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ブックマーク / gendai.media (117)

  • 保育士の給料はなぜ安いのか…「ブラック保育園」が生まれる根本原因(小林 美希) @gendai_biz

    保育士の人件費、その実態 保育士が不足するなか、国をあげての保育士の処遇改善が行われているが、当に保育士の賃金は上がっているのだろうか。 保育所に支払われる運営費は「委託費」と呼ばれ、人件費が8割、事業費(保育材料や給など)が1割、管理費(福利厚生や業務委託など)が1割で見積もられている。 しかし、保育士の人件費が想定通りにかけられず、薄給となる事態に陥っている。なぜなら、「委託費の弾力運用」という制度によって、人件費が他の目的に流用されることが可能になっているからだ。 いったい、人件費の実態はどうなっているのか。 保育所の人件費比率について、日共産党横浜市議団が先駆けて調査していた。 古谷靖彦市議を中心とした横浜市議団は2013年8月に記者発表を行い、市内の株式会社の人件費比率の低さについて問題視。 2010年度と11年度の決算では、株式会社の人件費比率が53.0%と53.2%、

    保育士の給料はなぜ安いのか…「ブラック保育園」が生まれる根本原因(小林 美希) @gendai_biz
  • 気づいていますか? 現在の格差が「世界恐慌なみ」だということに(宮台 真司,白井 聡,斎藤 幸平) @gendai_biz

    コロナ禍でかつてなく「格差」の問題がクローズアップされている。テレワークできる人、できない人。高給取りのブルシット・ワーカーと社会を支えるエッセンシャル・ワーカー。健康に不安をもつ人や高齢者と、感染を気にしない若年層。ワクチンが潤沢に行き渡る国とそうでない国――。 分断と対立を生み出す構造の奥には、何があるのか。宮台真司、白井聡、斎藤幸平の三氏が徹底討議する。 資主義が牙を剥いた 斎藤 この1月に国際慈善団体のオックスファムが発表した調査は衝撃的でした。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツやテスラ創業者のイーロン・マスクら世界の富豪トップ10人が、コロナ禍のこの1年で、保有株の価格上昇などによって計56兆6000億円もの利益を得た。これは、全人類76億人に必要なコロナワクチンをすべて賄える金額だそうです。 白井 そのオックスファムの別の調査によれば、'16年時点では「世界のトップ62人の富

    気づいていますか? 現在の格差が「世界恐慌なみ」だということに(宮台 真司,白井 聡,斎藤 幸平) @gendai_biz
    vialavida
    vialavida 2021/05/05
    バイデン氏の施政方針演説とかに触れないんだと思ったら3月下旬の号からの転載だった。
  • 「助け合いの美しさ」があぶり出す“公助なき社会”という残酷な現実(河野 真太郎)

    貧困と「助け合う」人々 現在、「家」をめぐる2映画が公開中である。1はアイルランド映画の『サンドラの小さな家』、そしてもう1は米国アカデミー賞の有力候補にも上がっているアメリカ映画の『ノマドランド』だ。前者はシングルマザーが自分の家を作る物語、後者は高齢の女性が家を失って放浪生活をする物語と、対照的でありつつ、そこには深いところでの共通点がある。 稿では、まず『サンドラの小さな家』で描かれている「助け合いの精神」について読み解きながら、『ノマドランド』をはじめとした「家」をめぐる作品を巡り、最終的に『サンドラ』に戻って、ここで描かれる“助け合いのコミュニティ”をどう評価できるかを考えてみたい。 フィリダ・ロイド監督の『サンドラの小さな家』(原題Herself)は、DVの問題、シングルマザーの貧困の問題、そして住宅問題といったテーマが盛り込まれた必見の作品だ。 舞台はアイルランドの

    「助け合いの美しさ」があぶり出す“公助なき社会”という残酷な現実(河野 真太郎)
    vialavida
    vialavida 2021/04/25
    "公助がうまくいっていないなら、共助や自助でなんとかしなければならないのが現実ではある。だが私たちは、共助や自助を美しい物語にして納得してしまうことには、抵抗しなければならないだろう"
  • カズオ・イシグロの警告が理解できない、リベラルの限界(御田寺 圭) @gendai_biz

