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ブックマーク / rengejibu.hatenablog.com (23)

  • 共働き子育て5年目。これまで色んなことがあった中で、良い意味で予想外だったのは保育園が素晴らしかったことです。 - rengejibuの日記

    保育園は親が働いている間「子どもを預かってくれる場所」と思っている人が多いでしょう。実際、私も保育園のおかげで仕事を続けているのですが、子どもが成長するにつれて、保育園の真の力は、ちがうところにある、と感じます。 それは教育です。うちの子ども達を見ていると、保育園には高い教育機能があると実感します。例えばあいさつ。朝夕、担任の先生や園長先生に「おはようございます」「ありがとうございました」「さようなら」と親子そろって大きな声であいさつするので、1歳を過ぎた頃から周りをまねて会釈するようになります。 何より素晴らしいのは、高い自己肯定感が養われること。先生方がとにかく褒めてくれ、子どもの得意分野を伸ばしてくれるので、多くの子が自信をつけていきます。 「褒めて存在を認める」のは、0歳児クラスから始まっています。ある時、皆がひとりずつ、自分の帽子をかぶって見せると、先生方がひとりずつ「かわいい〜

    共働き子育て5年目。これまで色んなことがあった中で、良い意味で予想外だったのは保育園が素晴らしかったことです。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2013/02/21
    "最近「グローバル人材に必要」と言われる要素の多くを、実は保育園が養ってくれています。"
  • 2012-12-30

    パラダイス鎖国 忘れられた大国・日 (アスキー新書 54) 作者: 海部美知出版社/メーカー: アスキー発売日: 2008/03/10メディア: 新書購入: 33人 クリック: 744回この商品を含むブログ (228件) を見る これは、そういう“普通の日人”こそ読んでほしいです。特に普通の働くお父さんお母さん達に。 題名の「パラダイス鎖国」に書の趣旨は凝縮されている。豊かな先進国として美と綺麗な街と安全と安定を享受している“パラダイスな日”。一方で各種指標から国際的な競争力は小国や新興国より低いとされ、存在感も低下している。日人自身が「それでいいや」と開き直り、内に閉じこもり“まるで鎖国みたい”になっている。そういう問題を、様々なデータを紹介しながらきわめて分かりやすく、感覚的に納得できる形で記してある。特に「そうそう!」と思ったのは、例えばこんな指摘だ。 国民全体が享受で

    2012-12-30
    uhyorin
    uhyorin 2013/01/04
    "パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本" 読んだ覚えはあるけど内容は忘れてしまっているなー。
  • 子どもが昼寝をしているので、この間に保育園グッズを作らなくてはいけないのですが、さっき知ったニュースに黙っていられなくなって書くことにしました。 - rengejibuの日記

    大阪市が保育所の面積基準緩和を提案しました。「面積基準の緩和」という言葉は分かりにくいですが、要するに子どもを今以上に「詰め込む」ということです。 待機児童が増える中、保育所を増設するのではなく、今あるところに詰め込むことで対処しよう、という発想です。働く母親として、この発想に反対です。 詰め込みの危険性については、愛知県の認可保育所で息子さんを亡くされた、栗並さんご夫婦が詳しく書かれているのでこちらをご覧ください。 東京都でも昨年、面積基準の緩和について議論がありました。この時は保育園を考える親の会が反対表明をしました。同じ危機感を持つ人々から怒りのメッセージを集め、都の関連部署に持っていきました。私はメッセージの取りまとめをしましたが、都内だけでなく日全国から、また、子どもを持つ親だけでなくビジネスパーソンから、広く意見が集まりました。ぜひ<全文>をクリックしてお読みください。 この

    子どもが昼寝をしているので、この間に保育園グッズを作らなくてはいけないのですが、さっき知ったニュースに黙っていられなくなって書くことにしました。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2012/03/19
    "日本全国で「待機児童が多い」「予算がない」ことを理由に、子どもの詰め込みが行われています。"
  • 2011-12-27

