[アンマン 8日 ロイター] シリアのアブド・フッサメルディン副石油鉱物資源相が、反体制派への弾圧を続けるアサド政権に抗議するため辞職すると、動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて明らかにした。辞職が事実であれば、政府高官として初めての離反となる。 フッサメルディン氏は7日夜に掲載されたビデオで、「政権からの離反を表明する。副石油鉱物資源相を辞任し(与党)バース党から離党する」とし、「威厳ある人々の革命に参加する」と述べた。 同氏はまた、アサド政権が過去1年間に一般市民に危害を加え、シリアを厳しい状況に追いやったと非難し、シリア経済は「崩壊寸前」だと述べた。このほか、「(離反することで)自宅は燃やされ、家族は迫害を受けるが、正しいことをすることにした」と語った。