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ブックマーク / toyokeizai.net (255)

  • 「ユニクロ叩き」にモノ申す

    グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。 さて、われらが東洋経済でユニクロ論争が熱を帯びていたが、フランスの彼方から勝手に参戦させてもらおう。というのもレバノンとかペルーとかなじみのない路線に転換したところ、まるで人気がなかったので、再び皆様のそばに帰ってくることにしたのである。 まず、(グローバルエリートは見た!の親愛なる読者を除く)皆さんは、ユニクロに対して怒りすぎである。ユニクロだけに批判が集中しているが、新入社員の半分どころではなく、8割が数年で辞めている企

    「ユニクロ叩き」にモノ申す
  • 日本こそ、TPPの恩恵を最大限に享受できる

    経済の歴史を検証すれば、日が世界経済との結びつきを強めながら経済発展を遂げてきたことは、疑う余地がない事実です。ということは、アメリカがTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)で持っている発想と同じように、今後の日は成長が著しいアジア地域との関係を強化していくことが、当たり前の対応となるはずです。 日はTPPに、真っ先に手を挙げるべきだった 日はむしろ、アメリカがTPPのような枠組みを提供してくれたことに感謝して、真っ先に参加を表明し、TPPをテコに、さらなる経済発展を目指すべきではなかったのでしょうか。 TPPが日経済を悪化させるというのは、明らかな間違いです。TPPに限らず自由貿易協定の類は、長い目で見て、先進国のほうが新興国よりもずっと有利だからです。経済が成熟した先進国は緩やかな成長を余儀なくされますが、アジアの新興国はたとえ停滞したとしても、それでも高い成長を持続するこ

    日本こそ、TPPの恩恵を最大限に享受できる
    uduki_45
    uduki_45 2013/03/19
  • 日本式の”とんかつ”が、中国人を魅了する

    の製品は、高い品質を誇りながら、中国マーケットにうまくい込めていない。その最大の理由は、ブランド戦略の甘さにある。このコラムでは、北京電通に 7年駐在し、グローバル企業のブランド戦略のコンサルティングを手掛ける著者が、中国人の心を掴むためのブランド創りを解説。ビジネスの現場で起きている事実をベースに、実践的なブランド戦略を発信する。 駐在員への朗報。「さぼてん」北京に出店 日人が北京に住んで強烈なフラストレーションを感じるのが、サービスのひどさです。むろんここは外国ですから多くを望めないのは承知のうえですが、せめて「普通」のサービスを受けたいと思っても、銀行、ホテル、商店、スーパー、ゴルフ場などどこでも、設備は一流であっても、接客サービスがどうしようもなく感じが悪いのです。 中国語で「服务员(フーウーユエン)」と呼ばれる、店員や係員たちの仏頂面でやる気のない態度と粗雑なサービスは、

    日本式の”とんかつ”が、中国人を魅了する
  • 保育園に入れない、母親たちの悲鳴

    認可保育園への子どもの入園が認められなかった母親たちが、地方自治体に集団で「異議申し立て」に踏み切る動きが起きている。 東京・杉並区での母親たちの動きに続いて、2月28日には足立区に住む甲斐ゆきさん(33)ら十数人の母親が子ども連れで区役所を訪れ、入園不承諾の行政処分の取り消しを求め20通の異議申立書を提出した。 共働き世帯が増える中で、保育施設の整備は急務だ。しかし、大規模なマンション建設が続く足立区では、保育を必要とする子どもの急増に施設の整備が追いついていない。フルタイムの共働き家庭ですら、子どもを認可保育園に預けることができない事態が日常化している。 足立区の保育事情は厳しい。今年4月の認可保育園入園申し込みが3740人に達したのに対して、1次募集での「不承諾」(落選)の通知は1278人にも上っている。申込人数が5年前と比べて7割近くも増えるとともに、不承諾も8割近く増加している。

    保育園に入れない、母親たちの悲鳴
  • スーパー編集者が『宇宙兄弟』の次に描く夢 | 人物 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

