創造を妨げる“ヤツ”の正体 世界中のゲーム開発者が集い、最新技術やゲーム制作の過程などを解説、紹介する国際会議“GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス) 2013”が、現地時間の3月25日~3月29日の期間、アメリカ・サンフランシスコのモスコーニセンターで開催中。この記事では、京都に本社を構える開発会社、“Q-Games(キュー・ゲームス)”の代表取締役であるディラン・カスバート氏の講演をリポートする。 そもそも、ディラン・カスバートって誰? という人もいるかもしれないので、紹介しておこう。ディラン氏は、イギリス出身のゲームクリエイター。17歳のときにプログラマーとしてキャリアをスタート。スーパーファミコンの『スターフォックス』で採用された“FXチップ”の開発などで知られるアルゴノート・ソフトウェア(当時)に籍を置き、両社の契約で任天堂と仕事をすることになる。任天堂では、ゲームボー