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池田信夫に関するRanTairyuのブックマーク (25)

  • iPhone 3Gはジョブズの敗北宣言 - 池田信夫 blog

    iPhoneの3G対応がメディアで話題になっているが、「全米で600万台のベストセラー」だって? パラダイス鎖国では、この程度でベストセラーなのかもしれないが、ノキア1100は2億台、モトローラのRAZRでも5000万台売れてるんだよ。上の図のように、スマートフォンのシェアでもBlackberryの半分にもならない。 事実は逆で、iPhoneは携帯端末としては売れ行き不振だから、AT&Tに補助金をもらって見かけ上の価格を200ドル下げただけのことだ。その代わり、通信料金は2年で240ドル増える。2年以上使ったら、事実上の値上げだ。日ではソフトバンクが売るようだが、こっちはそういう詐欺的な価格表示はやめたから、4万円ぐらいだろう。 もともとiPhoneがAT&Tから出たのは、3Gへの対応が遅れて急成長するベライゾンに抜かれるのが時間の問題だったAT&Tが、ジョブズの「設計にも価格にもい

  • フィルタリングの法と経済学 - 池田信夫 blog

    高市法案は実質的に死んだとはいえ、有害情報の法的定義は残る可能性がある。またホットラインセンターに警察官が出向していることなどからも、警察の関与は残る。当に「民間の第三者機関」になるのかどうか、監視する必要があろう。 他方、小倉秀夫さんの懸念のように、民間ベースで公正な運用が行なわれるのか、という問題が出てくる。これは経済学でも古い問題で、初等的な教科書では「市場の失敗」があるときは政府がやるべきだということになっているが、実際はそれほど単純ではない。 公的な目的を達成しようとするプリンシパル(国民)とそれを受託するエージェント(民間業者)が完全な契約を結ぶことができれば問題はtrivialで、国営化の必要はなくエージェントを規制すればよい。しかし完全な契約を結ぶことはできないので、どういう場合に民営化が望ましいのかという問題については多くの研究がある。たとえばアメリカで民営化されて

  • think-filtering.comの声明について - 池田信夫 blog

    きのうの記事でも少しふれたが、小倉秀夫氏も批判しているように、この声明には事実認識や法律論の点で問題がある。 まず基的な問題点は、この声明が「青少年の健全な育成のためのインターネットの利用による青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案」つまり高市法案を想定していることだ。しかし昨日も書いたように、現在の国会情勢で高市法案が成立する可能性はゼロに近い。 百歩ゆずって、高市法案が成立する可能性があるとしても、そこに「ウェブサイト管理者に対する有害情報の削除義務」が規定されているというのは(見ているバージョンが同じだとすれば)大屋雄裕氏がすでに今月上旬に指摘したように、事実誤認である。サイト管理者に有害情報の削除を義務づける規定はない。 「有害な情報に行政命令権を持つことは、先進各国には類例がない」というのも誤りである。小倉氏も指摘するとおり、未成年に限ればドイツや北欧に前例があり、先

  • Be Evil! - 池田信夫 blog

    Wired誌のアップル特集は、IT企業の「成功のルール」について、あらためて考えさせる:シリコンバレーのルール1:プラットフォームを開放し、協力せよ アップルのルール1:自分のマシンだけで動くソフトウェアを開発せよ シリコンバレーのルール2:企業情報を顧客に明かし、コミュニケーションをとれ アップルのルール2:メディアには何もしゃべるな シリコンバレーのルール3:市場の主導権をとっても、独占しようとするな アップルのルール3:優位になった市場から、徹底的に利益を上げろ シリコンバレーのルール4:顧客を中心にせよ アップルのルール4:自分の作りたいものを作れ シリコンバレーのルール5:社員のアイデアを大事にし、ボトムアップで意思決定せよ アップルのルール5:すべてをトップが決め、社員はそれに従えこの産業で人々が買うのは必需品ではないのだから、彼らが何を求めているかは予測でき

