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2011年9月23日のブックマーク (2件)

  • 何のための死刑? - apesnotmonkeysの日記

    すでにご存知の方も多いと思いますが、この数日、アメリカのメディアはジョージア州で死刑を執行される予定であった―そしてついに執行されたある死刑囚の話題を大きくとりあげていました。いくつかの記事に目を通したにすぎない私としてはこれを軽々に「冤罪である」と主張するわけにはいきませんが、証人となった目撃者の多くが後に証言を覆したことだけを考えても冤罪の可能性を真剣に考える必要性があったことは否定できないでしょう。死刑囚は「アフリカアメリカ人である」「警官殺しの嫌疑をかけられた」「ジョージア州に住んでいた」という三重の不利益をこうむっていた、という指摘もあります*1。 来であれば、「死刑制度は正義の実現に貢献する」と考える人びとこそが、だれよりも冤罪の可能性について敏感であるべきです。真犯人の代わりに無実の人間を死刑にしたとすれば、死刑支持派は1人の人間を不当に殺害することにコミットし、将来真犯

    何のための死刑? - apesnotmonkeysの日記
    yomimonoya
    yomimonoya 2011/09/23
    冤罪はもちろん“悪い”ことだが死刑という形で(国家の)暴力が肯定されているのが一番悪い。
  • ひさうちみちお『托卵』 - Arisanのノート

    托卵 作者: ひさうちみちお出版社/メーカー: 青林工藝舎発売日: 2001/11/25メディア: コミック購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (5件) を見る 巻頭にこうある。 この物語は、托卵という郭公の習性に人間の生への情念を重ね、差別され続ける民族と差別する民族を描いたものである。 普通こういうテーマの作品だと、差別される側の視点から苦しみや怒りや悲しみを描くものが多いと思うが、ここでは主に描かれるのは、差別する側の内面、というよりも、「差別する存在である人間というもの」の普遍的な内面(情念)である。 虚構の世界だが、現実の歴史としては、ヨーロッパの中世をモチーフにした世界を舞台としている。 国を越えて力を持つ中央教会の勢力下にある国のひとつに、「カッコー」と呼ばれる流浪の民が移り住んで暮らしている。この人たちは、もともとは芸能の民とされていたようだが、その多くは

    ひさうちみちお『托卵』 - Arisanのノート
    yomimonoya
    yomimonoya 2011/09/23
    ひさうちみちお氏はずっと以前から性と暴力をめぐる物語を描いてきた――ことを、あらためて思い出すなど。