経営力がまぶしい日本の市町村50選(6) 昨日の『世界が注目する岡山県西粟倉村の林業』に続き、岡山県の西粟倉村をお送りする。この村の取り組みが面白いのは、林業を再生しているのが、都会からやって来たIターン組であることだ。若い人たちが日本の将来を憂い、立ち上がったのである。日本の若者も捨てたものではない。 しかし、林業を再生すると言っても簡単にはいかない。最大の問題は、地域に強く根づいてしまった「林業なんかとっくに終わっている」という固定観念だった。また、都会者が何しに来たんだという、日本だけでなく世界のどこにでもある強い抵抗とも戦わなければならなかった。 「村の大切なお金を成功するとは思えない事業に使っている場合ではない。そんなもの、カネをドブに捨てるようなもんだ。それよりもっと福祉を充実させ、道路を直せ」というわけである。 そのような意見が別に悪いわけではない。民主主義の日本では出てきて