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ブックマーク / gendai.media (32)

  • 分断やエコーチェンバーは本当に起こっているのか? ネット炎上の「正体」(飯田 一史) @moneygendai

    計量経済学者の田中辰雄・慶應義塾大学経済学部教授の調査によれば、ネットへの書き込みが過去1年以内に60回を超える人は全体の0.23%だが、この60回以上書き込んでいる人の書き込みがネットへの書き込み全体の50%を占めている。また、過去に炎上に参加したことがある人は全体の1.79%、ネットで政治争点について意見表明する人の数は過去1年に限ると2~3%しかいない。 インターネット上では、こうした極端な意見を大量に書き込む人が、中庸で穏健な人たちの言論を追いやり、押し黙らせる構造になっており、結果「分断」が進行しているように見える――ではどうすればいいのか。『ネット分断への処方箋』(勁草書房)を著した田中氏に訊いた。 攻撃的なごく一部の人が書きまくることで、中庸な穏健派は沈黙を選ぶ ――田中先生は以前から、過激な意見、攻撃的な書き込みを大量に発信する人が全体のごく一部にいるだけであって、人々が総

    分断やエコーチェンバーは本当に起こっているのか? ネット炎上の「正体」(飯田 一史) @moneygendai
  • ブロックチェーンとサトシ・ナカモト論文を完全理解する「10の問い」(小島 寛之) @gendai_biz

    ブロックチェーンは、まだ終わっていない ビットコインは、ネット上のお金であり、暗号通貨と呼ばれるものの先駆けだ。一時、1ビットコイン(1BTC)が200万円を超えるまで高騰したが、その後、40万円くらいまで暴落し、2019年1月現在、価格は低迷している。 そのため、「暗号通貨は終わった」との意見も多いが、筆者はそうではないと考える。なぜなら、ビットコインをはじめとする暗号通貨の質は、ブロックチェーンと呼ばれるネット上の新技術にあるからだ。 ブロックチェーンは、従来のお金の枠を越えて、多くの応用性を備えている。大胆に言えば、「お金における革命」なのである。 したがって、暗号通貨の技術質を知らないと、今後のビジネスの潮流を見誤ることになるだろう。稿では、暗号通貨を最初に発明した「サトシ・ナカモト論文」に立ち返り、その巧みな発想をひもとく。 論文は専門的なので部分的に訳出し、筆者の解説を

    ブロックチェーンとサトシ・ナカモト論文を完全理解する「10の問い」(小島 寛之) @gendai_biz
  • 「脱炭素」ブームのウラで、じつは「石油会社がボロ儲け」という意外すぎる真実(金山 隆一) @moneygendai

    「脱炭素ブーム」に踊らされる日 いま世界で「脱炭素」「カーボンニュートラル」の機運が高まっている中にあって、世界の先進各国は生き残りをかけて巧みな脱炭素戦略を始めている。 一方、日は「脱炭素」の掛け声に踊らされてばかりで、ビジョンの薄いお粗末な脱炭素戦略しか描けていない。このままでは、日の産業全体が落ち込みかねない大問題に直面しかない。そんな危機感が一部の関係者のあいだで高まっている。 例えば、欧州連合の次のような発表に日人の多くが踊らされたことからも、それは明白だろう。 「2035年にハイブリッド車を含むガソリン車の新車販売を禁止する」ーー。 7月14日、欧州連合(EU)の方針が発表されると、「内燃機関で世界一を取った日の自動車はどうなるのだ」という不安が日を駆けめぐった。 しかし、皆さんはご存知だろうか。欧州の石油消費は世界のわずか12%に過ぎないことを。 そして、世界の石

    「脱炭素」ブームのウラで、じつは「石油会社がボロ儲け」という意外すぎる真実(金山 隆一) @moneygendai
  • 人が「わかり合えない」のは「脳の性格」が原因?…脳科学者が明かす“不都合な真実”(西 剛志) @moneygendai

