「それは考えすぎだよ」と周囲からよく指摘される。考えすぎて逆に頭がこんがらがってしまう。思い当たる人はいませんか? 考えすぎる性格は、“慎重派” とポジティブにとらえることもできます。しかしやはり、ビジネスの世界では、損する場面のほうが多いようです。 皆さんのこれまでの失敗は、じつは「考えすぎ」が原因だったのかも。なぜダメなのか、3つの例を指摘します。 1. 考えすぎると「些細なことも深刻にとらえてしまいストレスが増える」 全国行動認知脳心理学会理事長の大森篤志氏は、考えすぎる人は、傍から見れば些細なことも深刻に受け止めてしまいがちだと指摘します。 たとえば、上司から「最近、体調が悪いの?」と聞かれたとしましょう。ここで、普通の人であれば「私の顔色、悪く見えたのかな?(別に平気だけれども……)」と軽く受け流すものですよね。しかし、考えすぎる性格の人は、「なんで体調が悪そうに見えたんだろう…