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ブックマーク / miyagi.no-blog.jp (9)

  • なごなぐ雑記: 友よ

    友よ photo:yuri.kitano.77 1997年に「大事なことは市民みんなで決めよう」と名護市民投票を行ない、それまでアクチュアルな政治に深入りする気などさらさらなかったのに、投票結果と違う意思決定を市長が行なうものだから深みはまってここまで来てしまった。 2010年1月に新基地建設に反対する名護市長が誕生して以来、義理のある人との付き合い以外は徹底的に人前に出ることなく過ごしてきた。オスプレイ配備が現実日程として動き出すまでは。 沖縄に「自治」などない。憲法で保障された財産権ですら特措法によって台無しにされている。41全自治体の議会が反対決議し、県民大会を開催し、民衆は普天間基地ゲート封鎖までした。それでもオスプレイは2012年10月1日に強行配備され、普天間基地に飛来した。 とても深刻な事態である。 - ■ - 「政治的には最適」というのは森発言だが、それが日政府の音で

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    yomimonoya 2012/12/31
    この年末に噛み締める――。歳若いさる知人が、自らが持つ米軍に対するファンタジーのために沖縄の声が全く理解できずにいる様相を見て、苦々しいというよりひたすら悲しい気分だった。
  • なごなぐ雑記: ストーカー

    前原誠司という衆院議員がいる。民主党の党首も務めたことがあり、民主党政権では沖縄担当大臣や外務大臣も歴任した。 民主党政権が辺野古回帰した昨年7月末には沖縄担当大臣として沖縄入りし、名護市長や県知事に「陳謝」したことが報道されている。(2010.7.31/読売新聞) 翌8月には、東京で前名護市長や辺野古・豊原の両区長と秘密裏に会談していることが報じられている。地元沖縄の琉球朝日放送のニュースをみると、「秘密」のありかたの強引さに笑ってしまうが、これが実態であり笑ってしまうだけではすまない現実がある。 (2010.8.25/琉球朝日放送)〓5月と7月 前原衆院議員は、今年の5月にも沖縄を訪れ名護市長と面談し、謝罪と辺野古移設への理解を求めた。基地建設に反対する立場の名護市長は「沖縄には戦後長い間の負担があり、これ以上新しい基地を受け入れることはできない。中枢で頑張ってきた(前原氏の)発言

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    yomimonoya 2011/08/06
    「現名護市長は「反対派」だろうが、名護市政に「推進派」のしっぽは確実に残っている」
  • なごなぐ雑記: 新しい沖縄へ

    一週間も過ぎると、もう旧聞に属するような気がするほど、時が経つのは早い。 県知事選挙の結果は、現職の仲井真氏の再選であった。いろいろ思うことは、ツイッターやメールや諸々でぼそぼそ書いたので、記録のためにここに再掲しておく。 県知事選挙の投開票日の朝を、私は屋久島で迎え、ぼそぼそとツイッターでつぶやいた。おはようございます。今日は結び、ひらくハレの日。祭りのあとは焼け野原ではない。どんな結果が出ようと、当選者には次点の人に託された有権者の願いもしっかりと受け止め、堂々と沖縄のリーダーとして日米両政府に対峙して欲しい。沖縄は植民地政策に隷従しないと。 2010-11-28 08:44 webから 5日間過ごした屋久島を離れ、その晩は宜野湾の自室にいた。選挙結果を受けて、マスコミや知人等から電話もあった。酒が入っていたので、ちょっと憂な気分でつぶやいた。私の所感、今朝書いたとおり。仲井真氏の

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    yomimonoya 2010/12/07
    この選挙戦の過程と結果を見てまだ「沖縄の人はプロ市民に操られている」などと口にする輩は恥を知れ! と思う。
  • なごなぐ雑記: 『英霊か犬死か―沖縄から問う靖国裁判』

    我が家には小さなテレビがあるにはある。いつもは電源もアンテナの線も外され放置されている。もちろんアナログである。おそらくデジタルテレビなど購入しないと思う。2011年7月から我が家はテレビ放送と無縁になるだろう。 年に数回しかつけないテレビをセッティングして、番組が始まるのを待った。2010年10月2日午前10時。久しぶりに視たテレビのドキュメンタリー番組。沖縄の地元の放送局、琉球朝日放送(QAB)の制作した『英霊か犬死か―沖縄から問う靖国裁判』。感想を少しだけ記しておく。 死者を英霊とすることに至高の価値を見出す人々からすれば、犬死という言葉はあまりにも挑発的で侮蔑的で耐え難いものだろうと思う。死者を英霊と呼ぶか犬死と呼ぶかは、生きている者の行為であり、呼ばれる死者はすでに死んでいる。 テレビカメラの向こうで「沖縄靖国裁判原告」の人々が発する「犬死」という言葉は「沖縄戦」の実相に迫るキー

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    yomimonoya 2010/10/05
    何度でも読み返す。
  • なごなぐ雑記: 軍事植民地沖縄統治のセオリー