    「人はみなわかり合える」という幻想 育ってきた環境、今いる場所や時間、自分の思い込みによっても脳が見せる見え方は変わってきます。 例えば、「きれい」という言葉ひとつとってみても、さまざまな脳のバイアスにより、一人ひとり違うイメージを持つことは当然のことです。たとえ同じものを見ていても、あなたに見ているものと、あなたと一緒にいる人に見えているものもやはり違います。 違うものを見ている二人のコミュニケーションがかみ合わないのは自然のことです。お互いにわかり合うためにできることは、その違いをまずは認めること。この気づきこそが人間関係をスムーズし、コミュニケーションを豊かにしていきます。 コミュニケーションスキルとは、「話し方がうまい、話しが面白い」ことと思われていますが、これは間違いです。コミュニケーションスキルの高い人は、「自分の脳と相手の脳が見せる世界が違うことをしっかり認識している人」のこ

    人が「わかり合えない」のは「脳の性格」が原因?…脳科学者が明かす“不都合な真実”(西 剛志) @moneygendai
    tbseizo
    tbseizo 2021/09/07
    コミュニケーションスキル「話し方がうまい、話しが面白い」思われていますが、これは間違い。コミュニケーションスキルの高い人は、「自分の脳と相手の脳が見せる世界が違うことをしっかり認識している人」
  • 乱射、放火…世界の「凶悪事件」の犯人は、なぜ「男性」ばかりなのか(橘 玲) @gendai_biz

    だが第二次世界大戦でアウシュビッツとヒロシマを体験した人類は、もはや国家間の総力戦を起こすことができなくなった(次の総力戦は「人類絶滅」だ)。こうして私たちは、人類の長大な進化の歴史のなかでありえないような「平和」な社会を生きることになった。 「生存への脅威」がなくなれば、もはや若い男の戦闘力を維持するために部族のなかで平等に性愛を分配する必要はない。こうして、「自由恋愛」の世界が到来した。 自由恋愛市場の残酷さ 自由恋愛では、原理的に、男女の性愛の非対称性が極端に顕在化する。「お見合い」や「紹介」などのかたちで共同体内でカップリングを行なう習慣が廃れたことで、「男の競争と女の選り好み」という戦略のちがいがよりはっきりと表われるようになったのだ。 競争がはげしくなれば、そこから脱落する男が増えていくのは避けられない。これがネットスラングでいう「モテ/非モテ」問題であり、英語圏では「インセル

    乱射、放火…世界の「凶悪事件」の犯人は、なぜ「男性」ばかりなのか(橘 玲) @gendai_biz
    tbseizo
    tbseizo 2021/08/07
    50歳時未婚率 2010年男20.1%女10.6%独身女性の2倍の男性が結婚できない。これは一部の男が結婚と離婚を繰り返して若い女とつき合うからで、未婚の男が女より多くなるのは進化心理学が予想する通り「時間差の一夫多妻」
  • 現役リーマンの将来年金が月20万円、高齢者に食われて消える大問題(橘 玲) @moneygendai

    「厚生年金に加入しよう!」という陰謀論 金融庁の報告書に端を発した「老後2000万円不足問題」について関連する情報をTweetしたところ、私としてはかなり大きな反響を得た。 そこで驚いたのは、国民年金と厚生年金のちがいを理解しているひとがものすごく少ないことだ。メディアでは「国民年金はもらえる年金が少ないので、できるだけ厚生年金に加入しよう」という話になっているが、私はこれを「陰謀論」の類だと思っている。 せっかくの機会なので、ここで日の年金制度の仕組みを説明しておきたい。サラリーマンの読者はきっと不愉快になるだろうが、それをあらかじめ断っておく。 国民年金は「有利な投資」 自営業者などが加入する国民年金の特徴は保険料と受給額がほぼ決まっていることで、20歳から60歳までの40年間に支払う保険料の総額と、65歳から平均余命までの(期待)受給総額を誰でもかんたんに計算できる。 国民年金の保

    現役リーマンの将来年金が月20万円、高齢者に食われて消える大問題(橘 玲) @moneygendai
  • いじめで1年半の刑期と約100万円の罰金…フランスの学校が子どもを守る「これだけの対策」(安發 明子) @gendai_biz

