保育園は親が働いている間「子どもを預かってくれる場所」と思っている人が多いでしょう。実際、私も保育園のおかげで仕事を続けているのですが、子どもが成長するにつれて、保育園の真の力は、ちがうところにある、と感じます。 それは教育です。うちの子ども達を見ていると、保育園には高い教育機能があると実感します。例えばあいさつ。朝夕、担任の先生や園長先生に「おはようございます」「ありがとうございました」「さようなら」と親子そろって大きな声であいさつするので、1歳を過ぎた頃から周りをまねて会釈するようになります。 何より素晴らしいのは、高い自己肯定感が養われること。先生方がとにかく褒めてくれ、子どもの得意分野を伸ばしてくれるので、多くの子が自信をつけていきます。 「褒めて存在を認める」のは、0歳児クラスから始まっています。ある時、皆がひとりずつ、自分の帽子をかぶって見せると、先生方がひとりずつ「かわいい〜