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8月10日、中国初の空母「ワリヤーグ」が試験航海を実施した。華々しいセレモニーもなく、また期待された中国海軍艦船としての「命名」もない地味な船出であった。 中国のネットにタグボートから撮影されたと思われる写真が出ていたが、微速前進の慣らし航行といったところだった。そのわずか1週間後の8月18日、ワリヤーグが再び大連のドライドックに入ったところを見ると、まだフル稼働の状態にはなく、今後も慣らし航行とドック入りを繰り返すように見える。 要するに、まだ訓練用にも使えない状態であり、海軍艦船として「就役」したとは言いがたいのだろう。まともに訓練用に使える状態になって初めて「就役」し、その段階になってから「命名」される段取りなのかもしれない。 しかし、一般の人から見れば、たとえウクライナから買った中古のボロ船とはいえ、10年がかりで修復し、最新のレーダー設備や対空兵装も設置したのだから、実験・訓練用
米国防総省が発行した『中国の軍事・安全保障に関する年次報告書 2011』の中に、中国の地下軍事施設に関する言及がありました。そういえば、先日、米海軍大学(Naval War College)のジェームズ・ホームズ准教授もこれに類する記事を 『The Diplomat』 へ寄稿していました。あれやこれやをまとめてみましたので、読み物としてお楽しみ下さい。 地下の万里の長城が公にその存在を知られるようになったのは、2008年3月、中国の国営テレビ・中国中央電子台(CCTV)によるニュースがきっかけでした。 その内容とは、人民解放軍(PLA)が、戦略的に重要な資産・拠点を保護・隠匿するために、河北省の山岳地帯の地下数百mのところに5,000kmに及ぶトンネルを掘り、軍事施設を建設している、というものでした。中国の戦略ミサイル部隊である第2砲兵部隊が管理する核ミサイルを収容することが主目的とされ、
強引に道路を建設し、国境線を書き換える暴虐行為 南シナ海どころではない! ブータンでは知らぬ間に国土が2割も奪われていた (SAPIO 2011年7月20日号掲載) 2011年8月4日(木)配信 5ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 次のページ 文=ノンフィクション作家 河添恵子 中国の領土的野心に対しては、最大限に用心する必要がある。何しろほんの5年前、人知れず中国に領土を奪われてしまった国が実在するからだ。南シナ海、東シナ海に目を奪われがちだが、内陸部では既に中国の領土拡大が進んでいる。 前国王が掲げた“国民総幸福量(GNH)”を国是に、ゆるやかな変化と発展を続けるブータン王国。「お金やモノという尺度ではない、独自の幸せを追求する」というチベット仏教に根ざした価値観を基軸に、自由で平和で安全で笑顔が溢れる「幸せ度」が高い国といえる。 が、現在
いよいよ中国の空母がお目見えする。ウクライナから取得した未完成空母「ワリヤーグ」の改修を大連港で急いできた中国が8月1日にも初の空母となる「施琅」の試験航海を実施するのではないかとの情報が流れている。中国は「施琅」を練習用空母として運用するとの見方があるが、いずれは国産の新型空母を次々と建造して洋上に送り出してくるのは確実だ。中国の海軍力の脅威はより深刻度を増してわれわれ日本に迫ることになる。そこで提案したいのがヘリコプター搭載護衛艦「22DDH」の建造計画を白紙撤回し、日本も空母建造に乗り出すという構想だ。「22DDH」で中国の空母に対抗できるか? 「22DDH」は全通甲板を持つ「ひゅうが型」を大型に発展させた護衛艦で、「ひゅうが型」が全長197メートル、全幅33メートル、基準排水量13500トンなのに対して全長248メートル、全幅38メートル、基準排水量19500トンとなり、完成すれば