    旭川女子中学生いじめ凍死事件について詳細ないきさつが報道されている。そこには恐ろしいほどの被害生徒と母親の孤立が描かれている。学校には助けてくれる人はおらず、他に助けてくれる機関もなく、警察が関わっても加害者のうち誰も罪を問われず問題は続いた。被害生徒はPTSDと診断され、ここ1年は引きこもっていたが特段支援機関が関わった様子もない。校長先生は「子どもは失敗する存在です」と取材に答えているそうだ。 フランスでは違反行為をしたときに責任を問う年齢制限はない。何歳であっても加害者は子ども専門裁判所に呼び出される。被害届や被害者の訴えの有無は問わない。教育的施設への入所や社会奉仕活動の参加義務と国への罰金、そして被害者への償い金が課される。筆者は中高生で百万円近い借金を国に負って被害者に償った加害児童に出会っている。 何歳であっても「悪いことをしたら責任をとらなければならない」というルールの中で

    いじめで1年半の刑期と約100万円の罰金…フランスの学校が子どもを守る「これだけの対策」(安發 明子) @gendai_biz
  • だから言わんこっちゃない、LINE情報漏洩の深すぎる闇(山本 一郎) @gendai_biz

    7年前から指摘してきたのに 今回、朝日新聞・峯村健司さんらの報道で明らかになった、⽇国内で最も利⽤されているSNSLINE」の個⼈情報が、⽇国外である韓国のサーバーに暗号化されていない無防備状態格納されており、しかも再委託先の中国企業などがアクセス可能な状態だったという事件は、第一級の情報漏洩事案である可能性があり、安全保障上、極めて重大な損失を日の国家・社会に与えかねないものだと認識しています。 筆者は、LINEが設立に関与した一般財団法人情報法制研究所の事務局次長と上席研究員を兼任し、また、日の個人情報保護の枠組みについて研究を行ってきました。 LINE事件についても知り得る立場にあり、2014年ごろからこの問題について警鐘を鳴らしてきたつもりではありましたが、今回の一連の報道でようやく広く国民の知るところとなり問題視された件については、安堵と同時に忸怩たる気持ちを抱き

    だから言わんこっちゃない、LINE情報漏洩の深すぎる闇(山本 一郎) @gendai_biz
  • 日本の若者が深い友人関係を築けなくなった「決定的理由」(飯田 一史) @gendai_biz

    2013年の世界青年意識調査では、日の若者の悩みの相談相手は「母」が「近所や学校の友だち」を上回っている。同様に、悩みの相談相手として友達の割合は減少し、母親は増加している、という調査結果が複数ある。40~50代以上なら「マザコンか」と感じ、若年世代の友人関係に対して何か言いたくなる人もいるだろう。 ところがその40~50代が10代だった1980年代後半にはすでに、主に心理学において、深く関わろうとしない友人関係の台頭が指摘され、当時の年長世代の一部はそれを問題視していた。 「日の若者」は30年前から深い友人関係を築けないまま今日に至るのか。だとすればその背景には何があるのか。あるいはこの間、どんな変化があったのか。 読売新聞と朝日新聞の記事、特に人生相談などの読者からの投書欄をつぶさに辿って「友人」観の変遷を研究した『友人の社会史 1980-2010年代 私たちにとって「親友」とはど

    日本の若者が深い友人関係を築けなくなった「決定的理由」(飯田 一史) @gendai_biz
  • 外務省騒然…「日本政府高官」が匿名で書いた「YA論文」のヤバい中身(吉崎 達彦) @gendai_biz

    外交関係者、騒然…! 「YA論文」が初めて登場したのは、4月10日、『アメリカン・インタレスト』という米国の保守系外交専門誌(電子版)である。何より注目すべきは、『アメリカン・インタレスト』がこの論文の執筆者を「匿名の日政府高官」と紹介したことだ。執筆者のイニシャルがYAであることからYA論文と呼ばれている。 日でも大きな話題となっても良さそうなものだったが、あいにく世界中が新型コロナ騒動に明け暮れていた時期であり、当座はほとんど黙殺に近い状態であった。 それでもYA論文の存在は、じょじょに知れ渡って日米の外交コミュニティに波紋を投げかけるようになる。これを読んだアメリカの民主党系アジア専門家が怒り狂ったとか、外務省内で犯人探しが行われている、といった情報が乱れ飛んだものである。 コロナ騒動がやや一段落した6月頃になると、YA論文に対する反論があちこちに掲載され始めた。これらを読み比べ

    外務省騒然…「日本政府高官」が匿名で書いた「YA論文」のヤバい中身(吉崎 達彦) @gendai_biz
  • コロナ感染、港区・世田谷区が多くて荒川区・北区・足立区が少ないワケ(週刊現代) @gendai_biz

