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2007年10月28日のブックマーク (4件)

  • 極東ブログ: [書評]アリはなぜ、ちゃんと働くのか(デボラ・ゴードン)

    先日twitterで蟻についての話題があって、そういえばと思って、「アリはなぜ、ちゃんと働くのか 管理者なき行動パタンの不思議に迫る(デボラ・ゴードン、訳:池田清彦、池田 正子)」(参照)を書庫から取り出して読み直した。 たしかこのは新潮OH!文庫として初めて出版されたもので単行からの文庫化ではなかったと思う。アマゾンを見たらそれどころか新潮OH!文庫自体がなくなっているようだ。そういえば見かけない。どうなっているのだろう。なにより、書はすでに絶版らしく、古書でプレミアがついていた。当時600円だったのに、古書では1140円から2500円まで。残念な気がする。このは高校生でも読めて、科学というものについて強いインパクトを受けるに違いないのに。普通の読書人の大人にとっては、蟻の生態といった科学分野に関心のある人ならやはり面白いだろう。そしてある種の創造的なプログラマーにとっても刺激的

  • 極東ブログ: [書評]走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

    村上春樹の書き下ろしエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」(参照)は買ったその晩に読みふけって読み終えた。読みやすいだったからとはとりあえず言えるのだが、奇妙な、苦いような後味が残った。たぶん、エッセイとは違う何かがあるのだろう。後書きで彼は「メモワール」だと言っている。 僕はこのを「メモワール」のようなものだと考えている。個人史というほど大層なものでもないが、エッセイというタイトルでくくるには無理がある。前書きにも書いたことを繰り返すようなかたちになるが、僕としては「走る」という行為を媒介にして、自分がこの四半世紀ばかり小説家として、また一人の「どこにでもいる人間」として、どのようにして生きてきたか、自分なりに整理してみたかった。 村上は「メモワール」というフランス語の語感に思い入れがあるようでいて「エッセイ」のフランス語の語感を知らないのも奇妙にも思われるのは、むしろ英

    ume-y
    ume-y 2007/10/28
    id:finalvent氏なら、「泳ぐことについて語るときに僕の語ること」となるだろうか。
  • 難しいダルフール情勢 - finalventの日記

    NHKの報道にやや疑問をもつのであえて全文引用しておく。 ⇒ダルフール 政府側が停戦宣言 : NHKニュース ダルフール紛争の和平協議は、国連やアフリカ連合の仲介で27日から北アフリカのリビアで始まり、ダルフールの7つの反政府勢力とスーダン政府の代表団などが出席しています。この席で、スーダンのナフィー大統領顧問は「スーダン政府はバシル大統領の決断により、ダルフールでの停戦を宣言する」と述べるとともに、反政府勢力側から攻撃されないかぎり停戦を続ける考えを明らかにしました。これに対して、和平協議に参加した反政府勢力の代表は「政府の真剣さを見極めたい。以前のように政府が停戦を破らないよう条件を詰めていきたい」と述べて、今後の協議で内容を詰めていく考えを明らかにしました。ダルフールの反政府勢力は10以上のグループに分裂し、今回の協議に参加したのは比較的規模の小さなグループで、勢力の大きなグループは

    難しいダルフール情勢 - finalventの日記
    ume-y
    ume-y 2007/10/28
    「間違いではないのだが、どうもスーダンよりのトーンを感じる」「反抗勢力側はスーダンの停戦を信用していない」
  • キリスト教関係お勧め書 - finalventの日記

    新約聖書についてはちょっと専門的だし古いのだけど短いのでこれがベストだと思います。 これ⇒「 新訳聖書: : ギュンター・ボルンカム,佐竹 明」 弁解的になるけど70年代のほうがキリスト教を批判的に捉えていて良書が多かったように思う。ボルンカムのこれだけどその後大きく否定されたことはないと思うし、新約学の基礎になる。 あとこれは聖書学を学ぶ人には逆に障害になるのだけど、日の一般教養人にとっては西洋のキリスト教のイメージが先行するはずなので。 これ⇒「 名画でたどるバイブル: : ギュスターブ ドレ,Gustave Dor´e」 お金があれば⇒「 旧約聖書物語: : Gustave Dor´e,谷口 江里也,ギュスターヴ ドレ」 お金があれば⇒「 新約聖書物語: : 谷口 江里也,ギュスターヴ ドレ」 お金があれば⇒「 神曲: : ダンテ アリギエリ,谷口 江里也,Dante A