何の見返りを求めるわけでもなく、自分が住む街のために活動をする人たちがいる。掃除や花壇の整備、パトロールなど、そうした活動によって住みやすい環境が守られていることは多い。英国のある男性も、そんな活動をこつこつと続けている1人。以前、街で壊れたベンチを見かけた際に「なんで誰も修理しないのか」と疑問に思ったことをきっかけに、誰にも気付かれないよう、壊れたベンチやフェンスを見つけてはこっそりと自腹で補修しているそうだ。 この男性はグレーターマンチェスター州オールダムに住む37歳の男性ステファン・リマーさん。6年前に軍を辞め、現在マンチェスターメトロポリタン大学でリサイクルの勉強をしているリマーさんは、壊れたままのベンチを見ては疑問を抱き続けていたという。そしてある日、「以前気が付いたときは無視したけど、自分がなんとかしなくては」(英紙デイリー・メールより)と思うに至り、自ら修理活動をすることに決