マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『華氏119』を見てきた。 www.youtube.com マイケル・ムーアがドナルド・トランプはなぜ大統領に当選したのか、そしてトランプはどれほど危険なのかを分析し、それにどうやって抵抗すべきなのかを考えて訴えるという内容である。 前半はまるでホラー映画みたいだ。トランプ当選のショックをまるでサイコホラーみたいに撮っており、ドキュメンタリーとは思えないくらい気持ちが悪い。序盤で、クリントンを攻撃したメディアの男たちの中にはトランプ同様、セクハラで訴えられていた連中が多い…という話のところでは、ホールの"Violet"が流れるのだが、これはホールの最高の使い方だと思う(『リヴ・スルー・ジス』の時のホールはものすごい負のパワーを発していた)。 ムーアの批判はトランプ政権だけではなく、弱腰の民主党や、きちんとミシガン州フリントの水道水汚染問題に対処しな