もう15年ほど前になりますが、原発での被曝労働を体験した野宿の仲間の話をまとめたパンフレットを出しました。寄せ場の日雇い労働者や、野宿の仲間たちの中には、原発での労働で被曝し体をボロボロに壊している人達がいます。私たちは、原発の問題を考えるとき、これら最末端で働く(働かざるを得ない)人々の視点は不可欠であると考えます。以下、パンフレットの被曝労働の部分の抜粋です。(最初にアップしたのはパンフレットをスキャンした画像でしたが、のちに有志の方に、テキスト化していただきました。どうもありがとうございました) 松本さん(被曝労働体験者)の話 司会:では、次に移りたいと思います。新宿で野宿している労働者の松本さんをご紹介したいと思います。 いま、藤田さんのお語にあったように、下続け孫受けの業者が、清掃等の形でくるわけですが、はじめから原発の仕事だって公募することはまずありません。松本さんの場合もそう