    「横」を見るだけでは不十分 2017年にノーベル文学賞を受賞した小説家カズオ・イシグロ氏の、あるインタビューが各所で大きな話題になった。 そのインタビューが多くの人から注目されたのはほかでもない――「リベラル」を標榜する人びとが自分たちのイデオロギーを教条的に絶対正義とみなし、また自身の感情的・認知的好悪と社会的正義/不正義を疑いもなくイコールで結びつける風潮の高まりに対して、自身もリベラリズムを擁護する立場であるイシグロ氏自身が、批判的なまなざしを向けていることを明言する内容となっていたからだ。 〈俗に言うリベラルアーツ系、あるいはインテリ系の人々は、実はとても狭い世界の中で暮らしています。東京からパリ、ロサンゼルスなどを飛び回ってあたかも国際的に暮らしていると思いがちですが、実はどこへ行っても自分と似たような人たちとしか会っていないのです。 私は最近とよく、地域を超える「横の旅行」で

    カズオ・イシグロの警告が理解できない、リベラルの限界(御田寺 圭) @gendai_biz
    vialavida
    vialavida 2021/03/22
    カズオ・イシグロさんのあの発言は「『階級』の概念がみんな抜け落ちてないか?」って意味に俺は取ったけどな。
  • トランプ後のアメリカで何が起こるか…巨大テック企業が抱える「深刻な問題」(池田 純一) @gendai_biz

    トランプ後のアメリカで何が起こるか…巨大テック企業が抱える「深刻な問題」 当に警戒すべきものは何か? GoogleとFacebookが直面する難題 すでに2021年1月20日のバイデン次期大統領の就任を控えた「レイムダックシーズン」に入っているにもかかわらず、シリコンバレーのBig-Techに対するアメリカ政府の風当たりは日に日に強くなる一方だ。 2020年12月9日、かねてから噂されていたように、FacebookはFTC(連邦取引委員会)から反トラスト法違反の訴訟を起こされた。それだけでなく同日、46の州とグアムならびにワシントンDCの司法長官から反トラスト法違反で訴えられた。こうなると参加していない州を挙げたほうが早いだろう。不参加だったのはサウスダコタ、サウスカロライナ、アラバマ、ジョージアの4州のみ。つまりこの4州以外の州が全てFacebookに問題ありとみなしたわけだ。 これだ

    トランプ後のアメリカで何が起こるか…巨大テック企業が抱える「深刻な問題」(池田 純一) @gendai_biz
    vialavida
    vialavida 2021/01/01
    ”FacebookやGoogleのサービスを「無料(Free)」で享受するために「対価」として差し出すのが、その人物の「行動データ」、すなわちプライバシー" "自らの生活を覗き見させるのが、無料利用を続けるための、いわば供物"
  • 「1億回」が“ヒットの新基準”、2020年の大ヒット曲とその理由(柴 那典) @gendai_biz

    2020年は、ヒットチャートに“異変”が起こった1年だった。 Billboard JAPANが発表する年間ソングチャート「Billboard Japan Hot 100」(集計期間2019年11月25日~2020年11月22日)のTOP10は以下のような並びとなっている。 1位 YOASOBI「夜に駆ける」 2位 Official髭男dism「Pretender」 3位 LiSA「紅蓮華」 4位 Official髭男dism「I LOVE...」 5位 King Gnu「白日」 6位 瑛人「香水」 7位 Official髭男dism「宿命」 8位 あいみょん「マリーゴールド」 9位 LiSA「炎」 10位 あいみょん「裸の心」 ここから見える“変化”は、いくつかある。 まずはヒット曲の生まれる場所がCDからサブスクリプション型(定額制)のストリーミングサービスへと完全に移行した、ということ

    「1億回」が“ヒットの新基準”、2020年の大ヒット曲とその理由(柴 那典) @gendai_biz
  • 想像以上に搾取される保育士たち…良い保育園と悪い保育園の「決定的な差」(小林 美希) @gendai_biz

