2012年05月08日22:43 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 信用アタック(通貨アタック+国債アタック)と、経済教室(2012年5月8日) バーナンキの講義(2)過去の反省を現代に生かすFRBを説明しながら、ユーロ・システムを暗に非難するバーナンキの続編です。 金本位制とユーロ・システムは、その採用国に似たような苦しみを強いる点では似ていますが、異なったシステムです。 ラフな比較を図示すると、以下のようになります。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (1)金本位制では、要求されれば「紙幣を金に交換する義務」を負っています。 (2)同時に、自国通貨と金の交換比率を維持する義務(固定為替レートの維持義務)を負っています。 金本位制を採用すると、厳密には、金の保有量を超えて紙幣を発行できませんが、全員が同時に金に交換しろとは