2010年度補正予算編成の検討が始まった。10日の時点ですでに9200億円の経済対策を提示したものの、ねじれ国会の野党からの突き上げもあるが、それでは迫る景気低迷に対処できないと菅政権が理解したものだ。 失政に次ぐ失政の菅政権ではあるがあられもなく失敗すると衒いもなく転身する。それもまた政治的な能力でもあろう。でればもうちょっと転身してもよさそうな点がある。菅総理は都合の悪い話にも耳を傾けるタイプの人でもないし、雑音も多いので届かないとは思うがふれておこう。 「雑音」とするのは多分に価値判断が含まれてて、かく言う私の話こそ「雑音」であろう。そこでどっちもどっちで見ていくと、今朝の大手紙社説は興味深いとも言えるものだった。 朝日新聞社説「補正予算―与野党協議の良き前例に」(参照)は前提からして、補正予算の必要性を野党対策としている点、冗談を書いているつもりはないのだろうが、笑えるところだった