    平均年収との関係 「都内の新型コロナウイルスの感染者数について、区や市によって差があるのは明らかでしょう」 こう語るのは医療ガバナンス研究所に所属する内科医・谷哲也氏だ。 東京都では、区市町村別の感染者数が3月31日時点から毎日18時半に公表されるようになった。なかでも注目を集めているのが、公表以来、感染者数1位を「独走」し続けている世田谷区である。谷氏が続ける。 「世田谷区は人口が多いため、それに比例して感染者が多く出ている」 勘違いしやすいことだが、公表された数字は、あくまで感染者が住民票を置いている「居住地」で数えたデータだ。大規模な院内感染となった永寿総合病院の数字など367人分は「調査中」として、区別の統計には含まれていない。 世田谷区は居住者が約92万人で、23区内ダントツの1位。母数が大きければ、感染者数が多いのは当たり前といえば当たり前。感染者数4位の杉並区も、人口が約

    コロナ感染、港区・世田谷区が多くて荒川区・北区・足立区が少ないワケ(週刊現代) @gendai_biz
  • 子と競う母、コントロールする母……中野信子さんが語る「毒親」とは(中野 信子)

    脳科学者の中野信子さんの著書『毒親 毒親育ちのあなたと毒親になりたくないあなたへ』(ポプラ新書)は、多くのエビデンスや実例をベースに、脳の仕組みをふまえて「毒親」「親子関係」に悩む人々への救いになる一冊だ。その発売を記念して書より一部抜粋掲載にてご紹介させていただく。 第1回は「毒親とは何か」について、実例をご紹介いただこう。 なかの・のぶこ 1975年、東京生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。人とその社会に生じる事象を科学の視点をとおして明快に解説し、多くの支持を得ている。『サイコパス』(文春新書)ほかベストセラー多数。近著に『空気を読む脳』(講談社プラスアルファ新書)、『

    子と競う母、コントロールする母……中野信子さんが語る「毒親」とは(中野 信子)
  • 「空気を読む」のがうまい人が、なぜか絶対にやらない「意外なこと」(中野 信子)

    職場でも学校でもネットでも、「空気が読める」ことが必須の日人。それが、どうしようもなく生きづらいと感じる要因になることもある。脳科学者の中野信子さんの新刊『空気を読む脳』では、そんな日人の「空気を読む脳」が私たちにどのような影響を与えているかを分析していて興味深い。今回、そんな中野さんへの特別インタビューを敢行。日では、空気を読む力が強い人として「エリート」「体育会系」などが多いしたうえで、空気を読む人たちの意外な側面を浮かび上がらせていった――。 「ステレオタイプな人」ほど空気を読んでいる 日には「ステレオタイプ」という言葉があります。 ステレオタイプとは「社会に広く浸透している固定的な概念やイメージ」というような意味ですから、ステレオタイプの人というのはもっとも空気を読む力が強い人たちとも言えるでしょう。 そしてほとんどの日人が、実は無意識に空気を読んでステレオタイプの行動を

    「空気を読む」のがうまい人が、なぜか絶対にやらない「意外なこと」(中野 信子)
    tbseizo
    tbseizo 2020/03/01
    いつもほめて育てらエリートは、失敗を不安に思う。チャレンジして乗り越える力はつかない。また100点満点とったと嘘つくようになる
  • 「一度も働いたことない40〜50代大卒娘」を抱えた高齢親が増加中(前田 正子) @gendai_biz

    また初職が非正規であったり、職場環境がひどかったりなどで、仕事を辞めることになり、そのまま無業状態という人たちもいた。中には、30代後半になり、もう働きたくないという人もいた。 高学力であるがゆえに、進路に悩み、転部と転学を繰り返し、12年近く大学に通っていた人もいた。 大学をいったん卒業してしまうと、こうした女性たちを見つけ、支援するすべがない。一方、彼女たちも、無業期間が長期化するにつれ、友人との関係も切れ、社会とのつながりを失っていく。 友人たちが就職・結婚とそれぞれのライフコースを歩むにつれ、例えば「こちらから話すこともないので、メールの返事も返さない間に、連絡も来なくなる。向こうにすればこっちが無視していることになるので」と言う。 そうやって次第に彼女たちは、孤立していき、ますます誰にも相談できないままの状態が続くのである。 じつは、彼女たちのような長期間無業状態にある人たちを支

