8月28日、世界の主要中央銀行は2007─08年の金融危機とその後の景気後退がもたらした悪影響を和らげるため、量的緩和(QE)が持つ力を信じて金融システムに潤沢な資金を流し込んできた。香港で13日撮影(2015年 ロイター/Tyrone Siu) [ロンドン 28日 ロイター] - 世界の主要中央銀行は2007─08年の金融危機とその後の景気後退がもたらした悪影響を和らげるため、量的緩和(QE)が持つ力を信じて金融システムに潤沢な資金を流し込んできた。 先鞭をつけたのは米連邦準備理事会(FRB)で、バトンを引き継ぐ形で欧州中央銀行(ECB)が今年になって1兆ユーロ規模の債券買い入れプログラムを始動させ、日銀もまた大規模緩和を続けている。 ただここにきて「量的引き締め(QT)」とでも呼ぶべき逆の力が勢いを持ちつつある。中国が急激な資金流出から自国経済と市場を守ろうと外貨を売却し、他の新興国も
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