長野県の阿部守一知事は31日、JR東日本本社を訪れ、2015年春に北陸新幹線が長野―金沢間で延伸開業後も、利便性が低下しないよう長野発着の列車を設定し、現在東京―長野(長野新幹線)を走る「あさま」を列車名として残すことを求める要望書を冨田哲郎社長に提出した。鷲沢正一長野市長らも同席。長野新幹線の呼称が定着しているとして、長野の表記
平成9年の東京-長野間開業以来、15年以上にわたり慣れ親しまれた「長野新幹線」という呼び名が消えるかもしれない。来年度に長野から金沢まで延伸されると長野は終点ではなくなり、正式名称の「北陸新幹線」に変わるとの見方があるためだ。(大竹直樹) 「すでに定着している長野新幹線という呼び名がなくなるのはさびしい。それに、長野は北陸ではない」 長野商工会議所の商工振興部長、徳武高久さん(55)は呼称から「長野」の地名が消えることに危機感を募らす。 昭和47年に決定された整備新幹線の建設基本計画では、東京-大阪間の全線が「北陸新幹線」。それでも徳武さんは「新幹線の名前が急に変わったら利用客も混乱する。地域のエゴで言うのではない」と話す。 長野側が提案しているのが「北陸長野新幹線」という呼称だ。長野県は「オリンピックもあり、長野は国内外で知名度がある。北陸にもメリットがある」と主張するが、延伸先となる北
阿部守一知事は17日の定例会見で、JR東海が公表したリニア中央新幹線の中間駅のイメージについて、「本当に機能があれで十分なのかと感じる」と述べ、待合室や切符売り場を設ける考えがないとしているJR側の方針を疑問視した。 13日にJR東海が示したイメージでは、ネットなどによる事前予約を前提に切符売り場は設けていない。山田佳臣社長も、イメージ図で示した施設以外は「必要なら地元負担で」としている。 知事は待合室に関し「長野県は(季節によって)非常に寒く、お年寄りや障害者、子どもたちがどういう所で過ごせばいいのか、JRの考えを聞きたい」と述べ、リニアの起終点だけでなく中間駅がある地域を含めた沿線全体の振興につながる対応を求めた。イメージ図で示された以外の施設整備を他県と連携してJR側に働き掛けるかどうかは「JRの考え方をよく聞き、必要なら共同して考えていくことはあり得る」とした。 県内中間駅は
呼び名は「北陸新幹線」か、「北陸長野新幹線」か−−。2015年春に長野−金沢間の開業を目指す新幹線の呼称を巡り、石川、富山両県と長野県の間で論議になっている。長野側は先行開業した「長野新幹線」が定着したとして、長野の地名を残すよう主張。これに対し、北陸両県は「金沢開業で名実共に『北陸新幹線』になる」と一歩も引かない。最終的にはJR東日本と西日本の協議で決まるが、当面はバトルが続きそうだ。 新幹線の呼称は、車内アナウンスや時刻表などでも用いられる。国による整備新幹線の基本計画では、東京から長野市、富山市付近を経て大阪までを結ぶ「北陸新幹線」とされていた。しかし、長野五輪を翌年に控えた1997年に長野まで先行開業した際、地元の経済団体が「長野に行くのに『北陸』では分かりにくい」として「長野新幹線」を主張。当時、金沢までの着工のめどが立っておらず、北陸の自治体は「その呼び名では、工事が長野で終
2027年に東京―名古屋間で開業を目指すリニア中央新幹線の県内中間駅の設置場所について、JR東海と飯田市、県などが同市のJR飯田線元善光寺駅の南東に広がる恒川(ごんが)遺跡群を避ける方向で検討していることが29日、複数の関係者への取材で分かった。その場合、リニア駅は元善光寺駅の南西側に設置されるのが有力。元善光寺駅から遠くなるため、リニア駅と飯田線を近接させる新駅の設置も検討されることになりそうだ。 関係者によると、リニア駅は元善光寺駅の南西の同市座光寺―上郷一帯にほぼ東西に設置される見通し。駅に近接して保守設備、天竜川東方の下伊那郡豊丘村方面には変電所が検討されているという。 県考古学会がことし1月、JR東海に同遺跡群の保存を求めた際、JR東海側は遺跡群全域の回避と、飯田市などが望むリニア駅と飯田線の近接は折り合いをつけるのが難しいとの認識を示していた。 市教育委員会によると、同遺