    「いったい、私たちの給与はどのくらい搾取されているのか」 新型コロナウイルス感染症が流行してから、保育士たちの疑念が強まった。緊急事態宣言が発令された2020年の春、内閣府が特例措置で認可保育園などに対して運営費の満額支給を行った時に、全国各地で運営事業者が人件費を搾取したことが判明した。 コロナの影響があっても人件費が満額出たにもかかわらず、事業者は保育士を休ませ、満額補償すべき休業補償をあえてカットしたことが分かったのだ。それに気づいた保育士が声をあげ、国の求めに応じて自治体が厳しく監査を行う事態となった。 コロナ禍のなかでの事業者からの搾取により保育士が辞めていくケースが目立った。離職が相次げば、保育の質の維持・向上にも限界がくる。 コロナの第三波の最中、子どもを預ける保護者も、就職活動をする保育士にとっても思うように園見学ができずにいるのではないだろうか。 そこで、今後の入園申請や

    想像以上に搾取される保育士たち…良い保育園と悪い保育園の「決定的な差」(小林 美希) @gendai_biz
  • SDGsは「大衆のアヘン」。資本主義に緊急ブレーキを!(斎藤 幸平)

    気候変動は肌感覚で捉えられ、論じられ、対応を迫られる問題になっている。日においても「50年に一度の~」「観測史上最も~」と形容される災害が頻発し、状況の悪化を感じずにはいられない。私たちはライフスタイルを変えなければならない、という声も聞かれる。そんな中、「資主義が地球を壊している」「資主義と決別を」と主張し、斬新な提案を示す思想家がいる。国際的なマルクス研究の新鋭・斎藤幸平氏だ。脱成長を目指しても、豊かな経済システムは可能だと彼は断言する。そんなシステムが当にあるのか、実現できるのか、そしてそれが私たちの生活や労働にどう関わるのか、お話を伺った。(取材・文/正木伸城) SDGsは「大衆のアヘン」である ――いま、気候変動が切迫した問題として捉えられ、SDGs(=持続可能な開発目標)が注目を集めています。日でも遅まきながら話題になってきました。そこに斎藤幸平さんが、かのカール・マ

    SDGsは「大衆のアヘン」。資本主義に緊急ブレーキを!(斎藤 幸平)
  • 中国という国は金満でも「中国人は極端に貧乏」という強烈な現実(北村 豊) @gendai_biz

    中国人もびっくりの実像 2020年10月末に中国のインターネット上に『中国人の月収別グループ構成』と題する円グラフが掲載された。そこに示された月収比較はありきたりの言語表示ではなく、一目で分かる円グラフ表示であったので、ネットユーザー達の注目を集めた。 中国メディアの某記者は、この円グラフの内容が日頃想像していたものと相違することに驚き、思わず、その思いを取りまとめて『グラフを見れば分かる:中国人の収入はどうしてこんなに低いのか?』と題する記事を書いたくらいだった。 なお、ここでいう月収とは中国語の「可支配収入(可処分所得)」で、所得税などの直接税や社会保険料などを差し引いた後に残る毎月の手取り収入を意味する。 そこで、円グラフの内容を整理すると次の表のようになる。

    中国という国は金満でも「中国人は極端に貧乏」という強烈な現実(北村 豊) @gendai_biz
  • 大ヒット『鬼滅の刃』の隠れた凄まじさ…「男らしさの描き方」の新しさに注目せよ(河野 真太郎) @gendai_biz

    「俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」──これは、現在劇場版が上映中で、公開から10日間で興行収入100億円を突破、歴代興行収入の記録(『千と千尋の神隠し』の308億円)の塗り替えも視野に入る大ヒットとなっている『鬼滅の刃』の原作第24話からの、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の台詞(独白)である。前の戦いでの傷の痛みについての台詞なのだが、これがいかにも文脈を欠いていて奇妙なのだ。次男だったら我慢できないというのは一体どういうことか? これに類する、「男だから」といった台詞がちりばめられ、全体として「父的なものを継ぎ、家族を回復する」というテーマを持つこの作品は、非常に古い家族の価値に舞い戻っているのではないか(フェミニズムの用語を使えば家父長制〔簡単に言えば、家長=父が絶対的な権力を持つ制度。長男によって家系が受け継がれるため、長男の地位が高まる傾向にある

    大ヒット『鬼滅の刃』の隠れた凄まじさ…「男らしさの描き方」の新しさに注目せよ(河野 真太郎) @gendai_biz
  • なぜ若者は、安倍晋三に続いて「菅義偉も」支持するのか(御田寺 圭) @gendai_biz

