「西(黄)海はもう、韓国の海じゃない。中国の海だ」 韓国南西部全羅南道(チョルラナムド)の漁港、霊光(ヨングァン)のイシモチ漁師、 姜聲範(カン・ソンボム)は日焼けした顔をゆがめた。中学卒業後にイシモチ漁師になって38年。 3隻の漁船を運営するベテラン漁師は、中国漁船の傍若無人ぶりを知り尽くす。 「中国漁船はまず、韓国の海に侵入し、いまでは領海でわが物顔で違法操業を繰り返している。 やつらは次に必ず日本の海に行く。そんなに時間はない。私らの海が奪われたのもあっという間だった」 霊光は温暖な気候と豊富な海産物でグルメをうならせる漁業の町。なかでも 「世界一高級でうまい干物」と韓国が誇るのがイシモチを塩漬けにした干物のクルビだ。 10尾70万ウォン(約6万円)の高額品もある。 だが、そのイシモチが中国漁船の違法操業によって枯渇の危機に直面している。 中韓漁業協定により、韓国の排他的経済水域(E
![韓国人漁師 「あっという間に海が奪われた」「西(黄)海はもう、韓国の海じゃない。中国の海だ」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1cc79e1c440b4fb39514651d9baa50d12c874d0f/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fblog-imgs-56.fc2.com%2Fn%2Fo%2Fw%2Fnow2chblog%2FFASEBOOKIMG_IMG.png)