2024年は円が他通貨をアウトパフォームするとの期待はすっかり消え去った。ストラテジストらは今、年末の円相場が年初の水準から数%以内の上昇にとどまると予想している。 日本銀行がマイナス金利政策の終了に向け準備を進める中、1-2月にかけて対ドルで6%下落した円は3月に入って持ち直した。投資家は19日にも日本で金融政策の正常化が始まるとの観測を強めつつある一方で、米国経済の強さと日米間の利回り格差が広がった状態が続く可能性を警戒する。 野村証券やみずほ銀行、シティグループ証券などはここ1カ月余りの間に円相場の見通しを下方修正した。ブルームバーグの調査で24年末の円相場の予想中央値は1ドル=140円と、昨年末時点の予想の135円から円安にシフトした。足元より約5%円高水準だが、昨年末比では1%に満たない上昇となる。 ポール・マッケル氏率いるHSBCホールディングスのアナリストは11日付のメモで、
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