中国・新疆ウイグル自治区で地元当局とウイグル族との衝突が続くなか、死者およそ200人を出した大規模な暴動から5日で丸4年となり、中心都市ウルムチには大量の治安部隊が投入され中国政府は力で抑え込もうという姿勢を見せています。 ウルムチでは、2009年7月、ウイグル族による中国政府への抗議デモが大規模な暴動に発展し、政府側の発表でおよそ200人が死亡しました。 事件から丸4年となった5日、ウルムチでは、大量の治安部隊が配置され銃を構えた警察官らがウイグル族の動きに目を光らせているほか装甲車が街を頻繁に行き交うなどぴりぴりした雰囲気に包まれています。 新疆ウイグル自治区では、イスラム教を信仰するウイグル族が人口の40%以上を占めていますが、政治や経済活動で主要な地位を占める漢族との経済格差や宗教活動を巡る政府の締めつけに対して不満と反発を募らせ、ことし春以降、各地で抗議行動が相次いでいます。 中