ゲーム市場では、スマホが「ニンテンドー3DS」の強力なライバルとなっている=東京・秋葉原のヨドバシカメラ・マルチメディアAkiba(伴龍二撮影) 通勤電車の中で、神戸市兵庫区の男性会社員(35)は携帯型ゲーム機ではなく、スマートフォン(高機能携帯電話)でゲームを楽しんでいた。「ゲームはスマホで十分。専用機だと荷物が増えるので…」。 ゲーム専用機市場が縮小する一方、スマホやタブレット型情報端末などが普及し、2種類のゲームに人気が集まっている。 ひとつは「ソーシャルゲーム」。ゲームを無料提供し、ユーザー同士の交流を軸に楽しむもので、市場は急成長している。ただ、高度な機能やアイテムを装備するにはお金が必要となるため、利用料が高額になるケースが続出し、社会問題化している。 ゲーム雑誌出版のエンターブレイン(東京都千代田区)によると、家庭用ゲーム機の平成23年の国内市場は前年比8%減の4543億円と