この男性はロブ・グリーンフィールドさん。6月2日に、現金2000ドル(約21万円)だけを手に自転車で大陸横断を始め、その旅が半分を過ぎた頃、コンビニや食料品店の裏の大きなゴミ箱から見つけた食品だけを食べると決めた。 気味が悪いと思うかもしれないが、考えてみてほしい。アメリカではほぼ1650億ドル(17.8兆円)もの食料が毎年廃棄されている。これは国で生産するすべての食糧の半分に相当する。そして、まだ食べられる食品の40%が捨てられる。(たとえば、食料品店では見た目の悪い品は処分する。) にもかかわらず約5000万人のアメリカ人が食べることに困っているとされ、自分自身や家族の日々の暮らしを支えていくのには不十分な状態だという。 グリーンフィールドさんのねらいは、実際にどれほどの食品が廃棄されるのか、人々に実物を見せる事だ。なので、滞在地点では、友達と一緒に車で回り、ごみ箱を探ってきて、見つけ