    5年前、米国で共働き子育て夫婦について調査をしました。米国女性はなぜ、日女性より経済的地位が高く出生率も高いのか。政府の育児支援は貧弱なので、夫の家事育児分担が貢献しているのでは…と考え、文献を読んだりインタビューをしてきた結果、次のことが分かりました。 1)全体的に米国男性の方が日男性より、考え方が進歩的で行動も伴っている 2)米国では男性の経済力が下がったため、相対的に女性の経済力が上がった 1)は予想通りでしたが、2)はちょっと驚きました。インタビューした多くの男性が「の方が収入が高いから」とか「共働きでないと家計がもたないから」と明言したのです。要するに「に働いてもらわなきゃいけない→夫も家事をせざるをえない」という構図です。 当時、日では「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が流行り始めていたものの、中身は「働きたい女性のための育児支援」。つまり女性のための福利厚生とい

    2011-12-27
    uhyorin
    uhyorin 2011/12/27
    "一生懸命勉強して働いて稼いでくるだけでなく、家事や育児の労力を提供することで、共に生きる相手を見つけられるように。"
  • 夫はつい最近まで、1カ月の育休を取っていました。 - rengejibuの日記

    政府や企業の取り組みやイクメンブームもあって、少しずつですが男性の育児休業経験者が増えている様子。今日はの立場から、夫育休についてちょっと書いてみます。 第一子の時、夫は、家事全般をやっていました。退院後、身動きが取れない私に代わって買い物や料理、掃除、洗濯などなど。オムツ換えと夜のミルク作りも夫の担当でした。私もできる範囲で動き、夫婦で頑張っていたのですが、夜昼かまわず泣く新生児の世話もあり疲れきってしまったので、ベビーシッター会社の「ドゥーラ・サービス」を頼みました。これは産後の母親向けケアで、母乳がでやすい事を作ってくれたり、掃除など家事全般を手掛けてくれるサービスです。 前回の反省を踏まえ、第二子出産に際しては万全の準備をしました。退院後すぐから、週3回、事作りのサービスを発注。上の子の保育送迎は夫が担当し、週末、学会などの仕事が入った時は夫が子連れで参加したり、ベビーシッタ

    夫はつい最近まで、1カ月の育休を取っていました。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2011/11/21
    "作業としての家事育児は外注も可能ですが、気持ちのケアは誰にもアウトソースできないからです。"
  • 2011-09-10

    特に印象的だったのは、この辺り。 石垣島から船で10分と近い上、昔ながらの文化が残っています。着いてすぐ、水牛車に乗って30分ほど観光。オレンジ色の屋根にシーサーが乗っかっている家々とハイビスカス、ブーゲンビリアが茂る街並みは「異国情緒」を求める観光客を満足させてくれます。野外カフェ風のかき氷屋さんでのんびりしたり、やたら急な展望台に登ったりした後、昼。お店の雑記帳を見たら「癒された」「また来たいです」、そして「明日からまた現実に戻ります」「仕事を辞めて長期滞在してます」と言った記述が並んでいました。都市で働く人は皆、同じことを考えているのだなあと、すごく共感しました。 自転車を借り、緑の中を10分ほどこいでビーチへ。「ここ、当に日?」と思うような、エメラルドグリーンの遠浅の海が広がっています。パスポートなしで天国みたいなところに行けるとは! 驚きました。海の美しさで言えば、これまで

    2011-09-10
    uhyorin
    uhyorin 2011/09/12
    これは良い旅レポート。書いてくれてありがとうです。
  • 同じ話が何度も蒸し返されるので、まとめておこうと思いました。 - rengejibuの日記

    10年ほど前、ビジネス誌の記者をしてた時、新卒採用動向について取材しました。大企業の人事担当からよく聞いたのは「入社試験では、ペーパーも面接も女性の方が優秀。そのまま採用すると半分以上が女性になっちゃうので、男性に高下駄はかせてます」という話。 そんな音を言っちゃっていいのかなーと思いつつ、聞いていた。 様相が変わったのは2000年代始め。グローバルに事業を展開する、実力主義的な志向が強い企業でこんな話を聞くようになった。「来年の新入社員は男女半々です」。確か「即戦力」とやらが流行った頃。「叩けば伸びるかもしれない男子」を時間かけて育てる余裕がなくなってきたのだ。 それでも、まだよく聞く。「試験結果を上から並べたら、7割女性」「はっきり言って、上から順に取ったら全部、女性になっちゃうんだよ」…。実際の新入社員の構成はそんな風になっていないことは、ご存知の通り。 こういう風潮を指して「女性

    同じ話が何度も蒸し返されるので、まとめておこうと思いました。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2011/09/01
    今回は結構辛口ですね…。
  • 私には、そうは思えないし、「保守化した」と若い女性を責めるだけでは、何もよくならない。 - rengejibuの日記