    「一度も働いたことない40〜50代大卒娘」を抱えた高齢親が増加中(前田 正子) @gendai_biz
    tbseizo
    tbseizo 2019/10/13
    友人たちが就職・結婚とそれぞれのライフコースを歩むにつれ「こちらから話すこともないので、メールの返事も返さない間に、連絡も来なくなる。向こうにすればこっちが無視していることになるので」
  • 追悼 予備校講師「金ピカ先生」が我々だけに語った「最期の言葉」(週刊現代) @gendai_biz

    まずは、先日亡くなった「金ピカ先生」こと佐藤忠志さん(享年68)のご冥福を心からお祈りしたい。 我々は8月末日、「かつて一斉を風靡した人びとに、近況を尋ねに行く」という趣旨の取材で佐藤さんのもとを訪れていた。佐藤さんは快く応じてくれたが、かつてから変わり果てた生き様には、「人生とはいったいなんだろうか」と、深く考えさせられるものがあった。追悼の思いを込めて、その日のことを振り返る。 取材・文 齋藤剛(『週刊現代』記者) 時代の寵児を探し求めて 「最近、金ピカ先生見ないね」「何年か前に選挙出ていたけど、いまなにをしているんだろう」きっかけは、そんな会話だった。 いまやタレント予備校講師といえば、「いつやるの? いまでしょ」のフレーズでブレイクした林修先生(54歳)の印象が強い。だが一定以上の世代からすると、真っ先に思いつくのは、やはり「金ピカ先生」だろう。 派手なスーツに18金の腕時計や、ネ

    追悼 予備校講師「金ピカ先生」が我々だけに語った「最期の言葉」(週刊現代) @gendai_biz
  • 「金ピカ先生」年収2億でも「老後破綻」してしまったワケ(加谷 珪一) @gendai_biz

    かつてカリスマ予備校講師として一世を風靡した「金ピカ先生」こと、佐藤忠志氏が亡くなった。地域包括支援センターのスタッフが訪問したが返事がなく、遺体で発見されたという。 一時は年収が2億円にも達していたという佐藤氏だが、どのような経緯で孤独死を迎えることになったのか、故人の過去をあれこれ詮索するのは一般的には失礼にあたるだろう。だが、佐藤氏はカリスマ予備校講師であり、亡くなる直前にも、あえて写真撮影を許可する形でメディアの取材に応じている。 佐藤氏は生涯、根っからの教育者であり、孤独死という自身の末路も含めて、若い世代の人に何かを伝えようとしていたに違いない。そうであるならば、佐藤氏の孤独死を引き合いに、長寿社会においてお金とどう付き合えばよいのか議論することは失礼にあたらないし、むしろ敬意を表する行為だと思っている。 年収が増えた分だけ消費を増やしてはいけない 佐藤氏は全盛期には1コマの授

    「金ピカ先生」年収2億でも「老後破綻」してしまったワケ(加谷 珪一) @gendai_biz
  • 「金ピカ先生」は、なぜ絶望の中ひとりで逝かねばならなかったのか(週刊現代) @gendai_biz

    派手な格好で羽振りのいいイメージが強かった「金ピカ先生」が孤独死したというニュースは、日中に衝撃を与えた。それは、多くの人にとって彼の死に様が他人事に思えぬものだったからに他ならない。発売中の『週刊現代』が特集する。 話が嚙み合わない 「ハァ、ハァ、ハァ……早く死にたい」 8月下旬のまだ暑い日、誌は生前の「金ピカ先生」こと佐藤忠志さん(享年68)を取材し、9月7日号の特集でその変わり果てた姿を伝えていた。 かつて築いた財産をすべて使い果たし、生活保護と、週に2回のデイケアサービスだけを頼りに生きていた佐藤さんの家は電気もガスも止められ、熱気がこもる寝室には、異臭が充満していた。 骨と皮だけのようになった身体にパンツ一枚の姿で、ガラス玉のような両目は、遠くを見つめたまま動かない。 口にするのは近所のコンビニで売られている格安のカップ焼酎と、タバコだけ。息も絶え絶えの様子で焼酎をあおり、ゴ

