「疲れがとれない」「意欲がわかない」などの症状があらわれる男性の更年期障害は、男性ホルモンのテストステロンの低下が原因です。更年期障害が起こる時期は個人差が大きいうえに、更年期障害による体と心の不調が起こっても、「年のせい」「ただの疲れ」と見逃されがちです。しかし、更年期障害は、男性ホルモンの分泌の低下が始まる40歳代以降では、どの年代でも起こる可能性があります。また、最近の研究では、生活習慣や社会との関わりが影響することもわかってきています。 テストステロンの3つの働き 男性ホルモンのテストステロンには、主に3つの働きがあります。 筋肉や骨を強くする、そして社会活動を支える。 生殖機能、つまり男性の性機能を保つ。 物事を判断する、あるいは物事を理解する、広い意味で認知力、認知機能を高める、維持するなどの働き。 そのため、テストステロンの分泌が低下すると、体と心にさまざまな影響が現れます。
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