    沖縄は1972年以来、日国の一県でありながら日国の一県ではない。沖縄統治の基調は軍事植民地主義であり、それを正当化するロジックは国家安全保障である。 日米安全保障条約には、沖縄に基地を置くという条文はない。旧安保条約の際に、安保条約に基づく在日米軍は大日帝国の敗戦から続く占領軍であったこともあり、不平等条約への反発から反米闘争の高まりの中で米軍基地は縮小され当時日国ではなかった沖縄に移設された。 密約だらけの1972年の沖縄の施政権返還は、沖縄の基地の維持・自由使用と施政権返還は両立するという国防総省と国務省の「琉球特別作業班」の調査レポート(1967)が 出てはじめて動き出した。 沖縄は、日国民の反米(反基地)闘争の高まりの中で米軍基地が退避した米軍統治下の島であり、それらの維持経費等を拠出させるために施政権が日国に返還された日国の一県である。通底しているのは、米軍の島であ

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    yomimonoya 2010/05/27
    下の方で「(地政学的な)悲劇」とか言ってる人は「日本国民のマジョリティは、政治家は、官僚は、沖縄が期待したものの大きさと、裏切られたものの大きさを想像しうるだろうか」←この言葉に背を向けている。
  • なごなぐ雑記: アリス・イン・ワンダーランド

    徒然なるままに 鳩山首相が沖縄を訪れた。「訪沖」と表現されるほどには、沖縄は日国に包摂された外地である。 他府県がすべて拒否するので、結局沖縄県内にアメリカ海兵隊の基地を造るというが、沖縄は他府県の人々より大いなる労力をかけて拒否の姿勢を示している。 海兵隊は有事の際(紛争地域にいる)日人救出のためにも役立つみたいなことを日国の外相が発言していたが、見事にスルーされていた。 鳩山首相を攻撃・口撃して、事態が好転するならそれも良しだが、問題は誰が首相になっても変わらない、変えることはできないと思われる「構造」にこそある。 その「構造」は見せかけであり、実態である。舞台に吊るされた紙でできた月は、月ではないが月である。登場人物たちは作者を探さない。 「抑止力」という名の興行に、沖縄は生贄として捧げられている。このサクリファイスは紛争の抑止ではなく、紛争の可能性維持のためになされる。 紛争

  • なごなぐ雑記: デフラグメンテーション

    書かなきゃ(考えなきゃ)いけないものがあるのだが、なにも手がつけられず時間だけが過ぎてゆく。現状について思っている断片だけ記しておく。 問題は「移設」ではなく「返還」である。「移設」を問題にしているのは政府でありマスコミである。移設論で民衆は翻弄され分断されるが、とまれ、我々が問題にすべきは「返還」である。沖縄の基地問題の根幹にある土地問題は根深く層を成している。「普天間」は米軍が沖縄の民衆を収容所に隔離しているあいだに、土地を取り上げ作った基地である。問われるべきは「返還」以外にない。 1995年、沖縄の自治体首長が「等しく負担を」と全国に向けて叫ぶ姿は構造を揺るがす強度であった。2010年、沖縄選出の国会議員が「等しく負担を」と移設先を探して全国を奔走する姿は構造を補完する強度である。「等しく負担を」というレトリックは日米安保に対する評価を留保しているが、前者は留保することで問題の根幹

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    yomimonoya 2010/04/17
    「これを踏み潰す民主主義は民主主義ではない」――この国の民主主義の岐路、本土の人々も「自覚」を。
  • なごなぐ雑記: 状況に対する雑感

    誤解を招きそうだが、まったき個人の意見として、あまり整理もせずここに書いておく。 私は、鳩山首相やなんとかいう名前の官房長官の発言に、あまり怒ってはいない。かといって哀れんだり蔑んだりもしていない。 冷静に考えて、私が思うに追い込まれているのは日政府である。米国は地元同意がないプランに対しては交渉のテーブルにもつけない趣旨の発言をしているらしい。かっこつけやがってと思いもするが、日政府のほうが赤子と大人ほどレベルが違いすぎる。沖縄が、シュワブ陸上案や与勝沖埋め立て案で同意する道筋はない。 「少なくとも県外」と発言してきて、何ゆえにこんな出口に出るしか脳がないのか。不思議である。日政府は米国と、日国民が知らされていない決定的な「密約」を米国としているのではないかと疑いたくなるほどである。 「復帰」の際の「5.15メモ」などに明らかな、沖縄の米軍基地の自由使用などの日米合同委員会合意を

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    yomimonoya 2010/03/30
    「高校無償化で、朝鮮学校を排除することを支持する人々が多いという現状を考えても、この国家および国民マジョリティは、とても大きな問題を抱えている」――この問題をきちんと問題視したい、せめても。
  • なごなぐ雑記: 政治の貧困

    民主党の小沢幹事長が普天間移設先として下地島空港を提起したらしい(毎日新聞2009年12月30日)。日人の政治は海兵隊を沖縄に隔離しておくことしか考えつかないのか。10年余も「歌舞伎プレイ」を演じ、政権が変わっても質は変わらない。政治貧困は骨の髄まで貧困である。    次に掲げるのは、1998年3月13日に神奈川県内のホテルで行なわれた、普天間移設に関する日米の非公式協議の記録である。(琉球新報2009年11月15日) 日側から守屋武昌防衛審議官、防衛庁防衛政策課部員と外務省北米局審議官らが出席、米側はキャンベル国防次官補代理のほか在日米大使館公使らが参加しているが、外務省審議官および在日公使らは発言なし。 県内移設の理由としてわれわれが言っているのが、沖縄の戦略的位置ということ。地元などには非常に言いにくいのは、沖縄に海兵隊を支えるためのインフラがあることそのものが、在沖海兵隊の

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    yomimonoya 2010/01/01
    本土による沖縄に対する「差別」。
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