空自築城基地 国の騒音対策 防音工事補助で格差 92年以降は自己負担 築上町長「町の発展を阻害」 2010年8月30日 01:29 カテゴリー:九州 > 福岡 爆音を上げて空自築城基地を飛び立つF15戦闘機 航空自衛隊築城基地(築上町)周辺の騒音対策として設定されている国の防音工事費用の補助対象地域が、1992年の告示から20年近く経過しても更新されず、新旧住民に“格差”を生んでいる。告示前から対象地域にある住宅には防音工事の全額補助が下りるが、その後新築された住宅には補助がない。町は交通の利便性が良い基地周辺に働き盛りの若い世代の定住を促進しようとしているが、高額の防音工事費が壁になっている。このため、24日には国に是正を求める陳情をしたが、在日米軍訓練移転問題も絡み、先行きは不透明だ。■泣きだす赤ちゃん 「戦闘機が飛ぶたび、生後5カ月の長男が音に驚いて泣きだす。ふびんでならない」 補