    1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に
東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、モーニング編集部で井上雄彦『バガボンド』、
安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。2003年に立ち上げた三田紀房『ドラゴン桜』は600万部のセールスを記録。小山宙哉『宇宙兄弟』も累計1000万部超のメガヒットに育て上げ、TVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説連載も担当。12年10月、講談社を退社し、作家エージェント会社のコルクを創業 昨年10月、出版界にひとつのニュースが駆け巡った。マンガ界きってのトップ編集者が会社を辞め、作家エージェント会社を立ち上げたのだ。 その編集者の名は、佐渡島庸平。マンガ界に名を轟かす、有名人である。 佐渡島は、2002年に講談社に入社した後、一貫して『モーニング』編集部に

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  • ヤンキー消費をつかまえろ

    ヤンキーといっても、不良でもなければ、暴力、犯罪とも関係ない。 地元を愛し、仲間と絆を愛する新保守層のことだ。 最もわかりやすいのは25歳以下の若者だろう。男性はゆるめの服装に茶髪。目深にかぶったニット帽や腰につけたチェーンは、いかにもやんちゃな印象を与える。 女性ならピンクや黒といった、どぎつい色の洋服を身につけ、スマートフォンから何からキラキラにデコレーション。けばけばしい趣味は、かつてのツッパリファッションの系譜につながる。 ところが見た目とは裏腹に、彼らは極めて温和で調和を好む。小・中学校の友人をずっと大事にし、遠出をよしとしない。そのまま同級生と結婚、地元にしっかり根を下ろし、家族が何より大事な人生。活動範囲が狭く、世間体も無視できない。長い経済停滞期を生きてきただけに、上昇志向が薄く、現状を維持できれば十分だ。

    ヤンキー消費をつかまえろ
    uduki_45
    uduki_45 2013/03/17
    今実業家でブイブイ言ってるのは半グレ集団だからかね
  • ヤンキー的な気合主義が蔓延している

    大阪・桜宮高校の体罰問題がそうです。先生がたたかれ始めた途端、保護者が「桜宮応援団」のような支持団体を作り、先生の体罰のおかげでこんなにうちの子はよくなったとか、自分も体罰で強くなったとか言い始めた。まさにヤンキー的な気合主義です。体罰は気合を入れるためにあるわけですから。 体罰する側にこれほど支持が厚いのは異様な事態だが、日社会にいるかぎりそれほど異様に見えない。われわれはそういう空気にどっぷりつかっているのです。 それから立て続けに起きたのがAKB48メンバーの丸坊主問題。過剰に自分を痛めつけるパフォーマンスによって罪を償う自傷的謝罪です。切腹の時代から土下座文化を経て丸坊主、これは日に連綿と受け継がれてきた後進的カルチャーといっていい。ところがある調査では、彼女の丸坊主を肯定する人が50%を占めた。海外にも報道され、アウシュビッツだと批判されているにもかかわらず、日では丸坊主が

    ヤンキー的な気合主義が蔓延している
  • シャープ、生き残りへの"賭け"

    強者になびくのは世の常である。 シャープは6日、韓国サムスン電子から約103億円の出資を受けることで合意した。3月28日までに実施する第三者割当増資をサムスンの日法人が1株290円で引き受ける。サムスンの出資比率は約3%、シャープの第5位株主となる。 銀行へ再建計画を提出した昨秋以降、シャープの片山幹雄会長は出資を要請するために取引先を行脚してきた。昨年12月には半導体大手、米クアルコム社から約100億円の出資を引き出すことに成功している。 シャープが出資企業探しに奔走する背景には、財務体質と資金繰りの急悪化がある。昨年12月末時点で自己資比率は9.6%まで下落しており、資増強は急務だった。 1年前の3月、シャープは電子器機受託製造(EMS)最大手の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業から9.9%、669億円の出資を受けることで合意した。が、シャープの株価急落で一転、出資条件の再交渉にもつ

    シャープ、生き残りへの"賭け"
  • 大阪のレトロ建築物、意外な人気

    古くから「商人の町」として知られる大阪。その中心地である北浜近辺は、大阪大空襲の戦災が小さかった。大阪ビジネス街の中心ともいえる中之島~淀屋橋~北浜~船場の界隈を散策すると、昔のたたずまいを残した近代建築物にほうぼうで出会う。しかもそれらは、いまだ現役として活躍しているものが多い。 そのような建物のうち、今でも実際に入ることができるレトロ建築物をめぐる「船場レトロ建築スタンプラリー」が好評を博している。 大商、大阪市などが共同で企画 このスタンプラリーは、「誰もが楽しみながら、古き良きものを知ってもらいたい」(大阪商工会議所・地域振興課)という思いから、大阪商工会議所と大阪市、大阪観光コンベンション協会が共同で企画した。

    大阪のレトロ建築物、意外な人気
  • 努力型の主人公は、もはや過去のもの?