  • あなたの知的生産性を10倍上げる法 - 池田信夫 blog blog

    ・・・といったアンケートが、このごろよく来る。「アルファブロガーになる秘訣は?」「おすすめのブログは?」といった類だ。私はアルファブロガーだとも思っていないし、そうなりたいとも思わない。ただ思いつきを忘れないうちにメモしているだけで、日のブログもほとんど読まない。こういうアンケートには一切こたえないので、今後は送らないでください。 その類のハウツーの典型が、書である(画像はクリッカブルになっていない)。ベストセラーというのは下らないと相場が決まっているが、書も例外ではない。そもそも、こういうタイトルをつける神経が信じられない。これは著者(勝間和代氏)の知的生産の効率が他人の10倍だということを前提にしているようだが、それが当かどうかは、彼女のを読んでみればわかる。 たとえば『お金は銀行に預けるな』は、マルキールの有名な教科書のダイジェスト版だ。アクティブファンドよりインデ

  • gooIDについて - 池田信夫 blog

    当ブログも、アクセスが月間100万PVを超え、個人で管理できる限界に近づいています。特に、多いときは1つの記事に100以上くるコメントの処理に時間と手間をとられるようになったので、今後はgooIDでログインしないとコメントできない仕様にしました。その代わり、事前承認はしません。もちろん公開後に不適切と判断したコメントは削除し、常習犯のIDは書き込み禁止にします。 すでにgooIDをもっている人は、何もしなくてもコメントでき、ただちに公開されます。IDは表示されませんが、私には通知されるので、名前としてIDを書いてください(*)。"Unknown"は削除します。gooIDはYahoo!Googleに次いで多く、新たに取得するのも容易です。これによって口汚ないコメントをしたら自分のIDが汚れるというreputationを意識するようになるでしょうが、確信犯は防げないので、どの程度、効果があ

  • [悪徳商法?支店]: 池田信夫氏による名誉毀損になるかもしれない実例証拠保全

    天羽優子氏の記事についての公開質問状 - 池田信夫 blogに書いてあることの抜粋。これは批判の域を超え、明らかに個人攻撃をしているように思える。 せつぞく氏へ (池田信夫) 2008-01-29 12:59:51 リンクありがとう。彼女は、いろいろな事件を起すことで、ウェブでも有名人ですね。大学まで訴えるんだから、学長の言うこともきかないかもしれない。 しかし、こういう正常な精神状態とは考えられない人物を雇用している山形大学の責任もまぬがれない。なんらかの処罰をしないと、増長するばかりですよ。 CV (池田信夫) 2008-01-29 16:23:50 彼女の経歴をみると、なかなか興味深いですね。 http://atom11.phys.ocha.ac.jp/front/apj.html 推定年齢は50歳だと思われますが、45歳まで助手だったのは、それなりの理由があるのでしょう。東大医学部

  • いちゃもんつけるならそれなりに調べてからにしてくれないかな?Beyondさん。 - 風のはて

    [悪徳商法?支店]: 多様な意見を認めない人が、「インターネット先進ユーザー」のはずが無いだそうです。池田信夫氏が「訴訟だぁ〜しゃげぇ〜ほげぇ〜」って喚いているのを批判するのはいいんだけどさ、なんでMIAUまで持ち出してんの?この件にMIAU関係ないじゃんね。そもそも、今度こそ当のそもそもなんですが、池田氏は(自称)学者であり、ブロガーであり、「インターネット先進ユーザーの会(MIAU)」の賛同人でもあります。それ以前に上武大学の先生やってるみたいですけどね。そこはスルーですかそうですか。インターネットがなぜインターネットたりえるかと言うと、「チープ革命」などとチープな言葉を使うまでも無く、誰もが気軽に書けて、その情報が蓄積されていくことにあります。ネットであれば、時間や距離を超越して議論に参加出来ますが、それは、すなわち「ログが残っている」ことを意味します。ログが残っているからこそ、い