    「若い女性の保守化」の根拠となるのは、国立社会保障・人口問題研究所の第4回全国家庭動向調査である。リンクの28〜29ページに世代別の性別役割分担観に関する分析がある。これを見ると「夫は外で働き、は主婦業に専念」への賛成割合は、29歳以下の女性で47.9%。前回調査では35.7%だったので、12ポイント近く増えている。 これは何を意味するのか。周囲の女子大生や女子大関係者の話を総合すると「20代女性の主婦志向」の背景には少なくとも2つの要因があるようだ。 1)幻想のOLを求める女子学生たち かつて、大企業の一般職を大量にうんだ大学で教鞭をとる知人によると「今でも一般職志望の女子学生が多い」という。彼女たちは大企業に一般職正社員として入社し、社内結婚で退社というルートを希望しているそうだ。「一般職の非正規化がすすみ、そういう仕事はなくなっているのに、彼女たちはそれを知らない」と知人はみる。

    私には、そうは思えないし、「保守化した」と若い女性を責めるだけでは、何もよくならない。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/08/30
    "幻想のOL"そのものが存在しなかったであろう地元においては、子供を預けて職場復帰なんて当たり前の光景に見えるのだよな。専業主婦ってうちの親くらいしか見たことないよ?
  • Mommy Wars: Stay-at-Home and Career Moms Face Off on Their Choices, Their Lives, Their Families作者: Leslie Morgan Steiner出版社/メーカー: Random House Trade Paperbacks発売日: 2007/02/27メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 81回この商品を含むブログ (1件) を見る - rengejibuの日記

    「らしい」というのは、私自身はそれを感じることが少ないからだ。 友人には専業主婦もいれば、働く母親もいれば、独身もいる。私が子どもを持った後も働き続けていることについて、幸いにも、主婦の友人から批判されたことはない。また、色々な仕事をしつつも基的には主婦であった私の母から、非難がましいことを言われたこともない。 さらに、夫も私が働くのを当然と思ってきたし、家計責任と家事育児責任を分け合うのは当然だと考えているし、それを日々実践している。 こういう環境においては、子どもを持った後も働き続けるのはごく自然のことだった。 だから、女性の社会進出という意味で日より進んでいるアメリカにおいて、いまだに「働く母親VS専業主婦」という対立が存在することに、まずは驚いた。アメリカでは18歳以下の子どもを持つ母親の7割が働いている。すでに働く母親は多数派だ。 書はタイトルにある通り、母親同士の対立を扱

    Mommy Wars: Stay-at-Home and Career Moms Face Off on Their Choices, Their Lives, Their Families作者: Leslie Morgan Steiner出版社/メーカー: Random House Trade Paperbacks発売日: 2007/02/27メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 81回この商品を含むブログ (1件) を見る - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/07/20
    "すでに働く母親は多数派だ。"自分の周りでも働く母親は多数派…「家庭の経済事情が持たないから」という点で一致している感があります。
  • NHK BS-hiの「プラネットベービーズ」に出演しました。 - rengejibuの日記

    海外の子育て事情を紹介しながら、その国の文化も垣間見えるドキュメンタリーです。一昨日に放送された「アメリカ 11人 子育てパパは専業主夫」という番組で、専門家コメンテーターを務めました。 きっかけは、昨年出した「稼ぐ 育てる夫」で、専業主夫へのインタビューを紹介していたこと。番組で紹介された主夫が住んでいるのはミズーリ州でしたが、偶然、私もこの州で開かれた「専業主夫の会議」を取材していました。 打ち合わせでは、現地取材を手がけたディレクターの方から、主夫が生まれる背景(保育園料金が高く、の方が高収入など)をうかがいました。私の取材結果と重なっていて、とても興味深かったです。 アメリカ中部の広大な自然、大家族を切り盛りする主夫の日常生活や音、子どもたちの様子など、映像から生き生きと伝わってきます。コメント録りでご一緒した八嶋智人さんは、当日初めてVTRを見たそうですが、親子のやり取り

    NHK BS-hiの「プラネットベービーズ」に出演しました。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/07/12
    "主夫が生まれる背景(保育園料金が高く、妻の方が高収入など)"国内ではまだサラリーマンNEOで哀愁漂うコメディとしての扱いくらいなんだよな。
  • 夫が渡米して10年。 - rengejibuの日記

