1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/08/21(日) 23:59:51.22 ID:FI3vVgJLO 「Pさん……♡」 目覚めたその瞬間から、今自分が見ている光景は夢だと思った。 目覚めたのに『夢』だなんて表現はおかしいかもしれないが……けれど、そうとしか思えなかった。 「Pさん……うふふ、面白い顔♪ まだ、寝ぼけているんですか? いつかの私のように」 「……俺は、寝ぼけているのか?」 「さあ、どうでしょう? でも、どちらでもいいじゃありませんか」 ここは、事務所の一室。外は暗く、すでに夜になっていることがわかる。 そして……ソファーで寝ていた俺の身体の上に、ひとりの少女がまたがっている。 艶めかしい息遣いは静かに荒々しく、舌なめずりをする顔つきは普段の彼女とは程遠く。 「はーっ♡ はーっ♡ やっと……やっと、あなたを味見できます。ずーっと、我慢していたん