トップ > 長野 > 3月29日の記事一覧 > 記事 【長野】 鉄道ファンが苗木贈る 沿線の桜切られたしなの鉄道 Tweet mixiチェック 2013年3月29日 鉄道ファンの男性から贈られたソメイヨシノの苗木=小諸市相生町のしなの鉄道小諸駅で 第三セクター、しなの鉄道(本社上田市)の信濃追分(軽井沢町)-御代田(御代田町)駅間で、線路沿いに植えてあった桜四本が何者かに切られたのを受け、心を痛めた鉄道ファンが同社に桜の苗木一本を贈った。 同社によると、二十四日、若い男性が御代田駅を訪れ、駅員に「これを植えてください」とソメイヨシノの苗木を渡した。手紙一通が添えてあったが、連絡先や名前を告げずに立ち去ったという。 桜が切られた現場周辺は、電車と浅間山が同じアングルに収まる撮影の人気スポットのため「写真の邪魔になると思った鉄道ファンが切ったのでは」との指摘が出ていた。 手紙は「一部の鉄道フ
トップ > 長野 > 3月2日の記事一覧 > 記事 【長野】 撮影の邪魔?桜バッサリ しなの鉄道人気スポット Tweet mixiチェック 2013年3月2日 何者かに伐採された線路沿いの桜の木(手前の2本)。後方は浅間山=御代田町内で 県内を走る第三セクター、しなの鉄道の信濃追分(軽井沢町)-御代田(みよた)(御代田町)間で、線路沿いに植えられている桜の木四本が何者かに切られた。周辺は、電車と浅間山が同じアングルに納まる撮影の人気スポットで、鉄道ファンからは「写真の邪魔になると思った一部の心ない者の仕業ではないか」と指摘する声が出ている。 しなの鉄道によると、桜は同社が二〇〇四年、乗客に美しい風景を車窓から楽しんでもらおうと植樹した十本のうちの四本。高さ三メートルほどに成長していたのを、根元から一・五メートル前後のところで、のこぎりのようなもので切られた。 十本とも昨年まで開花しておら
御代田町のしなの鉄道御代田―信濃追分間の線路沿いに植えられていた桜の木4本が何者かに伐採されていたことが22日、わかった。 同社によると、21日朝、桜の木が伐採されていることを知らせるメールが同社に届いていることに社員が気付き、同日午後、沿線を巡回している同社の社員が、チェーンソーのようなもので伐採されていることを確認した。伐採された時期は不明だが、切り口は比較的新しいという。 桜の木は、しなの鉄道が8年ほど前に植樹したもの。現場付近は浅間山と鉄道車両が撮影できるスポットとして鉄道ファンには知られた場所という。
5日午前4時50分頃、長野市新田町の市街地で、クマ1頭が歩いているのを付近の住民が見つけ、110番した。 午前6時10分頃には、南東約700メートル離れたJR長野駅の在来線ホームの上を1頭が歩いているのをJR東日本長野支社の男性社員が発見。クマはすぐに逃げ、社員にけがはなかった。安全確認のため普通列車上下2本に約10分の遅れが出た。 その後、クマは同駅から西約1キロの裾花川河川敷付近でも目撃された。長野中央署や市によると、クマは体長約1メートル。けが人はなく、近隣小中学校の通学にも影響はないという。 市職員や同署員、地元猟友会員らが捜索しているが見つかっておらず、市などが注意を呼び掛けている。
昨年11月、下伊那郡天龍村のJR飯田線為栗(してぐり)駅で線路内に男性が立ち入り、普通列車が緊急停止したトラブルで、阿南署と県警鉄道警察隊は21日、鉄道営業法違反(鉄道敷地内立ち入り)の疑いで、東京都小金井市の会社員男性(75)の書類を飯田区検に送った。天竜川の東岸に位置する同駅は「秘境駅」と呼ばれ、写真を撮って楽しむ「撮り鉄」や乗って楽しむ「乗り鉄」といった鉄道ファンの人気を集めている。 送検容疑は、男性は昨年11月20日午後1時16分ごろ、天龍村平岡の為栗駅で、駅名板を撮影しようと線路内に入り、同駅に入ってきた上諏訪発豊橋行き普通列車を緊急停止させた疑い。 同署によると、列車の運転士が線路内で写真撮影している男性に気付いて停車。男性は列車とホームの約30センチの隙間に逃げて無事だった。乗客約210人にけがはなかった。男性は秘境駅観光で同駅を訪れたといい、事故当時、同駅には多くの観光
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く