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はじめに 日本の人口は2017年10月1日時点で1億2670万人ほど。都道府県の人口1位はもちろん東京都で、1372.4万人。最下位となる47位は鳥取県で、56.5万人。その差は約24倍にもなります。 現在ではあまりにも当たり前の東京の人口1位。しかし、かつては東京が人口1位ではなかった時代が続いたことは、あまり知られていません。 現在は東京が1372万人、ぶっちぎり 逆に人口ワーストは山陰と四国、北陸の県。 元来日本はここまで東京一極集中ではなく、その地方に応じた産業が活発で、今より地方が元気な時代がありました。 人口の統計がはじまった1872年から見てみると、実は東京ではなく、意外な都道府県がトップに立っていることが分かります。そんな思わぬ再発見の多い「歴代人口ランキング」(※)を見ていきましょう。 ※:採用する人口データは、1872~83年までは本籍人口。1884~1907年までは乙
富山市は、市街地のカラス対策について、追い払い重視から捕獲重視に切り替える。 今年度は前年度当初比で3倍にあたる2700万円の予算を計上し、捕獲専用のおりを増設。市民や観光客らが多く訪れる市中心部の富山城址公園などで鳴き声やふんの被害が続く中、捕獲の強化により数の減少を目指す。 「役所は何か対策をしているのか。もう長い間、カラスの基地のようになっている」。4月上旬、県庁前公園での散歩を日課にしている富山市安田町の男性(80)は苦り切った表情で話した。 ねぐらとなっている同公園を囲む木々や周辺の建物には日没頃、カラスが群れをなし、大きな鳴き声が響き渡る。「カラスの大群がいること以外はいい公園なんだけど……。小さな子供を連れた人は怖いだろうね」 市はこれまで、大きな破裂音を出したりハンドライトの光などを当てたりしてカラスの接近を防ぐ「追い払い」に重点を置いてきた。しかし、観光客や住民の通行量が
持ち家は相続時に、トラブルのもとになる 得なのは持ち家か、賃貸か。マネーの観点からよく語られるテーマだが、法律の観点ではどちらが有利だろうか。服部梢弁護士は、「相続トラブルになりやすいのは持ち家」と、賃貸に軍配を上げる。 「相続財産がほぼ持ち家しかないというケースは少なくありません。持ち家は現金のように簡単に分けられません。そのため相続人の間で揉める原因になりやすい」 持ち家を複数の相続人で分ける場合、まず考えられるのは「共有」だ。しかし、共有はトラブルを招きやすい。共有の不動産を賃貸に出すときは、持ち分の過半数の合意が必要で、リフォームや売却をするときは共有名義全員の合意が必要だからだ。 親兄弟と仲が良いから大丈夫と考えるのは甘い。 「たとえば共有している兄が亡くなれば、持ち分は義姉や甥、姪に相続されます。兄と仲が良くても、その相続人との関係が良好だとは限りませんし、所在不明で話し合いす
高齢化の進行に伴い、認知症を発症する人は7年後に700万人、高齢者の5人に1人に上ると予測されている。そうした中、認知症医療の第一人者で、昭和49年に認知症を鑑別する「長谷川式簡易知能評価スケール(長谷川式認知症スケール)」を開発した医師の長谷川和夫さん(89)が昨年、自らの認知症を公表した。発症後に感じたこと、伝えたいことなどを聞いた。(聞き手 加納裕子) ◇ ◆特別な待遇しない --認知症になったと、どう自覚しましたか 長谷川和夫医師 まず、時間の観念が薄くなった。今日が何月何日か、日めくりカレンダーで確認しても納得できなくて、何回も確認したのが始まり。また、出かけた後に「鍵をかけたかな」と、家に戻って確認する。その後、また確認したくなる。それを何回も繰り返し、これはおかしい、自分はアルツハイマー病じゃないかと思った。 --診断はどのように 長谷川 1年ちょっと前に医師の息子が僕を診察
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