    そこで、日アメリカでお世話になった親しい友人に集まっていただいて、都内でささやかな昼会を開きました。 10年前、成田空港で夫を見送った時は、まさか今みたいになっているとは予想もつかなかったです。 当時26歳で、Ph.Dを取るには最低4年はかかる予定でした。「どうして彼についてアメリカに行かないの?」、「れんげちゃん、彼が戻ってきたら、30歳になっちゃうね。大丈夫?」。友人知人から決まって言われた言葉に「余計なお世話だよ。私は仕事好きなんだから!」と反論したものだっけ。 あれから10年経って、その間に私は仕事の面白さを知り、いささか中毒気味になり、異動して、留学して、夫と一緒に住んで、アメリカで調査をして帰国して、仕事に復帰して、妊娠して、夫が帰国して日の大学で教え始めて、私は出産して、書いて、復帰して…今に至る。いやー、ホントに色々ありました。 昨日の昼会で一区切りつけた感じ。

    夫が渡米して10年。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/06/28
    "いやー、ホントに色々ありました。"「ここではないどこか」(日本国外という意味で)を知っているから"「今、ここ」がいちばん幸せと思いました。"と思えるのでしょうなあ…。
  • 見える化し、つなげた。 - rengejibuの日記

    このブログのおかげで2人のワーキングマザーと知り合えた。意外な仕事を2ついただいた。 貴重な良い出会いもある一方、インターネットは、招かざる客も連れてくる。見なけりゃよかった、知る必要なかったものも多い。 これは主に右の窓を拭き掃除してクリアにしていたような感じか。既存のメディアだけ見ていると、気づかない場所にある窓。そういう意見の中にも、見るべきものもあったけれど、全体にネガティブなトーンには辟易した。見るべきでないものを、見ないためのルールを決めるまでは、嫌な思いもした。 twitterがあらわれた時、アメリカが長かった夫は早速登録したけれど、私は冷やかに見ていた。「つぶやき? 何を? どうせまた、嫉妬と悪口と愚痴ばっかりになるんじゃない?」と思ったからだ。 予想に反し、twitterには前向きな意見、良い話があふれている。特にちゃんと育児にコミットするお父さんたちの日常が見えるのは嬉

    見える化し、つなげた。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/05/13
    メールとブログのちょうど真ん中あたりがTwitterなのだろうなと。/ Twitterの利用には学習時間が必要と思ったり。ポジネガの方向性はともかく、自分で使い方を見つけないときっと楽しめないだろうから。
  • たぶん、これが先進国の政治が目指すべきもの - RengeJibuの日記

    西立川駅から入って左手にどんどん進むと、子ども向けのプールがある。大人のくるぶしくらいの深さの、ごく浅いプールに、風車ふうの噴水や、動物型の噴水が並び、乳幼児がきゃーきゃー言いながらはしゃぐ。大きい子は水着で、小さい子は下着かおむつ姿で遊ぶ。水が大好きな我が家の2歳児は「みず、みず!」と言いながら進んで入っていき、水の出る口を手や足で押さえては満面の笑み。 小一時間遊んだ後は、大きな池の周りをぐるっと散歩した。写真は立川駅に近い出入り口そばにある巨大な噴水と池沿いの並木道。 子連れ、犬連れ、カップル、友人同士がゆっくり歩いていく。たっぷり四車線分×2分の道路に相当するスペースが、歩行者のために確保されている。車や自転車を気にすることなく、のんびり歩ける。一面の緑と広い空。 絵に描いたような平和で幸福な休日の光景である。 普通の家庭の主婦が、平日、子連れで徒歩数分かけて、こういうところに来

    たぶん、これが先進国の政治が目指すべきもの - RengeJibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/05/04
    きっちり休もう、しっかり休もう。初夏の公園の日差しや木洩れ日はとっても気持ちがいいですよ!
  • 常見くんのおかげでにわかにお客さんが増えたので、女子大生の方々にいくつかお伝えしようと思います。 - rengejibuの日記