    物語の中に登場するキャラクターにも、流行はあるようです。たとえば近年の漫画では、努力型の主人公が、もはや主流ではなくなってしまいました。 銀の匙をくわえて生まれ、天性の才能にも恵まれたエリート。そしてどん底から努力で這い上がってきた叩き上げ。 日の物語では長らく、後者の「叩き上げ」が主人公に選ばれてきました。 古典的作品でいうと、たとえば『巨人の星』の主人公は、大リーグボール養成ギプス装着など、壮絶な特訓を経て成長する星飛雄馬。そのライバルが花形モーターズ御曹司、花形満でした。 『あしたのジョー』でも主人公の矢吹丈は環境に恵まれないまま、白木財閥の後援を受ける力石徹と戦います。 『タイガーマスク』の主人公、伊達直人は孤児でしたし、『侍ジャイアンツ』の番場蛮は、あえて下積みから這い上がる道を選んだ男でした。

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  • 複雑すぎるカリスマ、アマゾンCEO大解剖

    怒濤の快進撃を続けるアマゾン。そのアマゾンを率いるCEO、ジェフ・ベゾスを一言で表現するならば、「カリスマ風を吹かさない、超人レベルのカリスマ」だろう。 ベゾスは比較的小柄で、動きも敏捷。いつも目がくるくると動き、時にびっくりするような高らかな声を上げて笑う。その外見は、ちょっと落ち着きのない男子学生のようで、大企業のCEOにありがちなカリスマ像とはほど遠い。 だが、よくよく見てみると、彼がアマゾンでやってきたことはインターネットを変え、産業を変え、消費者をすっかり変えてしまった。われわれの生活にあまりに密着してその隅々にまで入り込んでいるので、もはや客観的に見るのが難しくなっているほどだが、ベゾスとアマゾンは社会習慣や企業と顧客との関係のあり方も変えている。その意味では、彼以上のカリスマはいないのだ。 プレゼンに時間を費やす時代は終わった 私見を述べると、ベゾスがカリスマ風を吹かせないの

    複雑すぎるカリスマ、アマゾンCEO大解剖
  • ”局アナ”から始まる「終身雇用崩壊」

    若年層に押し付けられる「世代間のツケ」が深刻になる一方で、「若者の未来を奪ってきた」終身雇用も崩れつつある。そんな時代を、若者はどう生き抜くべきか? 『若者を殺すのは誰か?』の著者である、人事コンサルタントの城繁幸氏に聞いた 雇用規制はすべて緩和するといい ──若者の存在感が薄くなってきていませんか。 政策を決める側の視点に若者が入っておらず、また政策に対する若者の反応も鈍いので、そちらになかなか目が向けられない。一方で若者自身も前に出て自己主張することが少なく、どうしても存在感が薄い印象になる。 ──働く場で軽んじられているからでしょうか。 今、日政治システムも社会システムもカオスの状態で、これから新たな方向性がはっきりしてくるという気はする。 ──ご自身は、ひたすら自由競争を求める立場ですね。 ええ。たとえば雇用規制はすべて緩和するといい。正規、非正規のくくりをなくして、全員有期雇