    政権に対して旺盛な批判精神を発揮してクリーンな政治や社会を目指すとか、旧来の社会を批判してポリティカルにコレクトな制度設計を提案するといった「リベラル」な方向性は、地元の因習を軽蔑・嫌悪して都会の大学にやってきた、あるいは豊かな生まれで自力救済を目指さなくても生活に困らない、ごく一部の恵まれたインテリの若者たちが支持しているにすぎない。 そうした都市生活を送るインテリの若者のほうが、自力救済に親和的で、地元密着型で、地縁的結合のもとであくせく働くその他大勢の若者よりもはるかに余暇が豊富にあるため、彼らの声がSNSとりわけツイッター上では実態以上に大きく聞こえてくるだけだ。実態を見誤ってはならない。 多くの若者は、周囲の人びとが想像するよりもずっと「生活者」の視点に立って懸命に生きている。リベラルな大人たちが、ひとりの生活者として自力救済に勤しむ彼らを「大局的な視野で物事を見られない愚か者」

    なぜ若者は、安倍晋三に続いて「菅義偉も」支持するのか(御田寺 圭) @gendai_biz
    vialavida
    vialavida 2020/10/25
    単純に国政のことまで考えてる余裕がなく、仮に政権交代が起きたらそれに伴い起こる制度変更に対応する余裕もないから現状維持で、という意識に俺には見える。
  • マンション「大崩壊」で、これから日本の「不動産市場」に起きるヤバいシナリオ(沖 有人) @moneygendai

    リモートワークで「もう1部屋需要」が急増中…! 「コロナ禍を受けた『 住宅購入・建築検討者 』 調査(首都圏)」をリクルートが行った。 緊急事態宣言後に行われたこの調査によると、アフターコロナで働き方が変わったことで家に対するニーズが変わってきていることがわかる。 たとえば、通勤回数が減ることで駅から離れた立地に居住する志向が強くなり、在宅ワークが増えることで広さと部屋数を求めるニーズが強くなった。これにより、マンションよりも戸建を検討する世帯が増えた。 確かに、戸建の主要な面積・間取りは100㎡・4LDKだが、マンションは70㎡・3LDKになる。「もう1部屋需要」は戸建が受け皿になっている。持ち家の需要は戸建が盛り返してきているのだ。 コロナで露呈した「マンションリスク」 他人と同じ屋根の下に住む集合住宅では感染者が1人でも出ると厄介なことになる。私の知り合いは3月初旬の渡航帰りで新型コ

    マンション「大崩壊」で、これから日本の「不動産市場」に起きるヤバいシナリオ(沖 有人) @moneygendai
  • 731部隊の元少年兵が激白…「残虐な人体実験が我々の日常だった」(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    731部隊にいた10代の少年兵たち 「任務が終わった夜に同期の友人と会うと、お互いの業務内容を話していました。『今日は人体解剖をした』『軍用犬に細菌兵器を運ばせる訓練をしている』なんて人もいましたね。まだ10代でしたけど、当然施設内で生物兵器を作っていることも知ってましたよ」 たった14歳で731部隊に入隊した元少年兵の須永鬼久太氏(92)はこう語る。 関東軍防疫給水部部、通称「731部隊」。満州のハルビン市近郊に拠点を構え、表向きには兵士の感染症予防や安全な給水システムに関する研究を行っていた。しかし秘密裏に非人道的な人体実験を繰り返し、実戦での使用を目指して生物兵器を開発していたとされる。 14歳から17歳という多感な青春時代を、須永は「日陸軍史上もっとも残虐」とされる部隊で過ごした。戦後75年が経ち、731部隊の実情を証言できる元隊員は少ない。満州の地で、彼はいったい何を見たのだ

    731部隊の元少年兵が激白…「残虐な人体実験が我々の日常だった」(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 『天気の子』主人公が「村上春樹訳のサリンジャー」を読んでいる理由(河野 真太郎) @gendai_biz