    RanTairyu
    RanTairyu 2008/01/30
    「Beyond氏に関しては、MIAUをろくすっぽ知りもしないくせに下らん事実誤認と陰謀論なんぞで貶めようとしたの」
  • 電波政策の戦略建て直しを - 池田信夫 blog

    きょう開かれた電波監理審議会では、2.5GHz帯についての諮問(事業者選定)が行なわれるといわれていたが、見送られたようだ。きょう答申の出されたIPモバイルの事件にみられるように、総務省の審査は失敗続きだ。これで空いた2GHz帯も含めて、仕切りなおしてはどうか。 さらに問題なのは、2011年の「アナログ放送終了」にともなって空くことになっているVHF帯と、UHF帯の整理で空く700MHz帯だ。総務省では業者の「研究会」が行なわれており、VHF帯では放送業界が「われわれの帯域だ」と主張してISDB-T(ワンセグ)に割り当てることを主張し、700MHz帯はMediaFLOに割り当てられる方向だ。しかしISDB-Tは世界から孤立した「日の丸規格」であり、MediaFLOについてはKDDIとソフトバンクの足並みが乱れてサービス開始が遅れている。 何より問題なのは、研究会という名目で、水面下の「

  • 404 Blog Not Found:池田節だよ「あちら側」は - 書評 - 過剰と破壊の経済学

    2007年12月08日23:45 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 池田節だよ「あちら側」は - 書評 - 過剰と破壊の経済学 Amazonから買った分が到着した翌日に献が来た。アスキーの新書編集部、星野さんに御礼。 過剰と破壊の経済学 池田信夫 「ウェブは資主義を超える」も献いただいたことを考えれば想定の範囲内のはずなのに。 前著がblogという「定期刊行物」の単行化なら、書は書き下ろしにより近い。どちらも面白いが、私には書の方がより面白かった。 書、「過剰と破壊の経済学」は、経済学者池田信夫が、梅田望夫流に言えば「あちら側」である、WebをはじめとするITが絡んだ経済を独自の視点で解いたもの。 目次 - 池田信夫 blog 過剰と破壊の経済学-「ムーアの法則」で何が変わるのか?より 序章 ビッグ・ブラザーの死 第1章 ムーアの法則とは何か トランジスタからICへ

    404 Blog Not Found:池田節だよ「あちら側」は - 書評 - 過剰と破壊の経済学
  • 『大江健三郎という「嘘の巨塊」 - 池田信夫 blog』へのコメント

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    『大江健三郎という「嘘の巨塊」 - 池田信夫 blog』へのコメント
  • ネットはクリエイターの敵か - 池田信夫 blog

    岸博幸氏のコラムが、あちこちのブログなどで激しい批判を浴びている。私が彼に「レコード会社のロビイスト」というレッテルを貼ったのが彼の代名詞のようになってしまったのはちょっと気の毒なので、少しフォローしておきたい。 先日のICPFシンポジウムでわかったのは、岸氏は三田誠広氏のように嘘を承知で権利強化を主張しているのではなく、気でそれが日の「産業振興策」だと信じているということだ。しかし、これはある意味では三田氏よりも始末が悪い。人がそう信じ、善意で主張しているので、コンテンツ産業の実態を知らない官僚や政治家には説得力をもってしまうからだ。 残念ながら、彼の信念は事実に裏づけられていない。岸氏は「デジタルとネットの普及でクリエーターは所得機会の損失という深刻な被害を受けている」というが、具体的にどれだけ深刻な被害を受けているのか、その根拠となるデータを示したことはない。学問的には、O

