神戸市は23日、神戸・三宮再整備事業の中核に位置付ける高層ツインタワー1期ビル(同市中央区雲井通5)内に移転、新設する市立三宮図書館と神戸文化ホールの施設概要を発表した。図書館は木材で籠を編んだようなアーチ状の天井が特徴。大ホールはバルコニーの袖側を舞台に近づけて一体感を演出する。いずれも世界的建築家の坂茂氏がデザインを手がけ、2028年中の開館を予定する。 1期ビルは地上32階、地下3階、高さ約163メートルで西日本最大級のバスターミナルが整備される。JR三ノ宮駅東の旧市勤労会館にあった三宮図書館を9~10階に、老朽化した神戸文化ホール(同市中央区楠町4)を4~8階に移す。 図書館の天井アーチは神戸・有馬温泉の伝統工芸「有馬籠」がモチーフで、利用者を知的空間へといざなう。都心部の立地を踏まえ、働く世代をメインターゲットにした蔵書は約11万冊。10階は六甲山を間近に感じられる屋上庭園に直結
![籠状の天井や吹き抜けのホワイエ 新・三宮図書館と文化ホールの概要公表 神戸・三宮のツインタワーに移転](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ebee4572a75a69543753e2f00d34e753f1fe89a3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.kobe-np.co.jp%2Fnews%2Fsociety%2F202405%2Fimg%2Fa_17687377.jpg)