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ブックマーク / www.nli-research.co.jp (7)

  • ジップの法則-法則性をもとに、将来の紛争発生を予見する !?

    メディアでは、ランキングをよく目にする。いま売れているランキング、インターネットのニュースアクセスランキング、ハードなスポーツランキング、人気温泉ランキングなど、いろいろなものがランキング形式で紹介されている。 ランキングの定め方も、数量をもとにしたものだけでなく、アンケート、人気投票などさまざまだ。何かの数量をもとにしたランキングの場合、順位とその数量の間に、ジップの法則といわれる関係がみられることがある。稿では、ジップの法則について、みていこう。 まず、ジップの法則の内容を見ていこう。ある数量をもとに、ランキングをとることにする。このとき、第2位のものの数量は、第1位ものの数量の1/2に比例する。第3位のものの数量は、第1位ものの数量の1/3に比例する。……第n位のものの数量は、第1位ものの数量の1/nに比例する。これが、法則の内容だ。 この法則は、経験則(経験の集積から得られ

    ジップの法則-法則性をもとに、将来の紛争発生を予見する !?
  • AIオンデマンド乗合タクシーの成功の秘訣(上)~全国30地域に展開するアイシン「チョイソコ」の事例から

    路線バスのように、決まった時刻に決まった路線を運行するのではなく、予約があった場合にのみ運行する乗合交通を「オンデマンド交通」という。そのうち、乗車定員11人未満の車両を用いたものを「オンデマンド乗合タクシー(デマンド型乗合タクシーとも)」と呼ぶ。車両はワゴン型を使用するケースが多いが、セダン型を用いるケースもある。乗合で、かつきめ細かく運行することから、「バスとタクシーの中間」のサービスとも言われる。 具体的な運行方法は、実施主体によって異なる。前日や数時間前に予約を締め切り、ルートをその都度作って運行する「セミデマンド」から、住民からの予約(電話・スマホ)を受けてすぐにルートを決めて運行する「フルデマンド」まで様々である。運行事業者は、道路運送法第4条あるいは第21条の一般乗合旅客自動車運送事業「区域運行」の許可が必要となる。このためには、市町村や住民代表、交通事業者などで構成する「地

    AIオンデマンド乗合タクシーの成功の秘訣(上)~全国30地域に展開するアイシン「チョイソコ」の事例から
  • 変わるEUの対中スタンス-日本はどう向き合うべきか?-

    ■要旨 2020年12月30日に欧州連合(EU)と中国が大筋合意した包括投資協定(CAI)の発効に向けたEU側の手続きは凍結されたまま、早期発効への政治的な機運は失われている。 CAIは、一部が未定のままであるなど、「包括」的とは言い難いが、各国ごとに締結した協定が並存する分散状態を改め、市場アクセスの相互主義化、対国有企業での競争条件の公平化、制度・政策面での予見可能性の向上について一定の成果は得られている。環境、人権問題の改善というEUが重視する持続可能な開発目標の実現につながる可能性を秘めてはいた。しかし、合意の範囲の狭さに加えて、約束の履行が確保されていないことから、中国に「いいとこどり」を許すだけに終わるとの懸念が強い。CAIの凍結は、EUにおける中国への不信感の高まりの象徴である。 EUは、CAIの大筋合意前の段階から、中国に対する地経学的な警戒感を強め、「パートナーであり、経

    変わるEUの対中スタンス-日本はどう向き合うべきか?-
  • 楽天グループに対する独占禁止法被疑事件-公正取引員会の公表資料

    ■要旨 2021年12月6日、公正取引委員会は楽天に対して行ってきた独占禁止法上の懸念に対する審査について、楽天が約束した措置を確認することができれば終了することとした旨を公表した。 楽天は近年「共通の送料込みライン」という制度を導入し、3980円以上の購入については送料無料とすることとし、2019年8月からは、この制度に同意する事業者のみと出店契約を締結することとしている。 他方、既存の出店者にはこのような契約内容は規定されていない。しかし楽天は様々な不利益が生ずることを営業担当者が出店者に示唆などして、「共通の送料込みライン」への参加を出店者に余儀なくさせていた。これは独占禁止法が禁止する優越的地位の濫用に該当するおそれのある行為である。 楽天は、公取委から指摘された行為を行わないとする措置をとることとし、公取委はその措置が実施されたことを確認して審査を終了することとした。正式な処分で

    楽天グループに対する独占禁止法被疑事件-公正取引員会の公表資料
    tbseizo
    tbseizo 2021/12/10
    「共通の送料込みライン」という制度を導入し、3980円以上の購入については送料無料とすることとし、2019年8月からは、この制度に同意する事業者のみと出店契約を締結
  • SNSは若者だけのモノではない?-80歳以上の36%がSNSを利用するIT時代の到来

    ■要旨 高齢者向けのデバイスの開発やインターネット教室が開講されているように、今までシニア層は通信市場では「インターネット」が苦手な層として認識されてきたように思われる。しかし、Windows95が一般的に使われるようになった1995年から25年以上経ち、シニア層においてもインターネットに慣れ親しんだ層が、我々がイメージしているよりも遥かに増加してきていると考える。実際に総務省「令和2年度 通信利用動向調査」のインターネットの利用率を世代別にみると、シニア層においても60~69歳は90.5%、70~79歳は74.2%、80歳以上は57.5%となっており、若者には及ばないもののシニア層の半数以上がインターネットを利用している。 では、シニア層のなかでも、年代においてその利用方法に違いはあるのだろうか。前述した総務省の『通信利用動向調査』では「過去1年間にインターネットで利用した機能・サービス

    SNSは若者だけのモノではない?-80歳以上の36%がSNSを利用するIT時代の到来
  • 米国のリセッション判定と景気の現状

    米国経済は、年初以降、住宅不況の深刻化と原油価格の高騰により消費が低迷、リセッションへの懸念を強めたが、最近では1-3月期GDPが前期比年率0.2%から1.0%へと改定され、下半期の景気持ち直しが期待されるなどその懸念は緩和されている。 ただし、公的なリセッションの取り扱いは、必ずしもGDPのマイナスとは一致しない。稿では、米国のリセッションがどのように判定され、景気の現状をどのように見るのか、過去のリセッションを参考に検証してみた。

    米国のリセッション判定と景気の現状
  • Weekly エコノミスト・レター

    日米欧の経済・金融の動向分析や注目点、ニッセイ基礎研独自の予測手法をもとにした経済見通しなどを、タイムリーにお伝えするレポートです。 (原則毎週金曜日)

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