  • 池田信夫 blog サブプライム問題と「ナイトの不確実性」

    FRBのバーナンキ議長は、先週の議会証言で「サブプライム・ローンの問題は、不動産にとどまらず、あらゆる資産の格づけへの不信をまねき、市場を崩壊させるおそれがある」と指摘した。特に7月10日に、不動産担保証券の格づけが大幅に引き下げられたことが、格づけ会社の審査への疑惑を広げ、図のように格づけAの優良資産の金利スプレッド全体が急拡大した(PIMCO調べ)。 これは、先日も紹介した「ナイトの不確実性」の典型である。特にサブプライムのような資産担保証券(ABS)の種類は非常に多く、構造も複雑になっているので、一般投資家はおろか、投資銀行でもそのリスクを自前で審査することはむずかしい。そのため、多くのABSの評価は格づけ会社によって行なわれているが、彼らは評価する対象の発行企業から報酬を得ているので、甘く評価するバイアスが生じやすい。そういう疑惑がもともとあったところに、7月の格下げで「やっぱり

  • 若者を見殺しにする国 - 池田信夫 blog

    8年も雑誌の書評を担当していると、たくさん献をいただくが、一つ一つお礼できないので、ここでまとめてお礼をさせていただく(*)。ブログでも、いただいたことは書かないし、だからといって取り上げることもないが、書は原型となる論文を当ブログで2回(9/14、9/23)紹介した経緯もあるので、としての評価も書いておく。 結論からいうと、コアになる2の論文(第4章)のインパクトに比べて、としては弱い。他の部分が、2の論文を書くまでの経緯とそれに対する批判への反論という形で書かれていて、どっちも中途半端だ。それよりも著者の日常をきちっと描いて、「32歳、フリーター」のルポルタージュにしたほうがよかったと思う。特に後半は、批判の内容がわからないまま延々と反論が続くので、わかりにくい。「識者」のコメントも全文掲載すべきだった。 全体としての論旨も、2の論文の域を出ず、身辺雑記と論評と社会へ

  • 池田信夫 blog 厚労省にはフリーターが見えないのか

    一昨日の記事には、予想以上にたくさんのコメントがついたが、驚いたのはhamachanなる人物が「半分だけ正しい知識でものを言うと・・・」という記事で、私を「半可通」などと罵倒してきたことだ。このhamachanとは、濱口桂一郎。「天下り大学」として有名なGRIPSに厚労省から天下った人物らしい。 彼は、私が「労組は『正社員』による独占を守る組織なのだ」と書いたのに対して「ありえない」と批判しているのだが、その直後に「日の企業別組合というのは[・・・]まさに『正社員による独占を守る組織』なのである」と自分で書いている。一つの記事の中で矛盾したことを書くのは、先日の山形某と同じく頭がおかしいと思われてもしょうがないが、問題はそのことではない。 hamachanは「組合へのメンバーシップがキモなのであって、企業へのメンバーシップとはまるで方向が正反対」というように、企業と労組は「正反対」で

  • 著作権法をどう改革するか - 池田信夫 blog

    1階建ての改革案は、論理的でわかりやすいという利点はあるが、ベルヌ条約を脱退するとか改正するとかいう非常に高い壁がある。他方、2階建ては現行法の中でやれるというメリットはあるが、権利者が2階に上がってくれるのか(1階より有利か)という点がむずかしい。白田案については、前回コメントしたので、他の2案について: 林案は、たぶん私の考えといちばん近い。「デジタル社会で権利をもつには、IDをもつことが出発点だ。何もしないで権利が発生するという現行法は根的に間違っている」と安田浩氏が言ったそうだが、同感だ。ベルヌ条約を改正して、登録主義にすることがもっともすっきりした解決策だ。これは、ある程度までは国内法だけの改正も可能だが、甲野氏は「日だけ無茶はできない」と消極的だった。 津田案は、EFFやバークマンセンターなどが昔から提唱している改革案だが、肝心の料率をどう決めるかという点が難点だ。音楽