    「金ピカ先生」は、なぜ絶望の中ひとりで逝かねばならなかったのか(週刊現代) @gendai_biz
  • 美人は本当に「得」なのか? ジェーン・スー×中野信子(ジェーン・スー,中野 信子)

    「もう若くないから」は禁句 中野:あのね、このを読んでいる人全員に実感してほしいんですけど、今この瞬間があなたのこれからの人生においては一番若いんですよ。だから、「私なんてもう若くはないから」という考え方で何かを諦めることはしないでほしいと思う。 スー:おっしゃる通り。すべての人類は今日が一番若い。そして明日になると一日分、年を取る。その刻一刻と目減りしていく貴重な若さという資源を、自分以外の誰かに値付けさせてほしいの? って話だな。 じゃあおばさんが損かというと、そんなことはまったくないんだよね。日々の出来事に新鮮味はなくなるけれど、あらゆる物事の工程をうまいことはしょれるようになるから。目の前のタスクに効率よく、楽に向き合えるようになる。そういう意味ではおばさんってすっごい得だなと思うわ。 中野:20代のときはステージ1をクリアするのに1週間ぐらいかかってたけど、40代になったら1時

    美人は本当に「得」なのか? ジェーン・スー×中野信子(ジェーン・スー,中野 信子)
    tbseizo
    tbseizo 2019/08/21
    “今この瞬間があなたのこれからの人生においては一番若いんですよ。だから、「私なんてもう若くはないから」という考え方で何かを諦めることはしないでほしい”
  • 「怒りが最高のエンタメ」と化した令和のネットで、破滅を避ける方法(御田寺圭,ハヤカワ五味) @gendai_biz

    令和に入り、早くも凄惨な事件や、社会の分断を加速するような論争が立て続けに起こっている。SNSを開けば、目に入ってくるのは怒りと憎しみの応酬ばかり……そうした状況に、嫌気がさしている人も多いのではないだろうか。 インターネット上で活発な情報発信を行う、文筆家の御田寺圭さんと経営者のハヤカワ五味さんは、思想的立場こそ異なるが、そうした「感情」に突き動かされるネット世論の現状に対して共通の危機感を抱いている。SNS時代の論客が、すべてのネットユーザーに提案したいこととは――。 (写真/岡田康且) 誰もが「怒りの矛先」を探している 御田寺 私はインターネットを主な執筆の場にしていて、noteやこの「現代ビジネス」で書いているんですが、最近はネット上に常に「怒り」が充満しているのに疲れてしまって、SNSも必要なとき以外はあまり見ないようにしています。みんな毎日「怒るための対象を探している」ように見

    「怒りが最高のエンタメ」と化した令和のネットで、破滅を避ける方法(御田寺圭,ハヤカワ五味) @gendai_biz
  • 知的障害のある19歳殺人犯は、父親からおぞましい暴力を受けていた(石井 光太) @gendai_biz

    榎並はこうも語っていた。 「僕はここの子には『自立なんてしなくていいんだよ、ずっとここで僕らと暮らしてくれていいんだ』って言っているんです。子供によっては、そういう支援も必要なんじゃないでしょうか」 『虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか』の取材で明らかにしたように、加害少年の中には知能指数はそこまで低くなくても、虐待によって回復不能なほどの問題を背負ってしまった子たちもいる。こういう子は、抱えている問題が大きいのに、福祉の支援をなかなか得られにくい現実がある。 取材を通して思ったのは、事件を起こす少年の胸の内を「心の闇」と決めつけて、無理な自立を求めるのではなく、むしろ心の細部に光を当て、その子が持っている問題を個別に見つけ、共に歩いていける仕組みをつくるのも一つではないかということだ。 むろん、それで被害者の苦しみがなくなるわけではない。だが、社会が少年に事件の重大さを認識させ、同

    知的障害のある19歳殺人犯は、父親からおぞましい暴力を受けていた(石井 光太) @gendai_biz
    tbseizo
    tbseizo 2019/08/20
    “僕はここの子には『自立なんてしなくていいんだよ、ずっとここで僕らと暮らしてくれていいんだ』って言っているんです。子供によっては、そういう支援も必要なんじゃないでしょうか”