    ”局アナ”から始まる「終身雇用崩壊」
  • シャープ、サムスン鞍替えの裏にiPhone5

    台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との出資交渉中に、韓国・サムスン電子への第三者割当増資を発表したシャープ。その背景には、シャープの「アップル専用工場」での“生産停止”があった――。 アップル専用工場が“停止”へ 2月末、シャープの亀山第1工場で、「アイフォーン5」用液晶パネルの原材料投入が止まった。遠くない時期にパネル生産はいったん停止する。 亀山第1工場は、アップルが約1000億円を負担して生産設備を入れた「アップル専用工場」である。生産品目は、昨年9月に発売となったアイフォーン用パネルのみ。来であれば、利益率の高いビジネスである。「かなりの痛手だ」。シャープ関係者は唇を噛んだ。 同じくアイフォーン5向けパネルを造っているジャパンディスプレイ、LG電子も影響を受けている(原材料投入を停止するかどうかは、在庫状況を含めた各企業の判断となる)。 2012年10~12月期、シャープは5四半期ぶ

    シャープ、サムスン鞍替えの裏にiPhone5
  • 日立製ロボ「アラウンダー」、福島原発を洗う

    東日大震災とそれに続く東京電力福島第一原発事故から丸2年。放射能で人間が作業できない原発向けに、重電大手や研究機関などが相次ぎ「ロボット」を開発・投入する中、新たに除染用のロボットが登場した。 福島原発1、3号機の除染に投入 日立製作所は3月8日、遠隔除染装置「Arounder(アラウンダー)」を臨海工場(茨城県日立市大みか町)で公開した(写真)。子会社の日立GEニュークリア・エナジーが開発したもので、福島第一原子力発電所の1号機と3号機の除染作業で使用される予定。 アラウンダーは、資源・エネルギー庁の「建屋内の遠隔除染技術の開発」プロジェクトの一環として開発された。高圧水を用いて除染作業を行うのが特徴だ。 ちなみに、東芝はドライアイスを用いて除染する遠隔操作ロボットを2月に公開済み。同プロジェクトには三菱重工なども参画している。 「ゾウの鼻」から高圧水、コンクリートも削る 日立のアラウ

    日立製ロボ「アラウンダー」、福島原発を洗う
  • ネスレが日本で起こした“奇跡”

    インスタントコーヒー「ネスカフェ」、チョコレート菓子「キットカット」、家庭用インスタントコーヒーマシン「ネスカフェ バリスタ」、ペットフード「フリスキー」――。 一般消費者におなじみの品・飲料ブランドで知られるネスレは、スイスを拠地とし、売上高約7兆8800億円、営業利益で約1兆2000億円(2012年)を誇る世界最大の品メーカーである。12年に、買収や為替などの影響を除いた実質的な成長率であるオーガニックグロースで、売上高を5.9%拡大した(単純な成長率は10.2%)。 そのネスレが事業を展開する世界140カ国のうち、アジア・オセアニア・アフリカの先進国地域で最も健闘した国はどこか? ネスレ日は営業利益を25%拡大 答えは日。日法人であるネスレ日の12年売上高のオーガニックグロースは2.3%、営業利益は前年から25%も増え、世界全体の同11.8%増を上回る成長ぶりを見せてい

    ネスレが日本で起こした“奇跡”
    uduki_45
    uduki_45 2013/03/11
    バリスタ本体の価格が最近安くなってるのはこういうことか・・・ プリンタと同じ構図になりそう
  • 2013年版「有給休暇取得率」トップ300

    「なかなか思うように有給休暇が取れない」。そうお嘆きのビジネスパーソン諸姉諸兄も多いのではないだろうか。自社と比較したいこともあり、よその会社の有給休暇取得状況は気になるところ。従業員に優しいとも言われるCSRに積極的な企業の実態はどうなのか。『CSR企業総覧』2013年版の掲載企業のうち、3年間の有給休暇取得率を回答、開示している768社を対象に、有給休暇取得率をランキングしてみた。 ランキング首位はホンダで、前年に続く連覇となった。3年間平均取得率は102.4%(取得日数に前年繰越分を含むため100%超となる場合もある)。09年度102.1%、10年度98.9%、11年度106.1%と、毎年付与日数をほぼ完全に消化している。年末に有休残が20日以下になるよう計画的な取得への取り組みが実を結び、前年に引き続きトップとなった。 2位は神奈川地盤の鉄道大手である相模鉄道が中核の相鉄ホールディ