  • 南京事件 - 池田信夫 blog

    今年は、南京事件70周年。この事件と慰安婦は、よく並べて語られるが、これは誤解のもとである。慰安婦問題なるものは、慰安婦を女子挺身隊と混同した韓国人と、そのキャンペーンに乗った朝日新聞の作り出したデマゴギーにすぎないが、1937年の南京陥落の際に大規模な軍民の殺害が行なわれたことは歴史的事実である。 ところが1972年に多勝一『中国の旅』が、中国側の主張する「犠牲者30万人」説をそのまま報じ、これに対して翌年、鈴木明『「南京大虐殺」のまぼろし』というミスリーディングな題名のが出たおかげで、混乱した「論争」が始まった。鈴木氏は多氏のいう「百人斬り」がありえないことを批判しただけで、虐殺が「まぼろし」だったと主張したわけではないが、多氏側はこれを「まぼろし派」と名づけ、大々的な反論を繰り広げた。 だから南京事件をめぐる争点は、よく誤解されるように、「虐殺があったかなかったか」ではな

  • 極東ブログ: [書評]ウェブは資本主義を超える(池田信夫)

    現在のインターネットのシーンでこれを読まなければ先には進めないよという一冊があるとすれば書だろう。ただし、すでにブログシーンのコアなところに漬かっている人なら、知っている話ばかりであるという印象を持つかもしれない。あるいは、ある種のボックスに分類されるべき視点からの思索ノート群に見えるかもしれない。私もどちらかというと当初ざっと目を通したときにそう思った。再読して大いに反省した。 個々の点においては重箱の隅をつつくような批判も可能だが、この書籍全体が示唆するものは相当に長い射程を持っている。最初にここから引用し紹介するのは反って誤解を招きかねないが、次の指摘は一見すると柄谷行人あたりが言いそうなごく当たり前のことのようにも思えるが、この要点を思索の根幹に据えて、ITの未来を正確に見ている人は少ないのではないか。 マルクスの未来社会像としては『ゴーダ綱領批判』の「各人はその能力に応じて働き

  • クリエイティブ・クラスの世紀 - 池田信夫 blog

    左の画像には、リンクを張ってない。こんなを読むのは、金と時間の無駄だからだ。原著の発売と同時に日でも訳が発売され、アマゾンでもキャンペーンが張られ、『ハーバード・ビジネス・レビュー』日版でも特集している。ダイヤモンド社を挙げて売り込もうとしているのだろう。経営学も、ハリー・ポッター並みになったということか。 中身のないバズワードが定期的に売り出されるのはビジネスの常だが、この「クリエイティブ・クラス」というのは特に出来が悪い。何も新味がないからだ。クリエイティブな企業の代表としてあげられているのは、もちろんグーグルだ(他にあるだろうか)。ところがトヨタもクリエイティブだということになっているので、概念はさらに曖昧になる。結果としては、優良企業はみんなクリエイティブだという話に近い。 私の印象では、問題は書のいうようにクリエイティブな人材が足りないことではなく、クリエイティブ

  • 「従軍慰安婦」の政治決着は見直すべきだ - 池田信夫 blog

    いわゆる従軍慰安婦について「強制があったという証拠はない」という1日の安倍首相の談話への反発が広がっている。韓国の外相が「韓日関係に有益でない」と批判し、こうした動きを伝えるAP電がワシントン・ポストなど約400紙に配信されている。 この記事では「安倍氏のコメントは歴史的な証拠と矛盾している」として、「1992年に歴史家の明らかにした証拠」をあげている。これは吉見義明『従軍慰安婦資料集』(大月書店 1992)を指していると思われるが、このには一つも「国家による強制」を示す証拠はない。典型的なのは「軍慰安所従業婦等募集に関する件」という通達だが、これは業者が慰安婦を募集するとき、軍部の名前を利用しないよう注意せよと命じるもので、むしろ軍が慰安所の経営主体ではなかったことを立証している。安倍氏のいう「広義の強制」とは、この『資料集』で吉見氏の主張した「詐欺などの広義の強制連行も視野に入れる