    稿はネタバレを含みます】 『君の名は。』で大ヒットを飛ばした新海誠監督の新作『天気の子』は、公開から11日で観客動員数300万人、興行収入40億円を達成し、上々のスタートを切った。 『君の名は。』で新海作品に初めて触れて、今回の『天気の子』を観た方も多いかもしれない。娯楽作品であるし、『天気の子』だけを観て面白かったそうでもなかった、というので全然構わないのだが、新海作品のジャンル的・物語文化的な文脈を踏まえれば、より幅広い視点から作品を鑑賞することができる。ここでそれを押さえた『天気の子』の見方をひとつ提示しておきたい。 「セカイ系」とは何か 新海監督作品は、しばしば「セカイ系」という言葉と結びつけられて論じられる。セカイ系とは、1990年代から2000年代にかけて流行した物語類型だ。批評家の東浩紀による定義では、セカイ系とは、 主人公と恋愛相手の小さく感情的な人間関係(「きみとぼく

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  • 日本ドラマの「ジェンダー観」、実は劇的にアップデートされつつあった…!(西森 路代) @gendai_biz

    ドラマの「ジェンダー観」、実は劇的にアップデートされつつあった…! 『MIU404』『透明なゆりかご』… コロナで自粛期間中、家にいる時間が長くなったことや、ネットフリックスで気軽に見られるということもあって、韓国ドラマ人気に火がついている。確かに、話題となる『愛の不時着』や『梨泰院クラス』は、ストーリー展開の緩急のつけかたも見事で、次がどんどん見たくなるものであった。 韓国ドラマの評価が上がるのと同時に聞かれるようになったのが、「それに比べて日のドラマは…」と日韓のドラマを比較して日の作品に批判的な見方を示す意見だ。 とくに日のドラマの「女性の描き方」を批判する声は小さくない。制作側が無邪気で天真爛漫で何があっても笑顔で切り抜けるようなキャラクターにするなど、設定があまりに「昭和然」としているといった声もあった。 確かに、ドラマに限らず日テレビ番組は「最大公約数」的な面白さ

    日本ドラマの「ジェンダー観」、実は劇的にアップデートされつつあった…!(西森 路代) @gendai_biz
  • 首都圏人気エリアの「新築マンション価格」に起きた異変…「前のバブル崩壊」を思い出す(榊 淳司) @gendai_biz

    「値上がり」のウラで… 収束の見えない新型コロナの感染拡大は、東京周辺の住宅市場にも、静かながら不気味な変化をもたらしている。 今のところ、表面的には価格面では大きな変化はない。例えば、新築マンション市場では2013年頃から始まった値上がり傾向が依然として続いている。 新築マンションの場合、売主が事業用地を購入してから売り出すまでに、設計や建築確認などの諸々の準備が必要であり、その期間は1年から1年半はかかる。中には塩漬けになって数年間寝かされることも珍しくない。 したがって、今から市場に出てくる物件の土地は早くても2019年の半ば以前に仕込まれたものだ。仮にコロナ騒ぎで土地が値下がりするにせよ、それが新築マンションの価格に反映されるのは早くて1年先、ということになる。 その一方で、新型コロナによって市場のマインドは確実に冷えている。2013年以降、市場に蔓延したイケイケムードはすっかり萎

    首都圏人気エリアの「新築マンション価格」に起きた異変…「前のバブル崩壊」を思い出す(榊 淳司) @gendai_biz
  • なぜ若者は、それでも「安倍晋三」を支持するのか(御田寺 圭) @gendai_biz

    「若年層だけ持ち堪えている」不思議 安倍政権の支持率が急降下している。 朝日新聞が実施した最新の世論調査(2020年5月第2回調査)によれば、支持29% ・不支持52%であり、支持率が不支持率を大きく下回る結果となっている。新型コロナウイルス対策が評価されなかったこと、またパンデミックによる経済的打撃が深刻化していることなどが、支持率を急落させた要因として考えられる。 しかし、年代別で細かく見てみると、じつに興味深いことがわかる。29歳以下の若者層の内閣支持率は高く、僅差ではあるものの依然として支持率が不支持率を上回っているのである。*1

    なぜ若者は、それでも「安倍晋三」を支持するのか(御田寺 圭) @gendai_biz
    vialavida
    vialavida 2020/06/20
    完全に憶測だけど、1/2成人式に代表される「教育政策」の「成果」ではなかろうか。再来年度には高校での「現代社会」の廃止と「公共」の新設も控えている。
  • 政権への批判が「感情的」「誹謗中傷」とされる、日本の倒錯的状況(樫村 愛子) @gendai_biz