6カ国・地域が領有権を争う南シナ海で、中国の海洋活動が再び激しさを増してきた。高度経済成長を支える資源の獲得を目指し、関係国と摩擦を繰り返す。今月の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)を前に対話姿勢をのぞかせる一方、空母建造で制海権を広げる構えも見せ、硬軟両様で権益拡大を図る。【犬飼直幸、北京・米村耕一、マニラ矢野純一、バンコク西尾英之】 6月中旬のある日、北京のホテル会議室。厳しい口調の中国語が室内に響いた。 「ベトナムはもともと中国の主張を認めていた。なのに海底資源が豊富であることがわかると一転して領有権を主張し始めたんだ」 中国訪問中の日本自衛隊高級幹部OB7人らと、中国人民解放軍幹部や軍事専門家との意見交換会。日本側出席者が「中国は南シナ海問題で、もっと穏やかに対応してはどうか」と水を向けると、中国側は歴史的経緯にさかのぼってベトナム側の非を説明した。 「それが
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
中国共産党創設90周年記念日である7月1日、中国の空母「施琅(シー・ラン)」の海上公試が予定されています(天候により変更有とのこと)。 「施琅」の活動は今後注目されることと思われますが、正式な稼働は少なくとも来年以降になるでしょうし、どれほど完成された艦隊を組織できたとしても1隻では常時稼働状態には置けません。なにより練習艦という位置付けなので※1、いきなりゲーム・チェンジャーになるようなことはあり得ません。 とはいえ、近い将来、中国が複数の空母艦隊を組織しようとしていることも事実です。米国際評価戦略センターのリチャード・フィッシャー氏の報告によると、「中国は2隻の原子力空母を含む5個空母群の編成を計画」(Space War)しているようです。この計画の完成は2020年頃だと見込まれていますが、今後、「施琅」や国産空母の出来次第では計画が遅れることもあるかもしれません。 さて、この空母には
【北京・成沢健一】中国政府で外交を統括する戴秉国(たい・へいこく)国務委員(副首相級)は25日、ベトナム特使として訪中したホー・スアン・ソン外務次官と北京で会談し、南シナ海の領有権問題を平和的に解決すべきだとの認識で一致した。中国外務省が26日に発表した。 ベトナムやフィリピン、マレーシアなどと領有権を争う南シナ海問題について中国は2国間対話による解決を主張。米国が関与を強める中、中国は問題が多国間協議に発展することを警戒しており、中越会談を通じて、平和的解決に向けた努力をアピールする狙いがあるとみられる。 中国外務省の発表によると、会談では「安定的に中越関係を発展させることが両国人民の根本的利益に合致する」との認識で双方が一致したほか、両国の友好と相互信頼を損なう言行を回避することでも合意した。
【上海=河崎真澄】中国広東省の広州市郊外で10日から3日間続いた農村からの出稼ぎ労働者(農民工)らの暴動で、暴動に加わった人物に関する情報を密告した農民工に対し、地元当局が、報奨金に加え、「都市戸籍」を与える異例の対策を21日までに打ち出した。 中国では内陸部の農村出身で「農村戸籍」を背負う農民工は、出稼ぎ先の都市で十分な社会保障や子供の義務教育すら受けられないケースがあり、戸籍上のあからさまな差別が続いている。このため、農民工にとって都市戸籍は羨望の的になっている。今回の措置は、これを利用したものだ。 地元当局の通告によると、暴動に関する情報提供など捜査に協力した人に5千~1万元(約6万2千~12万4千円)の報奨金に加え、農民工には希望すれば都市戸籍や「優秀農民工」の“称号”を与えるという。カネや戸籍、称号をエサに農民工の団結を崩す効果も狙ったようだ。 暴動に加わった者には「自首すれば寛
【シンガポール=青木伸行】領有権が争われている南シナ海では、中国とフィリピン、ベトナムの神経質で緊迫した動きが続いている。軍事演習の応酬に加え、シンガポールへ向け南シナ海を航行中の中国巡視船の存在が目下、“台風の目”となっている。 中国の巡視船は、15日に広東省珠海を出港した「海巡31」(3千トン)。西沙、南沙両諸島の周辺を通過する航路を取り、約2600キロを航行した末に、19日にシンガポールへ寄港する。6日間停泊する予定だ。 ヘリコプターも搭載した巡視船の航行は、重大な問題を提起している。具体的には(1)巡視船は監視活動をしながら南シナ海を通過する(2)外国船舶への検査も排除していない(3)こうした活動を伴う航行は、南シナ海の中国の「海洋権益と領有権」を認めることにつながる-とみられている点だ。 このため、フィリピンは17日、フリゲート艦を南シナ海へ派遣した。ガズミン国防相は「わが国の領
