ワシントン(CNN) 米沿岸警備隊は9日までに、乗っていた小型船が大波に襲われて沈没し、漂着した西太平洋の無人島で3日間立ち往生していた乗組員3人を救出したと発表した。ヤシの木の葉で砂浜に「HELP」の文字を描いたことが救助の決め手となった。 3人が見付かったのは、米国との自由連合を結ぶミクロネシア連邦のファナディック島。同島は米ハワイ州ホノルルから南西へ約4184キロ離れている。 沿岸警備隊はCNNの取材に、3人は船が夜間に沈没した後、約3.2キロの距離を泳いで同島にたどり着いたと説明した。 3人が行方不明との情報は5日朝に沿岸警備隊に届き、米領グアム島にある司令部が中心になって捜索を開始していた。捜索には米海軍も協力。日本の三沢基地に駐留する哨戒機P8が7日朝に砂浜に記された「HELP」の文字や空に向かって救命胴衣を振り続ける3人を発見していた。 ファナディック島周辺の海域は遠隔地など
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