    働く女性にとってロールモデル不在は昔からある課題でした。雇用機会均等法ができても、育児介護休業法ができても、今や働く母親が数の上で珍しくなくなっても、女性はこう言い続けています。「先が見えない」。 私の周りにはたくさん働く母親がいるんだけどな、と不思議に思い、そして気づきました。私たち働く親たちとそれ以外の人々は棲み分けているのです。住む場所ではなく、時間を。同じ地域に住んでいても私たちとみなさんは、違う時間を生きています。同じ森に住んでいる、フクロウと昼行性の動物のように。 例えば子どもができる前は午後9時に帰宅すると「早い」と思いました。今、午後9時は子どもが眠る時間です。この差はとてもとても大きい。一方で朝は前より2〜3時間、早く始まります。人によってはもっと早いでしょう。 働く女性が育児仕事の両立をどうしているのか。知りたい人は近所にある保育園に行ってみてほしい。防犯のため関係者

    常見くんのおかげでにわかにお客さんが増えたので、女子大生の方々にいくつかお伝えしようと思います。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/03/20
    …これって突き詰めると「男女平等といわれているところを」見直しってことなのだろうか。年齢を重ねるごとに男性優位になっている社会モデルも合わせて。
  • 今でこそ「働きながら、子育てするための方法」など、学生さんにお話することもあるが、約15年前、就職活動していた頃の私は、勤労意欲ゼロだった。 - rengejibuの日記

    「会社で働くこと」イコール「無期懲役」のように感じられ、ものすごく暗い気分でOBOG訪問をした。 男女雇用機会均等法も育児介護休業法もとっくに施行されていたが、当時は今のように「女性活用」なんて言葉は流行っておらず、どの会社で質問しても「女性社員はいますが、子どもを産んだ女性社員は、うちの会社にはいません」と言われた。産むか、辞めるかなんだ、とぼんやり思った。 働くのは嫌だったけれど、や雑誌が好きだったから、それらを作る仕事なら、苦痛は少ないだろう。そんな消極的な理由で出版社ばかりを回っていた。 並行して別業種も受けたが、女性差別はごく普通に行われていた。数年後に私の母校がある街に景観をこわすくらい高いマンションを建てて自治体から訴えられることになる会社の説明会に行った時のこと。ずらっと並ぶ学生を前に、その会社の人は「女性は事務職です」ときっぱり言い切った。マンションの営業や企画が主要事

    今でこそ「働きながら、子育てするための方法」など、学生さんにお話することもあるが、約15年前、就職活動していた頃の私は、勤労意欲ゼロだった。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/03/17
    "今、多くの若い人が仕事が見つからず、同じような吐き気を覚えていることだろう。"不況が原因なのかはともかくとして、職種の選択肢を自分で設定できないまま就職活動する若い人達の気持ちは暗いでしょうなあ…。
  • 以下の権利はない。 - rengejibuの日記

    1)日人労働者を採用する権利 子どもは未来の労働者だ。父親・母親には自分の子どもを育てる権利がある。それを邪魔する管理職は少なくないが、そういう人を放っておく経営者には、日人労働者を採用する権利はない。彼・彼女らの行為は、綺麗な観光地に来てゴミを捨てて帰り、他人にタダで掃除をさせるのと同じだ。子どもを産み育てるコストを全て他人に負わせて自分は一切サポートせず、その果実だけ享受しようとする恥知らずが何と多いことか。就活学生さんには、「女性活用のウソ」を見抜くリテラシーをもってほしい。 2)年金をもらう権利 年金保険料を払っているから、受け取るのは当然と勘違いしている人は少なくない。日の年金制度は賦課方式をとっているから、今の高齢者の年金は現役世代が払う。今、現役の経営者が将来もらう年金は、将来の労働者、つまり今いる子どもや、これから生まれてくる子どもたちが払う。だから、子どもが生まれて

    以下の権利はない。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/03/13
    あえて"仕事"タグはつけない。/ "宝くじがあたったら、この問題に特化した訴訟をサポートする財団を作りたい。"ああ、考え方が凄すぎる…お金さえあれば出来ることなんだよね。
  • こういう上司のもとなら働きやすい。 - rengejibuの日記

    ★フルタイム共働き子育て経験者 部下の抱えるいろんな事情をいちいち説明せずとも分かってくれる最もありがたい存在だが、日ではまだ少数派。 ★愛家and/or子ども好き が専業主婦でも、家庭円満。「奥さん大好き!」とか「子ども関連の行事は欠かさず参加」な人。40代50代はフルタイム共働きがまだ少ないから、管理職を変えるなら、このゾーンを目指すのが現実的か。と思ったけれど、すでに崩壊した家庭を立て直すのは難しいかも。 ★僕、会社の外にも居場所があるよ 趣味、スポーツ、ボランティア、友達付き合い、副業 etc…。会社の外にやりたいことがある上司。名刺を持たずに行ける場所を持ってる人。家族構成にかかわらず、こういう人もとても良い。 実はワークライフバランスな上司にも復数タイプがあり、属性だけみると良さそうでも、ダメな人もいる、WLBの観点から、部下から人気がある管理職の行動特性を洗い出すといい