    2013年版「有給休暇取得率」トップ300
  • ホンダ「アシモ」、里山へ

    ホンダが2000年から公開している人型(ヒューマノイド)ロボット「ASIMO(アシモ)」。初期は2足歩行が目玉だったが、最新型は走ったり、紙コップにジュースを注いだり、サッカーボールを蹴ったりなどと、さまざまな動作ができるほどに進化。自律行動制御技術の搭載により、人の歩く方向を予測してぶつからないように歩いたり、3人が同時に発する言葉を聞き分けたり、といったことも可能になっている。 そのアシモの技術が、実際の社会活動に生かされるときが近づいている。ターゲットは里山。都市と自然の間にあって、人が利用してきた森林の再生である。 自律走行できる無人ロボットを実用化へ ホンダはレース場であるツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)の里山を、「自然体験施設ハローウッズ」として再生し、人と自然がじかにふれあう場所を提供するなど、里山の再生に取り組んでいる。

    ホンダ「アシモ」、里山へ
  • かつやvs.松屋、「カツ丼戦争」勃発!

    カツ丼・トンカツ専門店「かつや」を展開するアークランドサービスが好調だ。 揚げ物系の材であるため、牛丼などに比べればオペレーションが複雑で多店舗化が難しいとされるカツ丼・トンカツ業界。その中で店舗数では首位に立ったアークランドサービスだが、早くも牛丼など同じ外の異業態大手から、この業界に触手を延ばす動きが盛んになりつつある。 和幸、浜勝、さぼてん抜き、店舗数首位に アークランドサービスは、新潟地盤にホームセンターを展開するアークランドサカモトの子会社。前2012年度(12年1~12月)は売上高127億円(前期比17%増)、営業利益19.6億円(同32.3%増)と過去最高を記録した。 店舗数もトンカツ業態としては209店(その他業態も含めれば219店)に達した。トンカツ業界のライバルとの比較では、和幸グループが展開する「和幸」約170店、リンガーハットの「浜勝」105店、グリーンハウスグ

    かつやvs.松屋、「カツ丼戦争」勃発!
  • イオン、仇敵からピーコックを買収する事情

    大手総合スーパーのイオンは3月4日、傘下に大丸松坂屋を擁するJ.フロント リテイリングから品スーパーのピーコックストアを買収すると発表した。J.フロントグループからピーコックへの債権放棄分への対価も含め、買収価格は300億円。イオンはピーコックの全株式を取得して完全子会社化する。 ピーコックは首都圏、近畿圏、中京圏を中心に、百貨店内の6店を含む88店を展開する。業態は「大丸ピーコック」「ピーコックストア」「松阪屋ストア」「ピーマート」など。都市型の高級品スーパーが主体となっている。 ピーコックの業績は低迷 近年、スーパーマーケットは激しい価格競争と出店競争の中にあり、ピーコックの業績は低迷していた。2011年2月期は売上高1184億円ながら営業利益は3億円弱と収益力は高くなく、最終損益は2億円の赤字。12年2月期も売上高1126億円と前期比4.9%減。営業利益は4億円に改善したが、最終

    イオン、仇敵からピーコックを買収する事情
  • ユニクロ 疲弊する職場 [拡大版]

    「ユニクロの服を着ている人はスタンドアップ。こういう人が、選考の第1候補だ」 2月8日、東京・六木のミッドタウン・タワー。カジュアル衣料大手のユニクロやジーユーを傘下に持つファーストリテイリングの東京部で、新卒採用イベント「ユニクロ・ジーユー希望塾」が開かれた。同社の柳井正会長兼社長が開口一番こう語りかけると、800人弱の学生たちで埋め尽くされた会場は、どっと沸いた。 「世界一へ。グローバルリーダー募集」と大書された採用パンフレットには、多くの社員たちの笑顔が並ぶ。「入社1年半でフランスに赴任」「バングラデシュでソーシャルビジネスを起業」といった内容に、学生たちは目を輝かす。 だがこの日のイベントでも、採用パンフレットでも、決して明かされなかった事実がある。この数年間、ユニクロの新卒社員の3年内離職率は実に5割前後で推移している。数百人単位で新卒社員を採用する大企業としては、極めて異例

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