涙を流す太陽中東・北アフリカで国際支援活動に携わってきた田邑恵子さんが、シリア国境に近いトルコの難民キャンプで子供たちが描いた絵をカメラに収めてきた。 まだシリアが平和で安全だった頃、学校で開いた発表会の様子を女の子が描いた絵がある。女の子は3つ編みをして西洋風のワンピースを着ている。みんな笑顔だ。宗教色をまったく感じさせない。鑑賞している子供たちが小さいのは自分たちより学年が低いせいかもしれない。 楽しかった学校での発表会の絵(今年10月、トルコで田邑恵子撮影)トルコ国旗の「新月旗」と、バース・アラブ社会党(現在の書記長はアサド大統領)がシリアを支配する前の旧国旗(現在は自由シリア軍が反体制派のシンボルとして使用)が交差して掲揚されている。家族が自由シリア軍に参加していることも多い。大きなトルコ国旗が掲揚されていることから、避難先のトルコでトルコ人と仲良くやっていきたいという願いが込めら