中国の研究チームが、人間の母乳代わりになる可能性を秘めた乳を出す「遺伝子組み換え乳牛」を誕生させた。中国では2008年、メラミン入り粉ミルクを飲んだ乳幼児少なくとも6人が死亡し、約30万人が健康被害を訴えるなど大きな社会問題となっていた。 中国農業大学の研究者らは、乳牛の胚のDNAにヒトの遺伝子コードを組み入れる研究を行い、人間の母乳と同等の栄養分を持つ乳を出す牛を2003年に初めて誕生させた。遺伝子組み換え乳牛が出すミルクは人間の母乳よりも味が強く、甘いという。 北京郊外の試験農場には現在、そうした遺伝子組み換え乳牛が300頭おり、毎週子牛も生まれている。 このプロジェクトを率いるリー・ニン教授は「われわれの遺伝子組み換え牛乳は、母乳の成分と80%同じ」とし、その中には免疫システムを向上させるとみられる抗体なども含まれていると説明。この研究は、同国のバイオテクノロジー大手企業から支援を受
中国外務省の洪磊副報道局長は14日の記者会見で、領有権争いが激化している南シナ海での中国の行動を非難する決議案が米上院に提出されたことについて「中国の主権と海洋権益を損なわせ、問題を拡大、複雑化しようとたくらんでいる」と不快感をあらわにした。 ベトナム海軍が南シナ海で実弾演習を行ったことについては「中国は一貫して関係国と友好的な協議や交渉を尽くす」とし、話し合いで問題を解決していく考えを強調。フィリピン政府が南シナ海について、今後は「西フィリピン海」を正式な名称とすると決めたことには「南シナ海は国際社会で通用している地名だ」とだけ述べ、批判を避けた。 中国は、ベトナムの演習に対し「虚勢を張っているだけだ」(中国海軍少将)などと冷静な反応を示す一方、米国の介入を警戒している。(共同)
【上海・隅俊之】大型で海上移動が可能なことから「海洋石油空母」と評される、中国最大規模の海底油田掘削装置(オイルリグ)「海洋石油981」が5月下旬に上海を出発し、東シナ海を移動中であることが分かった。領有権を巡って中国とベトナム、フィリピンなど沿岸各国の対立が激化している南シナ海で、今秋から石油探査と掘削を始める見通し。地域の緊張がさらにエスカレートする恐れがある。 中国国営・新華社通信系週刊誌「瞭望東方周刊」などが報じた。 「海洋石油981」は、中国石油大手の中国海洋石油が約60億元(約750億円)を投じて製造した中国初の海底3000メートル級半潜水式油井掘削装置で、最大掘削深度は1万2000メートル。中国海洋石油幹部は「情勢次第で軍事的な助けを求める可能性を排除しない」としている。 5月23日に上海の造船工場で命名式が行われ、海事巡視船の護衛を受けて出港。浙江省舟山沖の東シナ海を航行中
中国・内モンゴル自治区シリンゴル地区で、抗議デモを阻止する警察=2011年5月23日、ロイター/南モンゴル人権情報センター提供 【フフホト(中国・内モンゴル自治区)工藤哲】中国の内モンゴル自治区で、地元政府に対するモンゴル族住民の抗議デモが拡大の様相を見せている。「我々の土地と権利を守れ」などと訴え、区都フフホト市中心部では30日に大規模デモが事前に呼び掛けられており、当局は警戒を強めている。モンゴル族の大規模な抗議行動は異例で、他の少数民族のチベット族やウイグル族と並んで中国の「火種」となる可能性もある。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルや米国に拠点がある「南モンゴル人権情報センター」などによると、最初の抗議行動は23日、自治区北東部のシリンゴル地区にある地元政府庁舎前で発生し、25日には学生ら2000人がデモ行進した。さらに27日、数百人の市民と約300人の警察官が衝突、多
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