    こういう上司のもとなら働きやすい。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2010/03/13
    "僕、会社の外にも居場所があるよ"うちの本部長がこのタイプの人なので、とっても仕事がしやすい。指示が明確だからとっても動きやすい。
  • 〆切時期のため、遅めに帰宅。 - rengejibuの日記

    この間の日曜と、前々週の日曜も久々に出社して仕事をしていた。あらかじめ「ここからここまでは忙しいので、お迎えよろしく」と言っておいたので、今日も月曜も火曜も、保育園のお迎えは夫。私は朝、子どもを送って行った後、取材やら編集作業やらをして、夕時を過ぎてから帰宅していた。 今日は帰ったら、夫と子どもはすでに事をすませていた。いつもは私の帰りが遅いと「話が違う!」とばかりに怒ったりすねたりするのだが、今日はお腹一杯のため、ご機嫌。聞けば、夫の分までハンバーグをべちゃったそうである。手作りだとおいしいからねえ・・・。 リビングで、子どもと遊んでいるうちに、夫が私のためにハンバーグを焼いてくれる。付け合わせも手作り。私がべている間に、子どもは夫とお風呂。その後、私は子どもとじゃれたり遊んだりしながら寝かしつけようとする。子どもが起きだして、お皿を洗っていた夫を「パパ?」と呼びに行く。結局、2

    〆切時期のため、遅めに帰宅。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2009/12/04
    目指すはid:RengeJibuの旦那さんのような人である。
  • よく、夫と結婚について話をする。 - rengejibuの日記

    正確にいえば、非婚が広がっている理由と背景について話をする。話はいつもだいたい同じところをぐるぐる回る。子煩悩で家庭的な夫は「子どもはむちゃくちゃ可愛い。子どもを作らないとしても、パートナーと暮らした方が楽しい。それなのに、結婚しない人が増えてるのはなぜか」と問う。それに対する私の答えはいつも同じ。「結婚しない、と決めてる女性はごく少数。20代30代だと、大半が子どもも欲しいという。問題は結婚したい相手がいないからだよ」。 専業主婦志向の人のことは分からないが、自分の周りにいる経済的に自立した女性を考えると、彼女たちが生活を共にしたい、と思えるような男性が少ない。それは、男性個人の問題というより、日の労働環境のせいだ。ようするに、この人と結婚して子どもを作って、一緒に毎日暮らす、という将来像を描けない。なぜなら、彼らは仕事結婚してるからだ。 だって、かっこいいなと思う男の人は、総じて長

    よく、夫と結婚について話をする。 - rengejibuの日記
    uhyorin
    uhyorin 2009/10/09
    "彼らは仕事と結婚してるからだ。""日本の未婚率を下げ、出生率を上げるには、やはり、男性を資本の奴隷から解放することが必要なようです。"名言すぎる!
  • 2009-04-20

    稼ぐ・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換 作者: 治部れんげ出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/04/20メディア: 単行購入: 16人 クリック: 311回この商品を含むブログ (9件) を見る 内容はタイトルの通りで、アメリカの共働き夫婦がどんなふうに家事育児分担をしながらお互いのキャリアを伸ばしているか紹介しています。こちらの日記でも繰り返し触れているように、アメリカの公的育児支援は貧弱で、有給の育児休業制度すらありません。にも関わらず、働く女性は日より多く、その経済的地位は日より20年以上進んでおり、出生率も先進国にはめずらしく2.0に達しています。その背景にあるものは、夫の家事育児参加なのでは、という仮説のもと、2006年夏から1年間、現地で文献調査とインタビューを行いました。その結果をまとめたものです。 私はふだん出版社で雑誌記者として働いていますが、この企画は

    2009-04-20
    uhyorin
    uhyorin 2009/04/21
    "その背景にあるものは、夫の家事育児参加なのでは"…公的支援に頼らなくてもなんとかやっていける層はどれだけいるのかわからないがとっても興味深い。/ 出版おめでとうございます!…でいいのかな?