綜合警備保障(ALSOK)は、小型無人飛行機ドローンの工場などへの侵入を音で感知するサービスを6月にも始める。プロペラの回転音を外壁などに設けるセンサーでとらえ、サイレンを鳴らしたり、警備員が急行したりする。 ドローンは低空を飛ぶため、レーダーでとらえにくい。導入する米国製センサーは、好環境なら150メートル離れたドローンも感知できる。映像による監視より広範囲を効率的にカバーできるという。 料金はセンサー1台の場合、月20万~30万円前後の予定。すでに企業から問い合わせがあるという。別料金のカメラや電波探知機を使えば、ドローンの飛行方向の推定や、操縦者探しも可能になるという。研究機関や原発、イベントの警備向けにも売り込む。 同業のセコムも、ドローンで不審な侵入者を自動で追い掛けて、車のナンバーや人相を撮影するサービスを発表している。(奥田貫)