    社会にとっての大きな転換点だけでなく、世界にとっても社会変容を加速するとされる今回のコロナ禍。 よく比較される3・11の東京電力福島第一原子力発電所の事故は「リスクが大きすぎ、被害が長期的すぎ、不可視で、『あいまいな喪失』」と言われたまったく新しいタイプのトラウマだったが、今回のコロナ禍は同様に不可視で大きすぎる災禍であるだけでなく、被害者が潜行する(しかも被害の拡大に人が介在する)、さらに新しいタイプのトラウマである。 この新しい不可視性に対しては、より成熟した、忍耐を伴う、現実に向き合う態度が必要なのだが、社会の対応はどうだろうか。 私は3・11の時にトラウマに対する日社会の反応について社会学と精神分析の観点から分析し、日の社会学者たちと世界に発信した(樫村2016)ので、それを参照比較しつつ、今起こっていることについて考える。 注目するのは、コロナ禍をめぐるコミュニケーション

    政権への批判が「感情的」「誹謗中傷」とされる、日本の倒錯的状況(樫村 愛子) @gendai_biz
    vialavida
    vialavida 2020/06/05
    何を言いたいのかよくわからない。ポパーとかベックとかシジェクとかいう人たち、あるいは「トラウマ」概念とか「ジェンダー」概念とかをつまみ食いしました感。「欧米」対「日本」の図式も安直。
  • 「学歴詐称疑惑」再燃の小池百合子…その「虚飾の物語」を検証する(近藤 大介,石井 妙子) @gendai_biz

    「近藤大介 北京のランダムウォーカー」と題したこの連載は、普段は毎週火曜に中国を中心とした東アジア情勢に関するレポートを載せ、最後に推薦新刊図書の書評を加えている。だが、今回は特別編として、元政治記者の近藤大介氏と、現在ベストセラーになっている『女帝 小池百合子』(文藝春秋刊)の著者で、ノンフィクション作家の石井妙子氏との120分にわたる緊急対談をお届けするーー。 まさに「虚飾の政治家」 近藤: 新著『女帝 小池百合子』(以下、書)のご出版、おめでとうございます。まだ発売から一週間なのに、早くも大変な話題を呼んでいますね。7万部を超える勢いで、アマゾンのの総合ランキングでも、10位前後で推移しています。 前作『原節子の真実』(新潮社刊、2016年)を読んで、これは平成日における映画人評伝の最高傑作だと思いましたが、今回の新著は、平成・令和日政治家評伝の最高傑作ですね。いやあ、腰を

    「学歴詐称疑惑」再燃の小池百合子…その「虚飾の物語」を検証する(近藤 大介,石井 妙子) @gendai_biz
  • もう日本は眼中にない…対コロナ勝利で韓国の「先進国意識」が確立?(木村 幹) @gendai_biz

    ウイルスとの厳しい戦いを経験して、国民は大韓民国を再発見し始めました。 「すでにわが国は先進国」と言い始めました。 われわれが見習いたかった国々が、われわれを習い始めました。 われわれが標準となり、われわれが世界になりました。 今や大韓民国の偉大さについて語り始めました。 ――2020年5月10日 文在寅韓国大統領・就任3周年演説より コロナが追い風、文在寅与党「歴史的大勝」 去る4月15日、韓国では4年に1回の国会議員選挙が行われ、与党「共に民主党」とその比例代表用衛星政党「共に市民党」は、国会全300議席のうち60%に当たる180議席を獲得した。 この議席数は1987年の民主化以降、単独の政党が選挙で得た議席としては最大のものであり、これにより与党は3分の2以上の議席数を必要とする憲法改正を除き、国会における事実上のフリーハンドを獲得する事になった。 「共に民主党」は選挙前には、国会の

    もう日本は眼中にない…対コロナ勝利で韓国の「先進国意識」が確立?(木村 幹) @gendai_biz
    vialavida
    vialavida 2020/05/25
    韓国はあとは少子化(とそれに伴う労働力減少)さえクリアできれば日本の先を行くだろう。日本は第二次安倍政権を誕生させたことで「失われた30年」になってしまった。経済政策含め「やってる感」政権でしかなかった。