨタ自動車は部品の供給が滞るとして19日、完成車の生産を担っているグループ会社の「豊田自動織機」の1つの工場で稼働を停止します。 停止するのは愛知県大府市にある工場の完成車の組み立てを行っている2つのラインで、昼間の稼働をとめます。生産への影響はおよそ600台だとしています。