県は二〇二三年度、県本庁舎の銅板屋根のふき替えを本格化させ、庁舎内のトイレ改修やコンビニ設置に向けた調査・設計に着手する。本庁舎は国の重要文化財(重文)に指定されており、庁舎のトイレなど改修は手続きに時間がかかることから、着手に踏み切りにくい事情もあった。本庁舎の長寿命化のための修繕に合わせて、対応することとした。(梅田歳晴)...
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大相撲名古屋場所の会場などに使われる愛知県体育館(名古屋市)の移転新築計画で、バリアフリー(ユニバーサルデザイン)に関する大きな問題が発生している。メインエントランスとなる高さ7.4メートル、49段の大階段にはスロープもエスカレーターもなく、障害者団体などから反発が噴出。バリアフリーの専門家も懸念を示し、5月になって事業者側がスロープなどの設置案を示したが、正面から大きく回り込むことになるなど懸念が残るまま7月の着工に向けて準備が進んでいる。 東京の新国立競技場を設計した建築家、隈研吾氏がデザインに参画しているとして華々しく発表された今回の新体育館計画。2026年に地元開催が予定されているアジア競技大会の主会場の一つにも想定され、スケジュール的には待ったなしだ。 しかし、パラスポーツの開催予定もあり、何より多様性が尊重されるべき時代に、なぜ初歩的なバリアフリーが軽視されてしまったのか。その
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